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おしゃれな知人 [<正統、明るいダメ母編>]

さすがのおばさんファッションが、心なしか恥ずかしいと感じる時がある。先日、例のレトロズボンに、これまた不評の青い格子のフリース上着といういでたちで、ついそこの郵便局まで行った。

このフリーズ上着は、息子のパジャマのお対で付いてきたものだ。新しい頃は目のさめるような青色が美しく、息子が全然手を通さないものだから、もったいながって私がもらうことになった。最初の頃は良かった。街着でも充分通用するほど(というのは、あくまで私の感覚だが・・・(^^;)色使いは私好みだった。ところがフリースなるもの、洗濯すると毛玉が出来るという宿命がある。
最初の頃こそこまめに「毛玉取り器」なる文明の利器で取っていたのだが、もうこの頃は、「毛玉君、勝手におやり!」とばかりつきたい放題にしていた。

だから、レトロズボンに青い格子のフリースは、娘達が毛嫌いする最悪の組み合わせなのである。そしてそれは私にとって、あったかくて着心地の良いぬくぬくぬるま湯ファッションなのであった。(この「ぬるま湯」には怠惰な・・・という意味も含まれることは言うまでもない。)

郵便局へ行く途中、普段はあまり会わない人にあった。うちの近所に住むKさんである。一応親戚で姓は同じだが、あちらはもともとが本家の、由緒正しきお家柄。娘婿さんのKさんも、おぼっちゃん育ちの品の良い人である。今は地元では一応大きな電鉄会社の社長をしているから、普段はお抱え運転手が迎えに来て、街で行き会うことは滅多にない。もちろん社長であるから、いつもきりりとスーツを着こなし、ダンディーこの上ない人である。

いやあ、恥ずかしかったわねえ。思わず下を向いてしまいましたもん。悪いことに、下を向いて初めて気がついたことには、フリースの打ち合わせのところには、牛乳か何かがこぼれた白い染みまで・・・・。(^^;

ああ、思い出すう~。あれは何十年前?(いや、数年前だっけ?(^^;)はたちかそこらの若い頃、実は一度だけKさんとお茶のみをしたことがあったっけ。なんの話したかは、ぜ~んぜん覚えてないけど、「九子チャンって、おしゃれだねえ・・。。」なんて言われて・・・・。

あ~あ、よりによってなんでこんな時会うんだろう。やっぱ「ズク出して」(これ、信州の方言です。ズクとは「やる気」という意味が一番近いかな?だから、「ズク出して」は面倒くさがらずに・・・と解釈してくださいね。( ^-^))一応外着に着替えるべきだったなあ。

それにしてもKさんは、ラフな格好もすごくおしゃれ。おしゃれって本当は「お金のかかった上質なものを身に付ける」っていう意味だよね、絶対に。結局は最初に、高くても良いものを買うべきなんだよね。そうすれば、年月が経てもそれなりに味が出て、誰が見ても「いいもの着てるなあ。」ということになる。あ~あ、これでも昔は一人娘だったから、結構いいもの着せてもらってたんだよね。でも、今じゃ、三男二女の母。身につけてる物上から下までぜ~んぶ足しても、1万円はおろか5000円いかないことも・・・(^^;
こりゃあダメだ!と反省しきり・・・・。

ところで九子さん、充分反省した結果、本日のファッションは?

・・・あの、その・・・、レトロズボンと青い格子縞のフリース姿。(^^;
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