「おかあさん」と呼ばないで [<九子の万華鏡>]
この記事を載せるのが、ちょうど荒川静香選手がトリノオリンピックで最初でたぶん最後の日本のメダル、しかも思っても見なかった金メダル を取って、日本中が沸き返った今日になったので、日頃能天気に書きたい事だけ書いている九子もさすが、なんか触れないといかんかなという気分になっている。
表彰台では泣かなかった荒川選手も、おかあさんの腕の中では涙を見せるのだろうか?
そもそも彼女はおかあさんを何と呼ぶのだろうか?
フィギュアスケートはお金がかかるスポーツなので裕福な家庭の子供でないと出来ないと聞くが、確かに裕福な家庭の子供らしい静香さんは、おかあさんを「ママ」と呼ぶのだろうか?
でもこういう場で呼ばれるのであれば、なんと呼ばれようとも母親としては世界一の幸せ者であろう。
以前「おかあさんと呼ばせたい」を読まれた記憶がある方にとっては、正反対である今日のタイトルでは「九子さんてやっぱりいい加減な人なのねえ。」と言われてしまいそうだが、(いや、事実いい加減な人間であるが(^^;)、今回のは呼ばれる対象が違う。
もちろん今でも子供には「おかあさん」と呼ばれたいと思って居るわけであるが、そう呼んでもらいたくないのはあかの他人の場合である。
いつの頃からかテレビを付けるとどこの局でも、つまり天下のNHKであってすら、中年以上の女性のことを「おかあさん」と呼び、男性は必然的に「おとうさん」と呼びかけることが多いように思う。
これはまったく腹立たしい。
呼んでいる方はどう若く見積もっても20代後半か30代だろうし、中には九子とあんまりか変わらないように見える人もいる。
そんなのに「おかあさん」などと呼ばれちゃあ、たまらない。
それにしてもみんな良く黙って呼ばれているよねえ・・。
と、こんな事を考えていた時、先日の地元紙でこんな投稿を見つけた。
投稿されたのは74歳の女性で、「おばあさんと呼ばないで名前で呼んで欲しい。」というものだった。
なるほど今時の70代、まだまだ若いしおしゃれである。
一律に「おばあさん」と呼んでは、いかにも失礼な方もたくさんいらっしゃる。
昔と比べて、みんな10歳は優に若いんじゃないかな?
確かに名前がわかっていれば名前をお呼びするのが一番なのだけど、それがわからないから困っているのである。
考えてみると「おばあさん」と呼ぶのは悪いから「おかあさん」と呼ぶようになったのかなあという気もする。
そう言えば、「おばあさん」よりはまだ「おかあさん」の方がましではある。
「おかあさん」の守備範囲は確かに広い。
赤ちゃんのおかあさんから白髪のご婦人までさまざまである。
でも先ほどの投書の女性は「おばあさん」はイヤだから「おかあさん」と呼んで・・とはおっしゃっていない。
肉親でも無い人に孫や息子と同じ呼びかけをされることが、要するに気色悪いのだと思う。
この気色悪さは、感じる人と感じにくい人がいるみたいで、テレビに登場する多くの女性たちは大人だからか、顔をしかめることなく呼ばれるままに返事をしているが、九子だったら大人気なくも「私はあなたのおかあさんではありません。」と言ってしまうかもしれない。(^^;
昔は当たり前に使っていた「奥さん」と言う言葉。なぜみんなこの言葉を忘れてしまったのだろう。
男性ならさしづめ「ご主人さん」あるいは「ダンナさん」かな?
奥方さんも、奥さんも、広いお屋敷の奥に陣取っている正妻さんという事だから、これはとても良い言葉だと思うし、奥さんと呼ばれるのが恥ずかしい新妻から(かつての九子のように・・。(^^;)白髪の美しい老婦人まで網羅する便利な言葉でもある。
そう。九子は「おかあさん」などと呼ばれるよりは「奥さん」と呼ばれたいと願っている。
もちろん「奥様」の方がよほど嬉しいが・・・・・。(身のほどを知らないねえ(^^;)
ところで女性は「奥さん」で良しとして、男性のほうはどうなんだろう。
「ご主人」と言うと、男尊女卑みたいでフェミニストたちのヤリダマにあがりそうだし、さりとて「ダンナさん」の方もいかにも繁華街の客引きが使っている言葉みたいで品がなさそう。
そう思っていたらいつぞや面白い話を聞いた。
旦那(ダンナ)のもとになったサンスクリット語は、西洋に伝わってdonor(ドナー)になったと言うのである。そう。臓器提供者のドナーである。
つまり旦那とドナーは兄弟語。どちらも言ってみればスポンサーの事かな?
と考えてみると、「旦那さん」というのも品の良い言葉に思えてくるから不思議だ。
倦怠期に入っていつもご主人に不満たらたらの奥様方へ。
「うちのダンナがさあ・・。」と言いたいところを「うちのdonorが・・・。」と言い変えてみるのはどう?
なんのdonorかなあ?
精子提供者、金銭提供者、安穏とした地位提供者、安定的暮らし提供者・・・などなど。
ご主人がなんか違って見えてこない?( ^-^)
表彰台では泣かなかった荒川選手も、おかあさんの腕の中では涙を見せるのだろうか?
そもそも彼女はおかあさんを何と呼ぶのだろうか?
フィギュアスケートはお金がかかるスポーツなので裕福な家庭の子供でないと出来ないと聞くが、確かに裕福な家庭の子供らしい静香さんは、おかあさんを「ママ」と呼ぶのだろうか?
でもこういう場で呼ばれるのであれば、なんと呼ばれようとも母親としては世界一の幸せ者であろう。
以前「おかあさんと呼ばせたい」を読まれた記憶がある方にとっては、正反対である今日のタイトルでは「九子さんてやっぱりいい加減な人なのねえ。」と言われてしまいそうだが、(いや、事実いい加減な人間であるが(^^;)、今回のは呼ばれる対象が違う。
もちろん今でも子供には「おかあさん」と呼ばれたいと思って居るわけであるが、そう呼んでもらいたくないのはあかの他人の場合である。
いつの頃からかテレビを付けるとどこの局でも、つまり天下のNHKであってすら、中年以上の女性のことを「おかあさん」と呼び、男性は必然的に「おとうさん」と呼びかけることが多いように思う。
これはまったく腹立たしい。
呼んでいる方はどう若く見積もっても20代後半か30代だろうし、中には九子とあんまりか変わらないように見える人もいる。
そんなのに「おかあさん」などと呼ばれちゃあ、たまらない。
それにしてもみんな良く黙って呼ばれているよねえ・・。
と、こんな事を考えていた時、先日の地元紙でこんな投稿を見つけた。
投稿されたのは74歳の女性で、「おばあさんと呼ばないで名前で呼んで欲しい。」というものだった。
なるほど今時の70代、まだまだ若いしおしゃれである。
一律に「おばあさん」と呼んでは、いかにも失礼な方もたくさんいらっしゃる。
昔と比べて、みんな10歳は優に若いんじゃないかな?
確かに名前がわかっていれば名前をお呼びするのが一番なのだけど、それがわからないから困っているのである。
考えてみると「おばあさん」と呼ぶのは悪いから「おかあさん」と呼ぶようになったのかなあという気もする。
そう言えば、「おばあさん」よりはまだ「おかあさん」の方がましではある。
「おかあさん」の守備範囲は確かに広い。
赤ちゃんのおかあさんから白髪のご婦人までさまざまである。
でも先ほどの投書の女性は「おばあさん」はイヤだから「おかあさん」と呼んで・・とはおっしゃっていない。
肉親でも無い人に孫や息子と同じ呼びかけをされることが、要するに気色悪いのだと思う。
この気色悪さは、感じる人と感じにくい人がいるみたいで、テレビに登場する多くの女性たちは大人だからか、顔をしかめることなく呼ばれるままに返事をしているが、九子だったら大人気なくも「私はあなたのおかあさんではありません。」と言ってしまうかもしれない。(^^;
昔は当たり前に使っていた「奥さん」と言う言葉。なぜみんなこの言葉を忘れてしまったのだろう。
男性ならさしづめ「ご主人さん」あるいは「ダンナさん」かな?
奥方さんも、奥さんも、広いお屋敷の奥に陣取っている正妻さんという事だから、これはとても良い言葉だと思うし、奥さんと呼ばれるのが恥ずかしい新妻から(かつての九子のように・・。(^^;)白髪の美しい老婦人まで網羅する便利な言葉でもある。
そう。九子は「おかあさん」などと呼ばれるよりは「奥さん」と呼ばれたいと願っている。
もちろん「奥様」の方がよほど嬉しいが・・・・・。(身のほどを知らないねえ(^^;)
ところで女性は「奥さん」で良しとして、男性のほうはどうなんだろう。
「ご主人」と言うと、男尊女卑みたいでフェミニストたちのヤリダマにあがりそうだし、さりとて「ダンナさん」の方もいかにも繁華街の客引きが使っている言葉みたいで品がなさそう。
そう思っていたらいつぞや面白い話を聞いた。
旦那(ダンナ)のもとになったサンスクリット語は、西洋に伝わってdonor(ドナー)になったと言うのである。そう。臓器提供者のドナーである。
つまり旦那とドナーは兄弟語。どちらも言ってみればスポンサーの事かな?
と考えてみると、「旦那さん」というのも品の良い言葉に思えてくるから不思議だ。
倦怠期に入っていつもご主人に不満たらたらの奥様方へ。
「うちのダンナがさあ・・。」と言いたいところを「うちのdonorが・・・。」と言い変えてみるのはどう?
なんのdonorかなあ?
精子提供者、金銭提供者、安穏とした地位提供者、安定的暮らし提供者・・・などなど。
ご主人がなんか違って見えてこない?( ^-^)
[おかあさんはいいけれど…]
相変わらず、九子さんの面白い発想に
笑わせていただきました。
でもね、呼ぶ相手も本当はすごく迷っていると
思うんですよ。相手を不快にさせてはいけないと…。
私なんて今の職場でお客様から
「お嬢さん」
って呼ばれて、返事をしていいのかどうか迷いました。
もっとも年配のお客様だったので、自分の娘ぐらいの年齢
だからお嬢さんだったのかもしれませんけど…。(^^;
あと小さい子連れの親御さんに飲み物などを持っていくと
「お姉さんに『ありがとう』っていいなさい。」
と、指導!?しているんですけど
子供は???って感じですよ。
だって、あきらかに自分のお母さんより年をとっている私。
子供には「おねえさん」とは認識できませんものね…。
(;_;)
年を召していても奥様でないかたもいらっしゃいますのでね。
なかなか難しい問題かもしれません。
by よぽぽ (2006-02-25 00:26)
[yopopoさん!( ^-^)]
>年を召していても奥様でないかたもいらっしゃいますのでね。
これ、本当にその通りですね。確かにそこまで思い当たりませんでした。
確かに呼ぶ方にすると、どう呼んだら良いのかは切実な問題かもしれませんよね。
「おかあさん」にしても、いろいろ考えに考えた結果かもしれない・・と思うと、むげに「嫌だ!」とも言えませんね。
でもどちらにしても、明らかに白々しいのは良くないと思うけれど、yopopoさんなら大人が呼ぶ分にはおねえさんでもおかしくないと思う。
でも子供ならおばちゃんでいいよねえ。( ^-^)
そうそう、未婚の老夫人の場合、同じ変なら「奥さん」の方がまだ「おかあさん」よりましかもしれない。
深窓の令嬢が長かった人なんだから「奥さん」は当たらずとも遠からじかも・・。(^^;
by 九子 (2006-02-25 18:29)