何で今さら・・・(^^;「マディソン郡の橋」 [<九子の読書ドラマ映画音楽日記>]
本当は、昔買った「ER」のビデオを探したかった。
それがどうしても見つからない。
まあ、こう言うことは九子の家では良くあることだ。
いちいち目鯨立ててたら、とても我が家では暮らして行けない。
そのうち忘れた頃になって、どっかから転がり出てくるよ。
出来すぎ母の目にとまって、捨てられさえしていなければ・・・。(^^;
かわりに見つかったのが、「マディソン郡の橋」だった。
実は、九子は怒っている。
長野ケーブルテレビは、開局以来続けていたCNNの放映を、9月からなんの前触れもなく終了してしまった。
以前も書いたように、朝のワイドショー3局がどれも面白くない時に、見るともなく見、聞くともなく聞いていた(おお、なんて上手な言い方!まるで九子が英語を理解して聞いていたようじゃありませんか。(^^;)CNNが見られなくなってしまうと言うことは、九子の楽しみの何分の一かを奪われてしまったという事なのですよ。
あんたら、わかってる?・・・・と言うわけで、早速お得意のクレームメール。(^^;
返事は忘れた頃にやってきた。
「お客様のような放送局変更に伴う苦情が、実は一番多いのです。皆さますべての御意向に沿う形にはなかなか行かないのが現状です。申し訳ありませんが、お客様ご贔屓のチャンネルに付きましては、スカイパーフェクトTVをご利用ください。」
予想通りの答えだったわね。(^^;
それがさあ、サッカーワールドカップかなにかに乗せられて、スカパーの機械をタダにするって言われて加入したのが3年前・・・・。
何しろ何に弱いって、タダって言葉にはなすすべもない九子でした。(^^;
良く考えたら一局も見なくても毎月の会費ってので引かれていて、しかも3年間は退会禁止。
その3年間がやっとこの7月をもって終わったところだったのよ。
3年間、合わせて数時間も見てないのに・・・。
(あおいさんに言ったら、こんな目(◎_◎;) されそう・・・。)
結局機械代は、会費という名目で全額払わされたってことじゃないの。
やっと7月いっぱいでやめたスカパーを、またわずか一ヶ月やそこらで入るなんてどの面下げて言えますかって。(^^;
そこで今まで見てたCNNの代わりの何かが欲しい・・・ということで、お蔵入りのビデオでも見てみましょうかという事になった次第である。
「ER」は、チョッコさんが薦めて下さった。
でも無いもんは仕方がない。
そのうちまたひょっこりと出てくるのを期待しよう。( ^-^)
マディソン郡の橋の画像
マディソン郡の橋
始めて見た時は「なんでこんな映画が流行るんだ!」と思った。
生活に疲れた中年女性が、旅行者と不倫したってだけでしょ・・。
今なら言える。
あの時の九子は、この映画の良さに気づくには若すぎたと言うことを・・・。
二人がダンスに興じる場面で流れる怠惰なトランペットやピアノの音色を聞いているうちに、はっとさせられた。
ああ、この感じ。これは胸に響くんじゃないよ。心に響くんじゃない。
子宮にキュッと来るんだよね。
そして、考えた。
日本中の冬ソナ人気も、結局はこれと同じことなのかもしれない。
現実の生活に夢を見い出せない主婦たちが、とりあえず目の前にあった手近な夢物語にすがりつく。そして、子宮をキュッとさせる。
十年前は「マディソン郡の橋」、そして今は韓国映画。
結ばれぬ恋には変わりが無い。
結局結論を出したのは、ロバートではなくフランチェスカだった。
誠実な主人を裏切るなんて出来ない。
子供たちをこの町で、不倫女の子供として、石持て追われるようにこそこそと生きていかせることなど出来ない。
(そういう時代、そういう土地柄だった。)
ロバートと言えば、雨の中、未練がましく会いに来て、フランチェスカの決心をゆすぶらせただけ・・。
彼女の決断が正しかったことは、映画の終わりが証明する。
ただ、そうしなかった人生をもう一度生き直すことが出来ないのも事実だ。
女性たちよ。賢くなろう。
四日間の恋にあなたの過去をすべて捨て去るも良し、かけがえの無い思い出として胸にしまって生きるのも良し・・・。
人生、あなたの決断と、それをどう受け止めるか次第ですよ。( ^-^)
以前見た時、クリント・イーストウッド扮するロバートが写真家として勤めている会社名など耳に入らなかったのだが、字幕にはない彼の会社は、知る人ぞ知る「ナショナルジオグラフィック」だった。日本版はこちら。
彼謙遜していたが、さぞや、一流のカメラマンなんだろう。
マディソン郡の橋を、九子の英語の先生だったジョン先生は、一緒に習っていたMikiさんを連れて実際に見に行っている。
ジョン先生、実はアイオワの出身なのだ。
残念な事に、この橋は今は無い。
数年前に台風だったかなんだったかで、壊れてしまったという話を聞いた。
なんでも正確を期すために念入りに調査する九子の性分として??・・(^^;、さっき調べてみたら、なんと橋は放火されたのだった。
映画で使われたフランチェスカの住んでいた家なども、ことごとく焼けてしまったということで、犯人逮捕には41,000ドルの報奨金が出ていた。
ジョン先生が言っていた。
昔アメリカには、一生海というものを見ずに生涯を終える人もたくさんいたって。
「マディソン郡の橋」を見て、そういう人々が本当に居た事を素直に信じた。
昔と言っても、たった50年かそこら前の話。
狭い土地の中で、人の目と噂話が彼らの法律で・・・。
大きな世界があることすら知らず、一生を同じ一日のように生きていた人々が・・。
ジョン先生のお母さんに、数回お手紙を書いたことがある。
一度だけ、父が海外から安く買って来た色黒九子には決して似合わない(^^;白と赤の小さなスカーフを差し上げたことがあった。
その頃もう80歳くらいだったお母さんは、日本人がくれたスカーフがよほど珍しかったためか、こちらが恐縮するほど喜んで、手紙を下さった。
「あなたの手紙は、全部とってある。毎日読んでいるのよ。その上素敵なスカーフまで。もったいなくて使えないわ。」
ちようどフランチェスカと同時代の人だったと思う。
彼女もまた、大切な人に会う大事な夜のために、州都デモインまで上等のドレスを買いに行ったのだろうか。
彼女も今は亡い。
たった50年で、アメリカも日本もずいぶん変わった。
アメリカより更に遅れていたはずの日本でも、いまや女房殿が幅を効かせ、夢を追い続けるわが女房に、ご主人方はたじたじだ。
こんなに女性が幸せになったのに、幸せと感じる女性があまり多く無いのはどうしてなのか?
幸せってせいぜいポケットに入るくらいの大きさじゃないと、目に入り難いのかな?
それともうひとつ。
降って湧いたように出てきて、答えが見つからない難問がある。
女性なら多分、子宮に響く感じってわかって頂けると思うのだが、男性って一体、肉欲的な衝動ってどこに響くのだろう?
九子の日記の読者には、慎み深い男性がちらほらいらっしゃるばかりなので、この際りりこさんの所へでも行って、あけっぴろげな男性諸氏にインタビューして来ようかな?( ^-^)
万が一、この日記を読んでビデオを買いたくなったという殊勝な方いらっしゃいましたら、くれぐれもAmazon検索で、日本人的発音のまま「マジソン郡」なんて書かないで下さいね。
出て来ませんから・・・。
・・・ん?
ひょっとして、九子さん?
・・・・・・・・・(^^;
★お詫び☆ さきほど九子、良く見ていなかったビデオの冒頭部分を見まして、アメリカの代表的地理雑誌「National geographic」及び会社名がビデオの中でもはっきりと出ていた事を確認致しました。 「会社名が出ていなかった」というのは謝りです。お詫びして訂正させて頂きます。m(_ _)m
それがどうしても見つからない。
まあ、こう言うことは九子の家では良くあることだ。
いちいち目鯨立ててたら、とても我が家では暮らして行けない。
そのうち忘れた頃になって、どっかから転がり出てくるよ。
出来すぎ母の目にとまって、捨てられさえしていなければ・・・。(^^;
かわりに見つかったのが、「マディソン郡の橋」だった。
実は、九子は怒っている。
長野ケーブルテレビは、開局以来続けていたCNNの放映を、9月からなんの前触れもなく終了してしまった。
以前も書いたように、朝のワイドショー3局がどれも面白くない時に、見るともなく見、聞くともなく聞いていた(おお、なんて上手な言い方!まるで九子が英語を理解して聞いていたようじゃありませんか。(^^;)CNNが見られなくなってしまうと言うことは、九子の楽しみの何分の一かを奪われてしまったという事なのですよ。
あんたら、わかってる?・・・・と言うわけで、早速お得意のクレームメール。(^^;
返事は忘れた頃にやってきた。
「お客様のような放送局変更に伴う苦情が、実は一番多いのです。皆さますべての御意向に沿う形にはなかなか行かないのが現状です。申し訳ありませんが、お客様ご贔屓のチャンネルに付きましては、スカイパーフェクトTVをご利用ください。」
予想通りの答えだったわね。(^^;
それがさあ、サッカーワールドカップかなにかに乗せられて、スカパーの機械をタダにするって言われて加入したのが3年前・・・・。
何しろ何に弱いって、タダって言葉にはなすすべもない九子でした。(^^;
良く考えたら一局も見なくても毎月の会費ってので引かれていて、しかも3年間は退会禁止。
その3年間がやっとこの7月をもって終わったところだったのよ。
3年間、合わせて数時間も見てないのに・・・。
(あおいさんに言ったら、こんな目(◎_◎;) されそう・・・。)
結局機械代は、会費という名目で全額払わされたってことじゃないの。
やっと7月いっぱいでやめたスカパーを、またわずか一ヶ月やそこらで入るなんてどの面下げて言えますかって。(^^;
そこで今まで見てたCNNの代わりの何かが欲しい・・・ということで、お蔵入りのビデオでも見てみましょうかという事になった次第である。
「ER」は、チョッコさんが薦めて下さった。
でも無いもんは仕方がない。
そのうちまたひょっこりと出てくるのを期待しよう。( ^-^)
マディソン郡の橋の画像
マディソン郡の橋
始めて見た時は「なんでこんな映画が流行るんだ!」と思った。
生活に疲れた中年女性が、旅行者と不倫したってだけでしょ・・。
今なら言える。
あの時の九子は、この映画の良さに気づくには若すぎたと言うことを・・・。
二人がダンスに興じる場面で流れる怠惰なトランペットやピアノの音色を聞いているうちに、はっとさせられた。
ああ、この感じ。これは胸に響くんじゃないよ。心に響くんじゃない。
子宮にキュッと来るんだよね。
そして、考えた。
日本中の冬ソナ人気も、結局はこれと同じことなのかもしれない。
現実の生活に夢を見い出せない主婦たちが、とりあえず目の前にあった手近な夢物語にすがりつく。そして、子宮をキュッとさせる。
十年前は「マディソン郡の橋」、そして今は韓国映画。
結ばれぬ恋には変わりが無い。
結局結論を出したのは、ロバートではなくフランチェスカだった。
誠実な主人を裏切るなんて出来ない。
子供たちをこの町で、不倫女の子供として、石持て追われるようにこそこそと生きていかせることなど出来ない。
(そういう時代、そういう土地柄だった。)
ロバートと言えば、雨の中、未練がましく会いに来て、フランチェスカの決心をゆすぶらせただけ・・。
彼女の決断が正しかったことは、映画の終わりが証明する。
ただ、そうしなかった人生をもう一度生き直すことが出来ないのも事実だ。
女性たちよ。賢くなろう。
四日間の恋にあなたの過去をすべて捨て去るも良し、かけがえの無い思い出として胸にしまって生きるのも良し・・・。
人生、あなたの決断と、それをどう受け止めるか次第ですよ。( ^-^)
以前見た時、クリント・イーストウッド扮するロバートが写真家として勤めている会社名など耳に入らなかったのだが、字幕にはない彼の会社は、知る人ぞ知る「ナショナルジオグラフィック」だった。日本版はこちら。
彼謙遜していたが、さぞや、一流のカメラマンなんだろう。
マディソン郡の橋を、九子の英語の先生だったジョン先生は、一緒に習っていたMikiさんを連れて実際に見に行っている。
ジョン先生、実はアイオワの出身なのだ。
残念な事に、この橋は今は無い。
数年前に台風だったかなんだったかで、壊れてしまったという話を聞いた。
なんでも正確を期すために念入りに調査する九子の性分として??・・(^^;、さっき調べてみたら、なんと橋は放火されたのだった。
映画で使われたフランチェスカの住んでいた家なども、ことごとく焼けてしまったということで、犯人逮捕には41,000ドルの報奨金が出ていた。
ジョン先生が言っていた。
昔アメリカには、一生海というものを見ずに生涯を終える人もたくさんいたって。
「マディソン郡の橋」を見て、そういう人々が本当に居た事を素直に信じた。
昔と言っても、たった50年かそこら前の話。
狭い土地の中で、人の目と噂話が彼らの法律で・・・。
大きな世界があることすら知らず、一生を同じ一日のように生きていた人々が・・。
ジョン先生のお母さんに、数回お手紙を書いたことがある。
一度だけ、父が海外から安く買って来た色黒九子には決して似合わない(^^;白と赤の小さなスカーフを差し上げたことがあった。
その頃もう80歳くらいだったお母さんは、日本人がくれたスカーフがよほど珍しかったためか、こちらが恐縮するほど喜んで、手紙を下さった。
「あなたの手紙は、全部とってある。毎日読んでいるのよ。その上素敵なスカーフまで。もったいなくて使えないわ。」
ちようどフランチェスカと同時代の人だったと思う。
彼女もまた、大切な人に会う大事な夜のために、州都デモインまで上等のドレスを買いに行ったのだろうか。
彼女も今は亡い。
たった50年で、アメリカも日本もずいぶん変わった。
アメリカより更に遅れていたはずの日本でも、いまや女房殿が幅を効かせ、夢を追い続けるわが女房に、ご主人方はたじたじだ。
こんなに女性が幸せになったのに、幸せと感じる女性があまり多く無いのはどうしてなのか?
幸せってせいぜいポケットに入るくらいの大きさじゃないと、目に入り難いのかな?
それともうひとつ。
降って湧いたように出てきて、答えが見つからない難問がある。
女性なら多分、子宮に響く感じってわかって頂けると思うのだが、男性って一体、肉欲的な衝動ってどこに響くのだろう?
九子の日記の読者には、慎み深い男性がちらほらいらっしゃるばかりなので、この際りりこさんの所へでも行って、あけっぴろげな男性諸氏にインタビューして来ようかな?( ^-^)
万が一、この日記を読んでビデオを買いたくなったという殊勝な方いらっしゃいましたら、くれぐれもAmazon検索で、日本人的発音のまま「マジソン郡」なんて書かないで下さいね。
出て来ませんから・・・。
・・・ん?
ひょっとして、九子さん?
・・・・・・・・・(^^;
★お詫び☆ さきほど九子、良く見ていなかったビデオの冒頭部分を見まして、アメリカの代表的地理雑誌「National geographic」及び会社名がビデオの中でもはっきりと出ていた事を確認致しました。 「会社名が出ていなかった」というのは謝りです。お詫びして訂正させて頂きます。m(_ _)m
[マジソン郡 ?]
度々「この訳はどうも…」というご指摘をいただくMIYUです。
(時々その分野で研究をなさっている方からも …… 汗)
先日コメントをいただいた後、あまり「翻訳」というものを考える足しにはならないなぁと思いながら、自分がどうやって文章をでっちあげているのかについて<A href="http://www.mypress.jp/v2_writers/miyu_desu/story/?story_id=665247">改めて考えてみました</A>。
「お答え」でなく「お返事」という事で、置いていきますね。
PS.「マジソン郡」と書いて探せるようになるのはいつだろうと思う今日この頃です。
by MIYU (2004-09-18 01:51)
[ピュアなもの]
私は「マディソン郡の橋」はみていないので、このことに
ついては、何もかけないです。
ただ、「冬ソナ」について、2・3日前の新聞にこんなことが
書いてありました。
なぜ、冬ソナを好きかって聞かれても、困るんだよね。
ぺ・ヨンジュンが好きなわけでもない。お話の筋が好きな
わけでもない。
そう、「冬ソナ」を好きな自分が好きのかもしれない。
これだ。私もって思った。
ユンソクホ監督が、この映画で何を伝えたかったと聞かれて、
「今の世の中は強いものが有利ですが、善良さ、素直さ、純
粋さ、美しさを持つ人にも希望があることを伝えたかった。」
ってね。
だからかな?
他のドラマも好きなものはあるんだけど、「冬ソナ」のように
人と一緒に見ようとか、あの場面どうだった?なんて話題に
することはない。
そういう現象が日本中に広がったんでしょうね。
「冬ソナ」人気の中にはぺヨンジュンが好きな人ばかりでは
ないと思いますよ。
by チョッコ (2004-09-18 08:42)
[MIYUさん!]
大変長文のお返事を書いて頂きまして恐縮です。
有難うございます。
もしおわかりでない方のために、MIYUさんのプログ「今日のNature」を下にリンクしておきます。
アメリカの科学雑誌Natureを翻訳して載せていらっしゃいます。
お返事に付いては、私もそちらに伺って書かせて下さいね。( ^-^)
by 九子 (2004-09-18 12:45)
[Re:ピュアなもの]
>ユンソクホ監督が、この映画で何を伝えたかったと聞かれて、
「今の世の中は強いものが有利ですが、善良さ、素直さ、純
粋さ、美しさを持つ人にも希望があることを伝えたかった。」
>そう、「冬ソナ」を好きな自分が好きのかもしれない
なるほど!と思いました。
「マディソン郡の橋」でも、母が父で無い男を好きになったと聞いて、最初は、特に息子が、とても軽蔑するのですが、二人の間には、その息子さえも、最後には感動させるような愛があったということなのです。
それを子ども達に最後まで隠しておくのではなく、自分が生きた証として堂々と伝えて逝った母。
彼女の気持に流れるものもピュアだったと思います。
>他のドラマも好きなものはあるんだけど、「冬ソナ」のように
人と一緒に見ようとか、あの場面どうだった?なんて話題に
することはない。
そう言えば、映画見て、感想を言い合うってあんまりないですよね。
その前に、九子は映画自体をあまり見ませんが・・・。(^^;
「冬ソナ」って、良かれ悪しかれ、話題の多い映画ですね。
私が見るのは、いつのことだろう・・・。( ^-^)
by 九子 (2004-09-18 12:58)