SSブログ

地すべり [<学校の話、子供たちの話>]

本日より、「九子のダメ母の証(あかし)日記」が2年目に突入である。
何か特別仕立てで飾りたかった気もするが、忘れてしまわないうちに身近なニュースのご報告をさせて頂く。

新潟県中越地震の事にばかり目を奪われていたら、お膝元でひどい地すべりが起きた。
長野市の隣の中条村である。
何を隠そう、三男Yの高校がある村である。(^^;

ニュースやワイドショーで全国区で流れたから、御覧になった方もいらっしゃるかもしれない。
川に面したバス道路の片側が突然崩壊し、バス停も電柱も何もかも川の中に落ちた。

崩落の起きた時間を知って青ざめた。
朝の10時過ぎ・・・。

実は当日の朝7時頃に学校から緊急の電話が入り「再び崖崩れが起きましたので、今日は休校になりました。」という連絡があったばかりだったからだ。

あのまま普通にバスが動いていたならば・・・・・・。


もともとあの道は、国道が長雨による地すべりで通行止めになったため、信州新町に続く最大の迂回路だったのだ。最初の地すべりも結構規模が大きく、地元のメディアでは大見出しで取り上げられた。

今回の地すべりのため、長野市と松本市を結ぶ道路は、いよいよ高速道路だけになった。

今年、彼の周辺は全国的に注目を浴びた。

秋の熊騒動で、木に上って柿を食べてる熊君が登場したのを覚えていらっしゃる方もおいでだろうが、あれも彼のバスが毎日通る沿線の七二会(なにあい)という部落であった。

彼はしかし、そんな事よりも、頻繁に学校が休みになることの方に気持ちを奪われていた。(^^;

一番喜んだのは、彼が毛嫌いしていた「30キロ強歩大会」が中止になった事だった。

強歩大会というのは、競歩と違っていくら走っても良いのだそうだ。
まあいうなれば、歩いても良いマラソン大会みたいなもんだそうである。

N高校は、行事が多い。
普通の高校で考えられる、ありとあらゆる行事は網羅されている。

学校の規模が小さいので、たとえば修学旅行で沖縄に行っても、大きな高校では到底泊まれない小浜島に泊まれるなんていう利点もある。

先日の学園祭でもラモス・ルイ選手が来たらしいが、全校でも百数十人なので、欲しい人にはサインをくれたらしい。

今回崩落した現場では、実は11月に化石採集の会が予定されていたのだそうだ。

石拾いが趣味の彼にとって、唯一悔やまれる出来事だったに違いない。(^^;

ニュースでは、道路の復旧には最低でも2週間はかかるという話だった。
もちろん彼は大喜びだ。「バンザ~イ!これでずっと休みだぞ~!」

夕方になって再び担任の先生から電話が入った。

「明日から、普通に授業を行う。通行止めになってる直前でスクールバスが止まるから、あとは歩いて学校へ来なさい。授業開始時間は通常通り。まあ、30分も歩けば学校へ着くから・・・・・・。」

N高校とは、こういう高校である。( ^-^)

彼の笑顔が突然ひきつったのは言うまでもない・・・。

あっ、顔面麻痺のせいもありましたが・・・。(^^;
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

あんじょさん車輪の下 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。