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韓国が死んでも日本に追いつけない18の理由  [<九子の読書ドラマ映画音楽日記>]

韓国が死んでも日本に追いつけない18の理由の画像
九子のあまのじゃくな性格を知っている方々には、なぜ九子が数ある(○ックオフにある100円)本の中からこの本を選んで語ろうとしているかを、容易に理解されるに違いない。(^^;

世の中は韓流ブームだそうである。

ぺ・ヨンジュン氏を頂点とする韓国スター軍団が、日本の、もう分別盛りの奥様方を魅了してやまないのだそうである。

ペ・ヨンジュン氏がいつも笑顔を絶やさず、ファンを大切にし、氏を追いかけてけが人が出た時などには、自分に全責任があるかのごとく悲痛の表情を浮かべ、写真集では短期間に鍛え上げられた肉体美を披露し・・・・、これを見る限りにおいては、氏は稀に見る努力と忍耐の人であろうし、奥様方が熱を上げられる気持ちも良くわかる。

が、しかし・・・。

彼は韓国人なのである。
中国人と同様の大陸的気質を持った韓国人なのである。

これから申し上げることが読んでくださる方にとって不快であったら大変申し訳無い。

九子にとって今までマスコミで取り上げられた韓国の普通の人々というのは、必ずと言って良いほど、テレビカメラの前ですら、自分の感情(多くの場合、それは怒りの感情であることが多かったが・・・)を包み隠すことなくストレートにぶつけ、言い争い、時にはつかみかかり、負のエネルギーのすべてをその一瞬に燃焼させようとする人々に写った。

そしてそれは、いくら外見が日本人の我々と似ていようとも、怒りをストレートにぶつけることをむしろ恥じとさえ考える日本人の気質とはあまりにもかけ離れているように思えた。

黄砂舞いあがる不毛の大地で生き残り、いづこからとも無く襲い来る無数の敵を蹴散らして生き延びねばならなかった大陸の人々。

四方を海と言う天然の要塞に囲まれ、とりあえずは自分たちだけの安穏とした生活を労せずして与えられていた日本人とは国民性がおのずと違ってあたりまえだろう。


だから、何なの?
ごもっとも!

そういう民族の熱い血をひた隠しにしてただただ微笑む忍耐の人ヨン様は、確かにすごい。
それは九子も認める。

ただ九子みたいに面倒くさがりの人間には、気心の知れた日本人の我が夫M様の方が、長くつきあうには、ほとんど怒らないから楽だし、考えてること良くわかって(つまり単純で(^^;)いいわよお・・・というだけの話なのである。

それともう一つ。
ほとんど韓国テレビもビデオも見たことが無い九子に語る資格が無いことは十分承知の上だが、「冬ソナ」以来の韓国ドラマブームの陰なる火点け役は、吹き替えに使われている日本語の美しさなのではあるまいか?

例えば先日NHKテレビ(?)の予告かなんかで、「あなたを大切に思う。」と美男の俳優さんの吹き替えの声が言っているのを聞いた。

今時若い日本人の恋人で「あなた」などという美しい日本語を口にする人などいないのではないか?
せいぜい名前を呼びすてにするか、ニックネームか・・・。

当然若い人向きのドラマでは、恋人を「あなた」とは呼ばない。
ましてや、「あなたを大切に思う。」なんて、ちゃんちゃらおかしくて誰が言えるかよ~ってのが、最近の日本人の本音なのではないだろうか?

でも戦前戦後の日本では、小津安二郎作品などに代表されるような、本当に美しい日本語が使われていたのだ。

尊敬語、謙譲語、丁寧語。
「お父様ったら、お身体に気をつけて下さらなかったらいやよ。」
その中に込められる女性の優しさ、しとやかさ、弱さ、そして媚。

こういう言葉を日常会話で毎日使っている日本女性が果たして何人いるだろう?

よくわからないながら韓流映画ブームを考えてみるとき、それは訳されている日本語の美しさに、失ってしまった古き良き日本女性へのノスタルジックな思いが、奥様方の心に去来するからではないか・・というような気もして来る。

まあもちろん、原作の韓国ドラマが若者言葉を受けつけないような美しい純愛ストーリーなのだろうけれど・・・。


前置きがずいぶん長くなった。
しかしこれは作戦である。(^^;

韓国が死んでも日本に追いつけない18の理由は、九子の苦手とする経済と歴史の記述の多い本であった。まあ、それが全部と言っても良い。要するに社会科の授業を聞いている気になる。

もともと日本の大商社「○ーメン」の駐在員であり30年以上韓国に住んだ著者=百瀬 格氏が書いた本であるから、それも仕方なかろう。

びっくりしたのは、この本はまず韓国語で書かれて韓国でベストセラーになった後、邦訳されたのだそうだった。

こんなタイトルの本が、韓国で受けいれられたと言うのがまず驚きであった。
最初に、この本を推薦するという多くの韓国の人々のコメントが出ている。

18の中身を精査するのは、経済と歴史の得意な皆様にゆだねる。(^^;

韓国人が読んだらかなり手厳しいと思う事がたくさん書いてあるのだが、一方で決して韓国の人々をけなしている訳ではなく、「こうすれば韓国は日本と同じように成功することができますよ。」と具体的な例をたくさん挙げて、韓国の人々の心を鼓舞している。

日本人韓国人、どちらの側から読んでも不快にならないように容易周到に書かれた本であり、さすが
日本の総合商社(sogoshosha)社員の気配りの行き届いた本だ。

一つだけ九子がほほうっ!と思った事を述べると、何がなんだかよくわからなかった「総合商社」という会社は、実は明治の昔から(いや、もっと以前から・・)海外と貿易をするだけではなく、外国の情報を集めると言うのが大事な役目なのだそうだ。

たとえば無敵を誇ったスペインのバルチック艦隊が日本海軍に敗れた訳は、当時の総合商社が艦隊の給油場所の情報を日本政府に流したから・・・という話も載っていた。

なるほど!長野市の名門N高から東大に入り、「○紅」に入ったかつての同級生を知っている。
総合商社というのは、エリートを募って諜報部員まがいの仕事をさせるところなのか・・・と合点がいった次第だ。


この日記をどこのスレッドから投稿しようかと迷った。
本来なら「読書・・おすすめの一冊」あたりだろう。

「韓国ドラマ」・・・も考えたが、さすが袋叩きにあいそうで(^^;思いとどまった。
結局「冬のソナタ」スレッドに落ちついたのは、ドラマ自体のブームが落ちついてきたせいか、醒めた見方の日記もちらほら見うけられたからだ。

九子と同じ世代の日本人の奥様方!
韓国イケ面俳優さんよりも、いつもあなたのそばにいて、とりあえずあなたにお給料を運んでくれる、さえない日本男児を大切にしよう!

いくらあなたがお熱を上げても、どの道ヨン様があなたを養ってくれるはずはないのだから・・・。


☆またまた九子得意の知ったかぶりでミスがありましたのでお詫びして訂正致します。 バルチック艦隊はスペインではなくて、帝政ロシアの無敵艦隊だそうであります。(ちなみにスペインの無敵艦隊を破ったのはイギリスとのこと) よく考えれば、スペインの船がアジアくんだりまで来るはず無いのにね。(^^; 以上お詫びして訂正致します。 お知らせ下さったNEさん、有り難うございました。( ^-^)
タグ:ドラマ 韓国
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コメント 4

チョッコ

[韓国と日本]
先日ラジオを聴いていたら、ある作家が言ってたって。
「冬ソナ」にはまる人は今の生活に何らかの不満がある人で、
「冬ソナ」に興味がない。見てないという人はやりがいの仕
事をしている人か、ほかにすごく好きな人がいるかの人だって。

ふうんと思って聞いたよ。
とすると九子さんは、現実の生活に満足されているのだろうか。

私は娘に誘われて「冬ソナ」に見入りました。
でも、ぺ・ヨンジュンファンではないですね。
ぺ・ヨンジュンをおっかけようとも「冬ソナ」ゆかりのツアーを
しようとも思いませんね。

でも、九子さんのいうとおり、日本語の訳し方がうまい、日本語自体がきれいなことばだということはあると思いますよ。
それと韓国語と日本語の共通点もあるように思います。
韓国ドラマの中で、ことば使いを正される場面が出てくるんで
す。韓国語はよくわかりませんが、日本語の敬語に近い言い方が
あるんでしょうね。

それといまはハングル文字で表されますが、約束ということばは
韓国にもそのまま使われてるみたいです。

その昔、日本に伝わった文化は韓国を経ていますよね。
韓国のドラマをみているとルーツは同じとか、このあたりは
違うよねという感じがあっておもしろいです。

以前にも書いたかもしれませんが、いまNHKBSでやっている
「チャングムの誓い」はみていらっしゃいませんか?
これは今までの韓国ドラマとはかなり違います。
韓国王宮の料理人から王の主治医になった女性のサクセス
ストーリーです。

うちの三女もそうだけど、三女のピアノの先生もいままで
韓国ドラマはどうもといわれていた人もこれはおもしろい
ってみてます。

まあ、日本の大奥にも似ていますが、食と薬の結びつきとか
漢方薬に通じる話とかなかなか興味深いお話です。
このドラマの中で黄砂に対する生活の知恵の話も出てましたよ。
by チョッコ (2004-12-12 09:44) 

せり

[きれいな日本語]
>吹き替えに使われている日本語の美しさなのではあるまいか?

分析するどい! うん、そうだわ、と納得しました。
きれいな日本語話す人が少ないものね。
われわれ世代だってそうだし(反省せねば)、若い人は言うにおよばず。
恋人同士の話ではないけれど、自分の子どもに「てめぇ」なんて
声を掛ける若い母親だってこの頃いっぱいいる。
信じられない粗雑さ。
by せり (2004-12-12 10:20) 

九子

[チョッコさん!]
>「冬ソナ」にはまる人は今の生活に何らかの不満がある人で、
「冬ソナ」に興味がない。見てないという人はやりがいの仕
事をしている人か、ほかにすごく好きな人がいるかの人だって。
 
やりがいのある仕事や好きな人のことはさておき、九子はまあ幸せに暮らしてはおります。だからまあ、たしかに不満というのは少ないかもしれません。

「チャングムの誓い」と言うのは,確かに何やら面白そうなドラマですね。九子の場合、「見たら嵌まりそう・・。」というのが潜在的な恐怖心となって、なんとしても見るものか!と無理してるのかもしれません。何しろあまのじゃくなもので・・・。(^^;

でも、こうやって知らない国のことを少しずつ勉強してお互いが仲良くなっていくのは素晴らしい事ですね。( ^-^)
by 九子 (2004-12-12 21:20) 

九子

[せりさん、おひさしゅう!]
せりさん、コメント有り難う!
臘八接心(ろうはちせっしん)の間3時起きが続いたので、どなたのところへもお邪魔出来ずに自分の日記を書くだけになってました。ごめんね。これからは今まで通りお邪魔しますね。( ^-^)

>恋人同士の話ではないけれど、自分の子どもに「てめぇ」なんて
声を掛ける若い母親だってこの頃いっぱいいる。

さすがにそれは若干お若い世代のママさんかと・・・。
あっ、そうか。セリさん世代ね。(^^;

だけど今の娘達の会話を聞いていると、日本はこのままどうなっちゃうのかと本気で心配になります。「めし!」「うっせ~!」「食う!」

最初の頃は本気で直してましたが、もうこの頃は諦めました。
結局そう言う事は枝葉末節ってことになっちゃうんですよね。それによって親子の信頼関係が崩れちゃう事の方が心配で・・・。

今に治る・・・って楽観的に思いたいけど、どうなる事やら・・・。

私達が今使ってる普通の綺麗でもなんでもない日本語が、そのうち「昔の綺麗な日本語」って言われるようになるのでしょうか?

はあ~っ (´_`。)うぅっ。。
by 九子 (2004-12-12 21:32) 

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