番外編・・・うつ病あれこれ・・・その4 うつ病のきっかけ [<番外 うつ病編>]
うつ病のきっかけというのが、そもそもあるのだろうか?
たぶん一番考え易いのが、精神的なショックに見舞われた時に発病するというものだろう。
確かにこの考えは一面では当たっている。
しかし、正解ではない・・・というのが、たぶんうつ病歴25回以上の私の結論である。
たとえば前回のうつ病。この日記の常連の方には耳たこの、息子が推薦入学を蹴ってしまったことが引きがねと思われるうつ状態。
今考えても実にばかばかしい理由だが、うつ病の原因を考えてみるのにはわかりやすい。
次男Sは、勉強嫌いだったがそのくせたまに良い点数を取ってくるので、親としてはなんとなく期待してしまう子だった。
ところが案の定不勉強がたたって、いつまでたっても肝心の点数がぱっとしない。
もうここまで来たら、受験に失敗して三流の私立へ行くよりも、附属校推薦で行けるN大へ進学してくれる方が親としてはあり難い。
運良く推薦を決めるテストでも高得点だったし、本人も「その方が良いかな?」と言っていた時期もあった。
当然N大へ行くと思いこんでいた矢先、「オレ、N大へは行かないことに決めたからね。」発言。
その時にはもう、親の出る幕などなく、彼がN大へ行かない事は最終的に決着していた。
ショックだったが、ここまできたらもう、親として他に言うことはない。
「わかった。頑張んなさいよ。」と言い、息子に夢をかけてみるか・・という気持ちになった。
その後息子の部屋で、模試の結果を見つける。
11月の時点で、すべてE判定。つまり合格可能性10%。
目の前真っ暗な気持ちになる。
期待、落胆、不安。
この三つは、うつ状態が起こる時の大事な要素のような気がする。
もし、この直後にうつ病が起きていたのだとしたら、これらがきっかけの全てであると言えると思うが、実はそうではないのだ。
目の前真っ暗から発症まで、実は2週間の猶予がある。
自分なりに自分の気持ちには少しずつ折り合いをつけていたと思っていた。
その2週間の間に、実はもうひとつ、きっかけとは言わないが、大事なポイントがあるのだ。
それは活禅寺の臘八接心(ろうはちせっしん)だ。
お釈迦様が12月8日にお悟りを開かれたのを記念して、活禅寺では毎年12月1日から8日まで、朝3時半から座禅があるのだ。
つまり朝3時に起きる日が一週間続くのである。
これは、体力の無い私にすると、自分で思っている以上に体力を消耗するものであると思う。
体力の消耗、実はこれがうつ病の発症する大事なポイントなのだ。
実は精神的なショックが全く無いのに、うつ病が起こったことがある。
車に頼る生活を脱却しようと、子供が当時通っていた中学校まで自転車で行った。子供の足なら25分ほどの距離かもしれないが、非力な私は片道40分かかった。
往復して帰って来た時は、ひざがガクガクするほど疲れた。
その翌日だろうか、翌翌日だろうか。今度はやはり片道30分ほどのところへ夜自転車に乗って行った。帰ってきた時は、情けないことに口もきけないほどに疲れ切っていた。
翌朝、嫌な夢で目覚めた。そして、うつ病が始まっていたのを知った。
この体験以来、身体がうんと疲れている時、特別なきっかけもなくうつ病が始まることがあることがわかった。
うつ状態を繰り返したくなかったら、身体を疲れ過ぎないように常に気を付けておくことが大事だ。
うつ病をすると、必ず医者に言われる心構え「頑張らないこと!」は、だから、精神的に頑張らない以上に、肉体的に頑張らないことが重要なのである。
カテゴリー健康・メンタルヘルスから始めていらっしゃたお客様、どうもお越し頂き有難うございました。
いつも明るい「九子のダメ母の証(あかし)日記」を書いております九子ですが、体調不良のためお休みさせて頂いて、しばらくの間このカテゴリーで書かせて頂くつもりです。
以前の日記はほとんど全て、もしかしたらウツ状態にあるあなたがお読みになるには、明る過ぎて不適当だと思います。
本当に元気になられて、明るい話題が欲しくなった時に、覚えておいて読んで頂けたら嬉しいです。
あなたが一日も早く元気を取り戻されますように・・・・。
たぶん一番考え易いのが、精神的なショックに見舞われた時に発病するというものだろう。
確かにこの考えは一面では当たっている。
しかし、正解ではない・・・というのが、たぶんうつ病歴25回以上の私の結論である。
たとえば前回のうつ病。この日記の常連の方には耳たこの、息子が推薦入学を蹴ってしまったことが引きがねと思われるうつ状態。
今考えても実にばかばかしい理由だが、うつ病の原因を考えてみるのにはわかりやすい。
次男Sは、勉強嫌いだったがそのくせたまに良い点数を取ってくるので、親としてはなんとなく期待してしまう子だった。
ところが案の定不勉強がたたって、いつまでたっても肝心の点数がぱっとしない。
もうここまで来たら、受験に失敗して三流の私立へ行くよりも、附属校推薦で行けるN大へ進学してくれる方が親としてはあり難い。
運良く推薦を決めるテストでも高得点だったし、本人も「その方が良いかな?」と言っていた時期もあった。
当然N大へ行くと思いこんでいた矢先、「オレ、N大へは行かないことに決めたからね。」発言。
その時にはもう、親の出る幕などなく、彼がN大へ行かない事は最終的に決着していた。
ショックだったが、ここまできたらもう、親として他に言うことはない。
「わかった。頑張んなさいよ。」と言い、息子に夢をかけてみるか・・という気持ちになった。
その後息子の部屋で、模試の結果を見つける。
11月の時点で、すべてE判定。つまり合格可能性10%。
目の前真っ暗な気持ちになる。
期待、落胆、不安。
この三つは、うつ状態が起こる時の大事な要素のような気がする。
もし、この直後にうつ病が起きていたのだとしたら、これらがきっかけの全てであると言えると思うが、実はそうではないのだ。
目の前真っ暗から発症まで、実は2週間の猶予がある。
自分なりに自分の気持ちには少しずつ折り合いをつけていたと思っていた。
その2週間の間に、実はもうひとつ、きっかけとは言わないが、大事なポイントがあるのだ。
それは活禅寺の臘八接心(ろうはちせっしん)だ。
お釈迦様が12月8日にお悟りを開かれたのを記念して、活禅寺では毎年12月1日から8日まで、朝3時半から座禅があるのだ。
つまり朝3時に起きる日が一週間続くのである。
これは、体力の無い私にすると、自分で思っている以上に体力を消耗するものであると思う。
体力の消耗、実はこれがうつ病の発症する大事なポイントなのだ。
実は精神的なショックが全く無いのに、うつ病が起こったことがある。
車に頼る生活を脱却しようと、子供が当時通っていた中学校まで自転車で行った。子供の足なら25分ほどの距離かもしれないが、非力な私は片道40分かかった。
往復して帰って来た時は、ひざがガクガクするほど疲れた。
その翌日だろうか、翌翌日だろうか。今度はやはり片道30分ほどのところへ夜自転車に乗って行った。帰ってきた時は、情けないことに口もきけないほどに疲れ切っていた。
翌朝、嫌な夢で目覚めた。そして、うつ病が始まっていたのを知った。
この体験以来、身体がうんと疲れている時、特別なきっかけもなくうつ病が始まることがあることがわかった。
うつ状態を繰り返したくなかったら、身体を疲れ過ぎないように常に気を付けておくことが大事だ。
うつ病をすると、必ず医者に言われる心構え「頑張らないこと!」は、だから、精神的に頑張らない以上に、肉体的に頑張らないことが重要なのである。
カテゴリー健康・メンタルヘルスから始めていらっしゃたお客様、どうもお越し頂き有難うございました。
いつも明るい「九子のダメ母の証(あかし)日記」を書いております九子ですが、体調不良のためお休みさせて頂いて、しばらくの間このカテゴリーで書かせて頂くつもりです。
以前の日記はほとんど全て、もしかしたらウツ状態にあるあなたがお読みになるには、明る過ぎて不適当だと思います。
本当に元気になられて、明るい話題が欲しくなった時に、覚えておいて読んで頂けたら嬉しいです。
あなたが一日も早く元気を取り戻されますように・・・・。
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