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ダメ母のすすめ [<ダメ母のすすめ・・・・新米ママへ>]

 本日は日記初日ゆえ、一応娘の学校の文集のために, 少しは頭をひねって考えた文章を載せさせて頂きます。あとは気楽に書きますからどうぞ気楽にお読みください。( ^-^)
                  
 この順番で三男二女の一番下がようやく中学生になり、子育ても一段落という今になって、言うことがダメ母のすすめではいささか情けないが、生まれついてのそそっかしさと、出来過ぎ母に何でもしてもらって育ってしまった事情が災いして、どう考えても落第母である。

(どう落第かは書くとキリが無いので、もし良かったら薬局のHPにある「ダメ母のすすめ」を御覧下さい。)
 
娘たちはしかし、母親に似ず手早である。

掃除嫌いは母親似だが、友達が来る前日ともなれば、あっという間に部屋を片付ける。

一番下のM子なんぞは、手早の上に口も達者だ。
お世辞にもお勉強が出来るとは言い難いが、四才も年上の三男との喧嘩の時、機関銃のように流れ出る言葉の数々を聞いていると、本当は頭いいんじゃないの?と錯覚するほどだ。
 
もとより彼女たちは母親は当てにできないと知り抜いている。その証拠に、今まで私は一度も家庭科の宿題を娘に頼まれたことが無い。

思えば私が中学の頃、いや高校になっても、パジャマもワンピースも、実はメードバイママだった。

頼まないはずである。恥ずかしながら出来ないのだ。

料理だけは、食いしん坊も手伝って少しはマシと思っていたが、長男に言われるまでも無く、「M子の方がずっと早いし、見栄えがする。」そうである。
あ~あ、ため息。
 
でも世の中の若き母親方、どうか安心して欲しい。こんな親でも、いやこんな親だからこそ、子供はたくましく育つ。

親は、つまり人は当てにならないと踏んで、自分でやるようになる。
考える力は、指図されていたのでは決して身につかない。

有名国立大学に子供二人を進ませた四児の母である友人も、自分はフルタイムで働いて「子育ての秘訣は何もしないこと」と言い放った。
 
それに身近にいい加減な人間がいた方が、世の中を気楽に過ごせるのではないか。

「偉大なお母さんに育つと、子供は縮こまってだめになる。」いつしかそんな妄想を抱きつつ、ダメ母三昧の毎日だ。

いつか娘に聞いたことがある。大きくなったらどんな人になりたい?
答えは意外にも「ママみたいな人!」思わずうるうる来るところだったが、喜ぶのは早かった。

いわく、「ママみたいに三食昼寝付きで楽して暮らしたい。天国みたいだよねえ。」
 
大事なことは親がいなくてもへっちゃらな子供を育てることにある。
私の場合、作為的にそういう環境を作ったわけではない。あくまでも自然の摂理、つまり天然である。ダメ母三昧と書いたが、ダメ母しか出来ないのである。

世の中はしかし良く出来ていて、多分手早な娘達は、子供がやるのを見ていられずについつい手を出し、口を出し、また何も出来ない私のような子供達を育てることになるのではあるまいか?

かくして因果はめぐるのである。





 
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九子

Ujiki.oOさま、こんな古い日記をわざわざ探し出して読んで頂いた事に心より感謝申し上げます。

更新が遅れておりますが、少々ウツのかけらが見つかって安静にしておりました。でも、そのおかげで、だんだん元気が戻ってきたようですので、近々更新できると思います。

本当に有難うございました。
嬉しかったのですぐにコメント御書きしました。読んで下さるといいな。( ^-^)
by 九子 (2014-07-07 13:01) 

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