寄付金の話 [<薬のこと、ダメ薬剤師のこと、家のこと>]
あ~あ、今年も来た。
その上、今年のPTA会長は手ごわい。
最初の文面では、「任意ではありますが・・・」という一文が確かに添えられていた。
当然、九子はそのまま見て見ぬ振りをしていた。(^^;
そうしたら、敵もさるもの。
今回は申請書未提出の親に、ばかでかい茶封筒入りの催促状を子供に持たせるという手法に出た。
それでも懲りずに「う~ん、どうしようかなあ。う~ん。」と言っていたら・・・。
あのM子のヤツが、よせば良いのに担任のY先生に言いつけたらしい。
「先生、うちの親、払うの渋ってますよお。」(^^;
そうしたらY先生、「最終的にはお母さんにお任せします・・・。お任せしますが、今回のが再々度のお知らせのはずなので、次回また、再々々度のお知らせが届くと思いますよ~ん。」だって。
あちらさんも大変なのよねえ、きっと。(^^;
信州大学教育学部附属長野中学校・・・。
今年から国立ではなくて、国立大学法人になった。
九子は知っている。
それ以前も、台所事情はそんなに豊かではなかったことを・・。
実は九子は、附属小学校、附属中学校、附属養護学校の学校薬剤師というのをしている。
(えっ?まじで?)
九子もガラじゃないと思うが、父親が九子の小さい頃からやっていた仕事で、父の晩年は九子が運転手兼務で一緒に手伝っていたから、なんとなあく「引き続きお願いします。」と言われて、引きうけざるを得なくなってしまった。
まあ、九子や父親にも出来る程度の仕事ってわけだ。(^^;
事務室やら保健室やらに顔を出すたび、国立ってお金がないのよね~という言葉を何人もの先生方から聞いた。
長野市薬剤師会の学校薬剤師マニュアルには、「複数校を受け持っている場合は、この検査結果提出用紙を学校のコピー機でコピーして使って下さい。」とあるので、最初の頃こそコピーしてもらっていたが、なんかそれも頼み難い雰囲気に気づいて(^^;、今は自前のコピー機でコピーしている。
手当てだって、長野市立の学校の、実は半分だ。
だから三校受け持ってても、市立校一校分にちょっと毛の生えたようなもんである。
だからと言って、この学校薬剤師報酬が、乏しい家計の何がしかの足しになっているんだからして、文句を言う筋合いはない。
まあそんなみみっちい話は置いといて・・・(^^;
これが長男Rの行ってる大学の寄付とでも言うんだったら、余りにも桁はずれで払えませ~んで済む。
というか、実際問題として払えないのだから、九子得意の「正しい言い訳」で、堂々と払えない!と主張出来る。(^^;
ところが・・・。
額が微妙なんだよね~。
一口1万2千円。
もちろん、この額が払えないという家庭はたぶん無い。
九子の家にだって、こんなお金は転がっている。
ただ、転がってるお金は、九子とM氏のお金ではないのだ。(^^;
おじいちゃん、おばあちゃんのお金であったり、薬局の売上金であったり・・・。
九子とM氏のお金はほとんどすべて、長男Rの授業料とM氏の赤字補てんに消えて行く・・・。(^^;
PTA会長Iさんは、実はうん十年前、同じこの信大附属中学校で九子と机を並べた間柄である。
あの頃は九子より小柄で、目立たなかった印象があるが、今では堂々たる体躯で、みなぎる自信を感じさせる力強い話し方をする。
こういう時である。「学校の優等生、社会の優等生にあらず・・。」という言葉がよみがえるのは・・・。( ^-^)
だけど男の人って、なんだかんだ言いながら、役員になるの結構好きなんだよね。
上に立ちたがらない事では定評があると思ってたM氏ですら、三男Yが事もあろうに、真っ先に引いたくじで引き当てて来た(^^;「N高校(くどいようだが名門N高校ではない)長野地区なんとか会長」の役を、結局引き受けた。
くじで当たるなんて、つくづくばかだよねえ。
くじじゃあ、いくらなんでも、結果が歴然としていて断れない。
その上、名門N高校ならいざ知らず、長野市を遠く離れて、息子や娘がN村N高校に通っているなんていう事実すら隠したい親も多いらしく、会合を繰り返しても、時には誰一人出てこないという事もあるそうだ。
(まあその気持ちもわかるような・・・(^^;)
中には会合が始まってから、「オレがなんでこんな会合に来なくちゃならないのか、先生、わかるように説明してください。」と毒づく親もいると聞く。
そんな訳で、先生方はいつもご苦労されてるわけだ。
なんの因果で、こんな学校へ来たのかなあって思うんだろうなあ。(^^;
一応土曜の午後は空いているM氏の方が、売れないとは言え店番せにゃあならない九子よりは出易かろうと言うんで、M氏が引き受けることになった。
「会長とは名ばかりで、皆さんとおんなじ仕事をして頂ければいいのです。」と言われたのも効いた。
まあ名門N高校の会長なんかなら、人によっちゃ、箔が付いて仕事にプラスになるって人もいるだろうが、田舎のN高校じゃ、「だからなんなのよ!」と言われる位がオチだろうが・・・。(^^;
そして、また、寄付金の話に戻る・・・。
1万2千円・・。これに類する金額を、九子は苦心惨憺浮かしたばかりだった。
九子が出た高校の同窓会名簿・・・。
もうすぐ出来ますよってお知らせがあった当初は、どうってことない金額だったのに、ここへ来て出費がかさみ、先日送り付けられたのを、封も切らずに丁重にお返し申し上げたと言う訳だ。(^^;
あ~あ、それにしてもM氏は何をしてるんだろうって?
たぶん読者の皆様にとっては謎だろう。
九子にしたら、なおさら謎だ。
M氏は朝から晩まで、真面目に働きありのごとく働いているのだ。
お酒も飲まない。タバコも吸わない。
まあパチンコは好きだけど・・・・。(^^;
本当に良いお婿さんが来てくれて、九子さんって幸せねえ・・・って友達にも言われて・・・。
それなのに、どうしてお金が貯まらないのよ!
貯まらないだけではない。
借金だけはたまる!
こんなはずじゃあなかった!(^^;
しかも、せまい長野のことである。
PTA会長Iさんにも、17代続く九子家リッチ伝説は、尾ヒレ背ビレがついて伝わっているはずだ。
「おっ、リッチな九子さんちが、まだ出してないぞ。
まとめて十口ど~んと払ってくれるつもりかなあ。
お~、その上、九子さんは学校薬剤師までやってる!
払わん手はないなあ。
あれっ、調べてみたら、去年も払ってないぞ~。
なあに考えてんだあ・・・?
こりゃあ、ビシバシ取り立てなくっちゃ!
(ボキボキ・・・指を鳴らす音)(^^;」
あ~あ、そろそろ年貢の納め時かなあ。
そして文面を良く見たら、月々2千円が6ヶ月間、給食費と一緒に引き落とされることになっていた。
なあんだ!楽勝じゃん!
二千円くらい、食費を削ればすぐに浮く!
・・・・ん?
こうやって書くと、食費、まるでM氏が出してる見たいに聞こえるじゃない!
(^^;(^^;
その上、今年のPTA会長は手ごわい。
最初の文面では、「任意ではありますが・・・」という一文が確かに添えられていた。
当然、九子はそのまま見て見ぬ振りをしていた。(^^;
そうしたら、敵もさるもの。
今回は申請書未提出の親に、ばかでかい茶封筒入りの催促状を子供に持たせるという手法に出た。
それでも懲りずに「う~ん、どうしようかなあ。う~ん。」と言っていたら・・・。
あのM子のヤツが、よせば良いのに担任のY先生に言いつけたらしい。
「先生、うちの親、払うの渋ってますよお。」(^^;
そうしたらY先生、「最終的にはお母さんにお任せします・・・。お任せしますが、今回のが再々度のお知らせのはずなので、次回また、再々々度のお知らせが届くと思いますよ~ん。」だって。
あちらさんも大変なのよねえ、きっと。(^^;
信州大学教育学部附属長野中学校・・・。
今年から国立ではなくて、国立大学法人になった。
九子は知っている。
それ以前も、台所事情はそんなに豊かではなかったことを・・。
実は九子は、附属小学校、附属中学校、附属養護学校の学校薬剤師というのをしている。
(えっ?まじで?)
九子もガラじゃないと思うが、父親が九子の小さい頃からやっていた仕事で、父の晩年は九子が運転手兼務で一緒に手伝っていたから、なんとなあく「引き続きお願いします。」と言われて、引きうけざるを得なくなってしまった。
まあ、九子や父親にも出来る程度の仕事ってわけだ。(^^;
事務室やら保健室やらに顔を出すたび、国立ってお金がないのよね~という言葉を何人もの先生方から聞いた。
長野市薬剤師会の学校薬剤師マニュアルには、「複数校を受け持っている場合は、この検査結果提出用紙を学校のコピー機でコピーして使って下さい。」とあるので、最初の頃こそコピーしてもらっていたが、なんかそれも頼み難い雰囲気に気づいて(^^;、今は自前のコピー機でコピーしている。
手当てだって、長野市立の学校の、実は半分だ。
だから三校受け持ってても、市立校一校分にちょっと毛の生えたようなもんである。
だからと言って、この学校薬剤師報酬が、乏しい家計の何がしかの足しになっているんだからして、文句を言う筋合いはない。
まあそんなみみっちい話は置いといて・・・(^^;
これが長男Rの行ってる大学の寄付とでも言うんだったら、余りにも桁はずれで払えませ~んで済む。
というか、実際問題として払えないのだから、九子得意の「正しい言い訳」で、堂々と払えない!と主張出来る。(^^;
ところが・・・。
額が微妙なんだよね~。
一口1万2千円。
もちろん、この額が払えないという家庭はたぶん無い。
九子の家にだって、こんなお金は転がっている。
ただ、転がってるお金は、九子とM氏のお金ではないのだ。(^^;
おじいちゃん、おばあちゃんのお金であったり、薬局の売上金であったり・・・。
九子とM氏のお金はほとんどすべて、長男Rの授業料とM氏の赤字補てんに消えて行く・・・。(^^;
PTA会長Iさんは、実はうん十年前、同じこの信大附属中学校で九子と机を並べた間柄である。
あの頃は九子より小柄で、目立たなかった印象があるが、今では堂々たる体躯で、みなぎる自信を感じさせる力強い話し方をする。
こういう時である。「学校の優等生、社会の優等生にあらず・・。」という言葉がよみがえるのは・・・。( ^-^)
だけど男の人って、なんだかんだ言いながら、役員になるの結構好きなんだよね。
上に立ちたがらない事では定評があると思ってたM氏ですら、三男Yが事もあろうに、真っ先に引いたくじで引き当てて来た(^^;「N高校(くどいようだが名門N高校ではない)長野地区なんとか会長」の役を、結局引き受けた。
くじで当たるなんて、つくづくばかだよねえ。
くじじゃあ、いくらなんでも、結果が歴然としていて断れない。
その上、名門N高校ならいざ知らず、長野市を遠く離れて、息子や娘がN村N高校に通っているなんていう事実すら隠したい親も多いらしく、会合を繰り返しても、時には誰一人出てこないという事もあるそうだ。
(まあその気持ちもわかるような・・・(^^;)
中には会合が始まってから、「オレがなんでこんな会合に来なくちゃならないのか、先生、わかるように説明してください。」と毒づく親もいると聞く。
そんな訳で、先生方はいつもご苦労されてるわけだ。
なんの因果で、こんな学校へ来たのかなあって思うんだろうなあ。(^^;
一応土曜の午後は空いているM氏の方が、売れないとは言え店番せにゃあならない九子よりは出易かろうと言うんで、M氏が引き受けることになった。
「会長とは名ばかりで、皆さんとおんなじ仕事をして頂ければいいのです。」と言われたのも効いた。
まあ名門N高校の会長なんかなら、人によっちゃ、箔が付いて仕事にプラスになるって人もいるだろうが、田舎のN高校じゃ、「だからなんなのよ!」と言われる位がオチだろうが・・・。(^^;
そして、また、寄付金の話に戻る・・・。
1万2千円・・。これに類する金額を、九子は苦心惨憺浮かしたばかりだった。
九子が出た高校の同窓会名簿・・・。
もうすぐ出来ますよってお知らせがあった当初は、どうってことない金額だったのに、ここへ来て出費がかさみ、先日送り付けられたのを、封も切らずに丁重にお返し申し上げたと言う訳だ。(^^;
あ~あ、それにしてもM氏は何をしてるんだろうって?
たぶん読者の皆様にとっては謎だろう。
九子にしたら、なおさら謎だ。
M氏は朝から晩まで、真面目に働きありのごとく働いているのだ。
お酒も飲まない。タバコも吸わない。
まあパチンコは好きだけど・・・・。(^^;
本当に良いお婿さんが来てくれて、九子さんって幸せねえ・・・って友達にも言われて・・・。
それなのに、どうしてお金が貯まらないのよ!
貯まらないだけではない。
借金だけはたまる!
こんなはずじゃあなかった!(^^;
しかも、せまい長野のことである。
PTA会長Iさんにも、17代続く九子家リッチ伝説は、尾ヒレ背ビレがついて伝わっているはずだ。
「おっ、リッチな九子さんちが、まだ出してないぞ。
まとめて十口ど~んと払ってくれるつもりかなあ。
お~、その上、九子さんは学校薬剤師までやってる!
払わん手はないなあ。
あれっ、調べてみたら、去年も払ってないぞ~。
なあに考えてんだあ・・・?
こりゃあ、ビシバシ取り立てなくっちゃ!
(ボキボキ・・・指を鳴らす音)(^^;」
あ~あ、そろそろ年貢の納め時かなあ。
そして文面を良く見たら、月々2千円が6ヶ月間、給食費と一緒に引き落とされることになっていた。
なあんだ!楽勝じゃん!
二千円くらい、食費を削ればすぐに浮く!
・・・・ん?
こうやって書くと、食費、まるでM氏が出してる見たいに聞こえるじゃない!
(^^;(^^;
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