ゴルフもいいかも・・・ [<九子の万華鏡>]
スポーツ、特に球技と言うのはからっきしダメの九子である。
そもそもの劣等感の始まりは、ここにあった。(^^;;
ところがこのところの例のなんとか王子フィーバー。
ハンカチ王子にせよ、ハニカミ王子にせよ、ちょっと可愛い子を王子呼ばわりして、大の大人が何やってんのよ、ったくもう・・・というあまのじゃく九子であったのだが・・・。(^^;;
ここへ来て見る目が変わった。
それは石川遼君のある一言であった。
最近のアマチュアの大会で優勝したのは、騒がれたはにかみなんとかこと石川遼君ではなくて、遼君と同じ高校の先輩の薗田峻輔君であったらしい。
二人が優勝前に揃って記者会見に応じていた時の一コマだった。
遼君は、先輩である薗田君のことを「薗田先輩」でも「薗田さん」でもなくて薗田君と呼んでいた。
あれっ?先輩って呼ばなくていいのかなあ。
うちにも高校生が一人、それと、高校生だった時運動部に入ってた子が二人いるが、いや、高校生でなくとも、中学生でも上級生の事は「まるまる先輩」または「まるまるさん」と呼んでいたはずだ。
そうか!ゴルフは個人種目だからそれでいいのかな?
だけど、弓道とか、剣道とか、柔道だって・・・個人種目だよね。
でもまあ、団体戦があるからかなあ。
・・と、いろいろごちゃごちゃ考えてたところへ正解らしきものがひらめいた。
そうか!ゴルフは欧米発祥のスポーツ。
確か英語には「先輩」に相当する単語も「後輩」に相当する単語もなかったはずだぞ!
先輩、後輩なんて、もう古いのかも。
これからは、ゴルフが教える先輩すらファーストネームで呼び合う欧米流が主流かもよ。( ^-^)
(まあなんだかんだ言いながら、石川遼君があそこまでさわやかでイケメンじゃなかったら九子も気にも留めなかったんだけどね。(^^;;)
あれは今からもう十年以上前になろうか・・。
あるやり手の社長さんが、高校生の息子をゴルフクラブに入れているという話を聞いた。
「えっ?野球とかなら大学行く時役に立つと思うけど、ゴルフって何の役に立つの?」
「野球でメシ喰えるなんてほんの数パーセントだろ。だけどゴルフなら社会に出てからうんと役に立つ。会社で接待係り仰せつかって、ゴルフ出来なきゃ話になんないじゃない。」
九子は唸った。
なるほど~。大学へ入るなんて目先の問題じゃなくて、もっと先を見据えた壮大な計画なんだ!
実は軽い学習障害児・・ではなく(^^;;もう成人の三男Yが、大学で、あろうことか、ゴルフクラブとビリヤードクラブといういうのに在籍している。
たいして活動もしてないようなのだが、一応ゴルフクラブ(紛らわしいが振り回す棒の方だ)は一組買ってやった。
頭の固い九子には、最初かなり抵抗があった。
ゴルフにビリヤード?ちょっと軟弱路線じゃない?
まあまあ・・と言ったのは、またしてもM氏であった。
(ほんとにM氏はYに甘いんだから・・。)
Yがゴルフに興味を示したのは、実は中学の頃だった。
M氏が一度練習場に連れて行ったら味を占めて、二人だけで10回以上は行ったと思う。
5人も兄弟がいて父親を一人で独占できる機会が少なかったYにしてみれば、M氏と二人だけで出来るということがゴルフ以上に楽しかったのかもしれない。
高校になるととんと行かなくなってしまったが、昔の楽しさは彼のどこかに刻みつけられていたのだろう。
学習障害児は手が不器用というのが特徴のひとつだ。
Yも全くその通りで、彼がご飯をよそった後は炊飯器の周りがご飯だらけになっている。
どうやったらこんなことになるの?ってくらいひどいが、これは大学になった今でも変わらない。
それから、友達作りもそんなにうまい方じゃない。
まあ実は、手の不器用さにかけては自慢じゃないがこの九子も人後に落ちない。
九子のは学習障害じゃなくて、出来すぎ母に頼ってなあんもしないで生きてきてしまったせいなんだけどね。(^^;;
それに、友達が少ないのもYと同じ。(^^;;
という訳で、Yの気持ちはある程度わかるつもりだ。
なるほど、ゴルフかあ。
ルールは単純だ!
穴の中にボールを転がして入れるだけ。
一定の距離に点在するすべての穴に何打で入れられるかを競う。
もちろん打数が少ないほうが勝ち。
パットと呼ばれる玉入れとかには多少の手の器用さも要求されるかもしれないが、敏捷さで敵を欺く技術も、正しくボールを身体の正中線で捕球する技術も不要である。
もちろんチームワークなるものだって必要ない。
個人の体力と気力、そして集中力と持続力がものをいう世界である。
そう考えてみると、Yには合っているかもしれないと思う。
実は学習障害のYも、大学へ行って随分変わった。
すべて将来の就職を見据えて行動しているように見える。
結構まじめに考えてるんだなあとこちらがびっくりするほどだ。
だから案外、就職して接待係を仰せつかった時の事まで考えてたりするかもしれない。
ゴルフかあ。
Yに合っているのなら、九子にはどうだろう。
体力と気力、集中力と持続力!
すべてゼロに等しい九子だが(^^;;、ただひとつ、まあ九子でも良さそうな側面をひろってみると・・・。
芝の上のスポーツということで、その上ティーの上のボールより芝生をたたく事の多そうな九子にとって、土の中の細菌Mycobacterium vaccaeと遭遇する機会の多そうなゴルフは、うつ病の園芸療法にもってこいかも・・・・。(^^;;
スポーツ
そもそもの劣等感の始まりは、ここにあった。(^^;;
ところがこのところの例のなんとか王子フィーバー。
ハンカチ王子にせよ、ハニカミ王子にせよ、ちょっと可愛い子を王子呼ばわりして、大の大人が何やってんのよ、ったくもう・・・というあまのじゃく九子であったのだが・・・。(^^;;
ここへ来て見る目が変わった。
それは石川遼君のある一言であった。
最近のアマチュアの大会で優勝したのは、騒がれたはにかみなんとかこと石川遼君ではなくて、遼君と同じ高校の先輩の薗田峻輔君であったらしい。
二人が優勝前に揃って記者会見に応じていた時の一コマだった。
遼君は、先輩である薗田君のことを「薗田先輩」でも「薗田さん」でもなくて薗田君と呼んでいた。
あれっ?先輩って呼ばなくていいのかなあ。
うちにも高校生が一人、それと、高校生だった時運動部に入ってた子が二人いるが、いや、高校生でなくとも、中学生でも上級生の事は「まるまる先輩」または「まるまるさん」と呼んでいたはずだ。
そうか!ゴルフは個人種目だからそれでいいのかな?
だけど、弓道とか、剣道とか、柔道だって・・・個人種目だよね。
でもまあ、団体戦があるからかなあ。
・・と、いろいろごちゃごちゃ考えてたところへ正解らしきものがひらめいた。
そうか!ゴルフは欧米発祥のスポーツ。
確か英語には「先輩」に相当する単語も「後輩」に相当する単語もなかったはずだぞ!
先輩、後輩なんて、もう古いのかも。
これからは、ゴルフが教える先輩すらファーストネームで呼び合う欧米流が主流かもよ。( ^-^)
(まあなんだかんだ言いながら、石川遼君があそこまでさわやかでイケメンじゃなかったら九子も気にも留めなかったんだけどね。(^^;;)
あれは今からもう十年以上前になろうか・・。
あるやり手の社長さんが、高校生の息子をゴルフクラブに入れているという話を聞いた。
「えっ?野球とかなら大学行く時役に立つと思うけど、ゴルフって何の役に立つの?」
「野球でメシ喰えるなんてほんの数パーセントだろ。だけどゴルフなら社会に出てからうんと役に立つ。会社で接待係り仰せつかって、ゴルフ出来なきゃ話になんないじゃない。」
九子は唸った。
なるほど~。大学へ入るなんて目先の問題じゃなくて、もっと先を見据えた壮大な計画なんだ!
実は軽い学習障害児・・ではなく(^^;;もう成人の三男Yが、大学で、あろうことか、ゴルフクラブとビリヤードクラブといういうのに在籍している。
たいして活動もしてないようなのだが、一応ゴルフクラブ(紛らわしいが振り回す棒の方だ)は一組買ってやった。
頭の固い九子には、最初かなり抵抗があった。
ゴルフにビリヤード?ちょっと軟弱路線じゃない?
まあまあ・・と言ったのは、またしてもM氏であった。
(ほんとにM氏はYに甘いんだから・・。)
Yがゴルフに興味を示したのは、実は中学の頃だった。
M氏が一度練習場に連れて行ったら味を占めて、二人だけで10回以上は行ったと思う。
5人も兄弟がいて父親を一人で独占できる機会が少なかったYにしてみれば、M氏と二人だけで出来るということがゴルフ以上に楽しかったのかもしれない。
高校になるととんと行かなくなってしまったが、昔の楽しさは彼のどこかに刻みつけられていたのだろう。
学習障害児は手が不器用というのが特徴のひとつだ。
Yも全くその通りで、彼がご飯をよそった後は炊飯器の周りがご飯だらけになっている。
どうやったらこんなことになるの?ってくらいひどいが、これは大学になった今でも変わらない。
それから、友達作りもそんなにうまい方じゃない。
まあ実は、手の不器用さにかけては自慢じゃないがこの九子も人後に落ちない。
九子のは学習障害じゃなくて、出来すぎ母に頼ってなあんもしないで生きてきてしまったせいなんだけどね。(^^;;
それに、友達が少ないのもYと同じ。(^^;;
という訳で、Yの気持ちはある程度わかるつもりだ。
なるほど、ゴルフかあ。
ルールは単純だ!
穴の中にボールを転がして入れるだけ。
一定の距離に点在するすべての穴に何打で入れられるかを競う。
もちろん打数が少ないほうが勝ち。
パットと呼ばれる玉入れとかには多少の手の器用さも要求されるかもしれないが、敏捷さで敵を欺く技術も、正しくボールを身体の正中線で捕球する技術も不要である。
もちろんチームワークなるものだって必要ない。
個人の体力と気力、そして集中力と持続力がものをいう世界である。
そう考えてみると、Yには合っているかもしれないと思う。
実は学習障害のYも、大学へ行って随分変わった。
すべて将来の就職を見据えて行動しているように見える。
結構まじめに考えてるんだなあとこちらがびっくりするほどだ。
だから案外、就職して接待係を仰せつかった時の事まで考えてたりするかもしれない。
ゴルフかあ。
Yに合っているのなら、九子にはどうだろう。
体力と気力、集中力と持続力!
すべてゼロに等しい九子だが(^^;;、ただひとつ、まあ九子でも良さそうな側面をひろってみると・・・。
芝の上のスポーツということで、その上ティーの上のボールより芝生をたたく事の多そうな九子にとって、土の中の細菌Mycobacterium vaccaeと遭遇する機会の多そうなゴルフは、うつ病の園芸療法にもってこいかも・・・・。(^^;;
スポーツ
[ゴルフですか…]
Y君、頑張っているようですね。
学習障害者って劣っている部分もあるけれど、
一定の能力においては、人より優れているところが
あるらしいので、何がきっかけで
才能が開花するかわかりませんから。
本人が興味をもったことはとことん挑戦してみると
いいかもしれませんね。
>すべて将来の就職を見据えて行動しているように見える。
将来のことを考えて行動できるようになる
ということはとても大切なことですよね。
家の息子も高校に入って随分変わってきました。
最近は学習障害も悪くないかも…
と少しおおらかな気持ちで受け止められるようになってきました。
確かに自然の中(ゴルフはかなり人口的ですけど…)
で体を動かすことは精神的に健康になれるかもしれませんね。
(^_-)v
by よぽぽ (2007-06-09 21:03)
[よぽぽさん!( ^-^)]
いつも新しいLD関係の記事が出るたびに見逃さずにコメント頂いて有り難うございます。m(_ _)m
Yは得意な事が少ないので、自分が興味を持ってることはなるべく反対せずにさせよう・・・なあん
ちゃって(^^;、そう親が仕向けたわけではなく、本人が球技以外のもの、あと例えば水泳も好きなの
で、海へ行くたびにダイビングとかもしているらしいのですが、とにかく今になれば彼が3人兄弟中
一番アクティブというか、時間を有効に使っているみたいです。
>家の息子も高校に入って随分変わってきました。
>最近は学習障害も悪くないかも…
と少しおおらかな気持ちで受け止められるようになってきました。
大きくなるまではどんな大人になるのかまず心配でしたし、一人でやっていけるのかとか分からない
事だらけだから、本当に親は心配しますよね。
まあYの場合は軽症のせいか、そこそこここまで来ました。
確かに今になれば、好き嫌いがはっきりしていて好きな事にのめりこめる学習障害の性質は、悪くな
い、いや、かえって幸せなんじゃないかと私も思います。
近々またYのことを書こうと思っています。
ター坊君も頑張ってられて、よぽぽさん本当にお母さんの頑張り甲斐がありましたね。( ^-^)
by 九子 (2007-06-10 00:10)