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「私は日本のここが好き!」と「海外で差別されたことありますか?」 [<九子の読書ドラマ映画音楽日記>]


つくづく本という物は読む潮時というのがあるのだなあと思う。



「私は日本のここが好き!」は以前から読みたいと思っていたがなかなか買うまでに至らなかった。私は日本のここが好き!―外国人54人が語るの画像

そこへウツが来たのである。少しでも元気になれる本が読みたかった。

元気になりたい気持ちに後押しされて、新刊本1575円の「家計の壁」をのり越えた。(^^;;





帯が全てを物語っていた。



親切、正直、誠実、謙虚・・。そして世界一の「一般人」がいる。

   世界32ヶ国の「外の眼」から日本人へのエール!





この本は「文芸春秋特別版」に載せられた同出版社が選んだ日本に住む外国の著名人8人の寄稿と、編者の教え子である上智大学の普通の学生が普通の外国人にインタビューした原稿をまとめた物だという。



その数全部で54人の、まあ日本人と日本文化の「よいしょ!」である。( ^-^)



確かに元気が出た。



たとえば日本に来た外国人がバスに乗って運賃がわからない。仕方なく掌に小銭を載せてバスの運転手さんに見せる。

もちろん運転手さんはそこから必要な料金だけ取って、あとはおつりとして返すよね。日本人にとっては極めて普通の風景だ。



それにびっくりする外国人が要る。こういうのが普通じゃないってことらしい。

掌の中のお金は残さずすべて取られて当たり前という国も珍しくないという事だ。



北京大学出の天才肌中国人作家は「もののあわれ」に惹かれて来日し、親鸞の悪人正機説、いわゆる「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」に触れて、中国人には絶対に出来ない発想だと驚く。

だが日本人の普通の生活の中に暮らしてみると、なんとなくわかる気になると書いている。





日本語という言語が静かな響きを持つ言語だという指摘もあった。日本語学校に通う中国人と韓国人が、習いたての日本語で喧嘩をしたのを見たんだけれど、迫力がなくて可笑しかったと言う人も居た。

なんとなくわかるかも・・。(^^;;



次から次へと歯の浮くようなセリフが出てきて、嬉しい反面「やらせじゃないの?」と疑いたくなる気分にもなる。

もちろんこれは、自信を失いがちな日本人を元気づけようと意図して書かれた本である。



とりあえず九子はこの本に元気をもらった。ウツを吹き飛ばして元気になりたいという初期の目的は達した訳だ。



ところがいざウツが本当に治って見ると、もっとこの本の裏にある事実が知りたいという思いも強くなった。

すなわち日本という国は本当にこんなに評価されているんだろうか?海外に出た日本人もその国の人に温かく受け入れられているのだろうか。本当のところは一体どうなの?を知りたくなった訳である。



これが九子生来のあまのじゃく?いや、バランス感覚と言って欲しい。(^^;;



○ックオフですぐに見つかったその本は

「海外で差別されたことありますか」というタイトルだった。サブタイトルに「はだかの名誉白人」とあった。



海外で差別されたことありますか―はだかの“名誉白人”の画像

海外で差別を受けて嫌な思いをした日本人の声がこれでもかこれでもかと集められていた。

もちろん中には海外に来る日本人観光客のマナーの悪さに苛立つ声もあった。



日本のここが好き!に出てくる外国人はたかだか五六十人だったけれど、この500ページに及ぶ本にはおびただしい数の差別された日本人や、差別されながら逆に差別している日本人らが描かれており、世界中どこへ行っても差別の無い社会など幻想でしか無い事を痛烈に感じさせられた。





共通して語られていたのは、反論しないとますますいじめられるという事実。



日本人が良くレストランで案内されるのが「シベリア席」と呼ばれる末席だそうだが、そこが嫌だと思ったら「この席は好きじゃない。」ときちんと別の席を要求する。



大金をぼったくられそうになったら「ポリスを呼ぶわよ!」とまくしたてる。



それが出来ればまず問題は解決だ。



ある勇ましい女の子は突然コーラを背中に流しこまれてぶちキレて、消火器のホースを抜いてそこいら中を水浸しにして暴れまわった挙句、「やるじゃないか!」と評価されて、以来友人がたくさん出来たそうだ。

彼女が賜ったニックネームが「カミカゼ」「サムライ」だったとか。( ^-^)



金髪の男の子相手に取っ組み合いの喧嘩をして一目置かれた女の子もいた。



中には背が低い事でいじめられ口の中に靴を突っ込まれたのが死ぬほど悔しく、レスリングを習って腕力をつけ、大会で勝つまでになって周囲を見返した男の子もいた。もちろんそうなったら誰も彼をいじめる者はない。



とにかく自己表現が出来ない日本人はバカだと思われるのだ。そういう点では中国人や韓国人の方が日本人よりまだましという訳か。





また、外交官のA氏はこう語る。

外交の場で不愉快な事があったら口頭ではなく必ず文書にして示す。特に海外のマスコミが日本に関する間違った報道をしたときには必ず文書で反論を送る。

「日本は外国にバカにされているけど、日本が怒ると(相手は)あわてる、それぐらいの力は持っている。」のだそうだ。



上の事例を見るとこれは国と国ばかりでなくて案外個人にも通じる事なのかも・・。



そして差別を感じたら彼らが忌み嫌う「レイシスト(人種差別主義者)」と言う言葉を使って反論するのが有効だそうだ。



ポーランドの人々が日本人に優しいという意見も多かったが、例の日本のシンドラー杉原千畝氏の影響らしい。

一人の偉人が為した行為が、その後、その国一国の日本人観を変えるという事は肝に銘じなければならない。





あれはもう12年も前のことか。

九子は長野オリンピックの1年前に行われたプレオリンピックと、それに続くプレパラリンピックのボランティアに臨もうとしていた。



1997年のプレオリンピックの記憶が欠落している。なぜなんだろう。何をしたのかも全く思い出せない。

鮮明に残るのは、プレパラリンピックのボランティアがただただ辛かったという記憶だけである。



こんな九子でも一応通訳ボランティアというのを仰せつかった。

何のことはない。「みんなで渡れば怖くない」グループボランティアで、本番のオリンピックの時はクロアティアチームに配属されて、優しい団長さんのもと普通ならボランティアが立ち入れない場所にまで連れて行ってもらったりして人生最良の時を過ごす事が出来た。

何しろヨーロッパ人はみんな語学が得意なので、通訳ボランティアの英語が一番下手であった。(^^;;



しかし九子は本当に幸運だったのだ。



実は1997年から2年5ヶ月の間、九子のウツは人生最悪だった。

3ヶ月から5ヶ月間続くウツが短い間隔で4回も来た。直前のウツが治ったのはオリンピック開幕1998年2月のわずか5日前、そして次のウツが始まったのはオリンピック終了後数週間、このわずかの間隙をぬってオリンピックが来てくれて、ウツの後の少々ハイな状態のまま絶好調でオリンピックボランティアに臨めたという訳なのだ。



プレパラリンピックはだからウツの、真っ最中。

もちろん当時はそれがうつ病であるとは気が付かない。おかしいおかしいと思いながら、必死にボランティアの会合にも顔を出していた。



忘れもしない1997年2月。九子はボランティアリーダーのMさんから電話をもらった。電話は夜だった。ご存知のとおりウツは夕方から夜にかけて軽くなる。



プレパラリンピックのために来日中のチームのために、白馬まで付き添って欲しいという。簡単に出来そうに思った。そういう気分だった。「はい、行きます。」と答えた。それが間違いだったのだ。





次の日、気分はいつもどおり最悪。白馬は底抜けの青空だった。それだけが記憶にある。



自分が何を言い、何をして、何がいけなかったのか。

ぽっかりとした記憶の隙間の中で、ただただ辛かったという思いと、必死に作り笑顔を浮かべていた事だけを思い出す。



自分が皆の足を引っ張っているという感覚が心を責めつける。

パラリンピックだからお医者さんが多く付き添うのだが、日本人の若い医師に「何やってるの!!」と言われたよう



な、怖い顔で睨まれたような気がして、とにかく消えてなくなりたい思いだった。



嫌な思い出はもう一つ。



別の日にドイツ人医師(60歳位の婦人)を善光寺に連れて行っておもてなしするように言われて、今度は一人で引き受けた。どうも調子が悪いし、一人で出来るだろうか、困ったなあとは思った。でも断る勇気がなかった。

なにもかもウツ病という病気に気づかなかった故である。



その人は、まあ言ってしまえば意地悪な人だった。



入ったレストランでじゃがいも料理が出た。

九子は回らない頭で必至にじゃがいも料理の話をした。ドイツの人だから、じゃがいも料理の話をすれば少しは会話の糸口が見つかりそうな気がして・・。



「French fly(フライドポテト)もいいですよね。」

「French flyなんて最低の料理よ。あんなもの食べてるからみんな病気になるのよ。」



一時が万事、そんな調子だった。

 ★French fly(フランスの蝿)はもちろんFrench fry(フランスの揚げ物)の誤りでした。九子がしょっちゅうやってるミスです。お恥ずかしい。m(_ _)m




最初のうちこそ並んで歩いていた彼女と九子だが、そのうち彼女はスタスタと一人先に歩いていくようになった。



「あなたはもう要らないわ。これで帰りなさい!」吐き捨てるように彼女は言って、それでも九子はホテルまで彼女のあとを絶望的な気持ちで付いて歩いた。



どうやって家までたどり着いたか覚えていない。

でもその夜、九子は彼女の泊まっているホテルにお詫びのファックスを入れた。

「ごめんなさい。お役に立てなくて。私じゃなくて別の人が来るべきでした。他のボランティアの能力を否定しないで下さい。私がダメなのです。」

それがその時の自分に出来た精一杯だった。



「海外で差別されたことありますか?」を読んでいて、唐突にあの時のことに思い至った。あれは差別だったのではなかろうか?



自分に能力が無いから彼女を怒らせたとばかり思っていたが、最初から彼女は日本人を色眼鏡で見ていた。そうとしか考えられない不機嫌さだった。



いやしくもパラリンピックの役員になる人だ。そんなはずは無いと思いながら、そう考えると全てがぴたりと説明がつく気がした。



本当のところはわからない。差別をする側もされる側も、いつだって本当のところは誰だってわからないのだ。

そういうものじゃないだろうか、差別って。だからややこしいのだ。





実はウツから抜け出したくて「私は日本のここが好き!」を読んだのは5月の木の芽時の頃だった。あれからもう半年が経って、今は木枯らしの季節になった。



そして九子はもう一冊、元気が出る本を探さなければならなくなっている。


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コメント 10

eiko

[欝との闘い]
九子さんは、木の芽時そして木枯らしが吹く頃に元気が出る本を読まれるのですね。感心しています。

「私は日本のここが好き」の本を読んでみたくなりましたよ。
面白いですね~

私も海外に出て「日本」がいいのか「日本人」がいいのか
とにかく受けはいいですね。

記事の中の「自己表現ができない日本人」をみて苦笑です。

思わずトイレでも我慢して並ぶ日本人が浮かびました。中国人は並ばず、自己主張が強いからね。ですから、中国では私も負けずに自己主張をしますね~笑 

九子さん!元気が出る本が見つかったら、また紹介してくださいね~~
by eiko (2009-11-05 18:10) 

九子

[eikoさん!( ^-^)]
お返事遅れました。また心配させちゃったかな?すみません。

実は今回、ウツと言うよりも風邪だったみたいです。心の風邪の発症状況みたいな感じで始まって、熱はさほど出ずにとにかくだるくてだるくて・・。3日ほど店を半分閉じて寝てましたら、お陰様でだいぶ楽になりました。( ^-^)
ご心配頂き、有り難うごぞいました。m(_ _)m

まあでも、当たり時期ですので、用心はしています。

そうか!eikoさんは中国も強いんですよね。( ^-^)
こんど中国行く時は(そんな気になるか??)eikoさんみたいな人にお供をお願いすると心強いわね。

その時は是非よろしく!( ^-^)
あっ、そうか!山歩きは苦手でした。(^^;;
by 九子 (2009-11-07 12:34) 

ねこまにあ

[元気が出る本]
九子さん、こんにちは。お久しぶりです。
以前年賀状も送っていただいたのに、あちこち行ったり来たりでお返事できずじまい、スミマセン・・・(^_^;

最近ちょっと帰国したとき、いろいろと本を買って、楽しみに少しずつ眺めているのですが、
今、通勤時間に読んでるのがエスペラント語のテキストです。
白水社のニューエクスプレスシリーズの中のもので、CD付2500円(税抜)。
エスペラント語っていう言語があることは学生の頃から知ってたけど、
実際に使っているヒトに会ったことがなかったので、ニッポンに教材があるってこともこれまで知らなかったんですけど。
こちらで知り合いになったヒトがたまたまエスペランティストで、ちょっとコトバを教えてもらったら、すごく面白い!
エスペラント語って、人工的に造られたコトバそのものも、
また、そのニューエクスプレスの教材も、よくできてるな~って感心しました。
そして、やっぱりコミュニケーションって面白いなぁって思って。
それで、なんだか元気が出てくるんです、わたし(単純<img src='/image/hammy/m105.gif'>)

これからちゃんと反復練習して、とりあえず、簡単な自己紹介をできるようにがんばろうと思います。
やっぱり、じぶんが好きなもの・興味を持っているものって、元気をくれますよね<img src='/image/hammy/m022.gif'>
by ねこまにあ (2009-11-07 13:30) 

九子

[ねこまにあさん!( ^-^)]
こちらこそご無沙汰して本当にすみません。

中国に長い間いらっしゃる間には、楽しくないこともいろいろおありだったのですね。そんな時になかなかお声をおかけできずに心苦しく思います。

外国に暮らすって楽な事ばかりじゃないですもんね。

九子にはとても出来ません。


実は三ねんせいさんのところなんかでお見受けして、中国語の先生ばかりじゃなくていろんな語学が出来る方なんだと思ったり・・はしたのですが、エスペラント語にまで興味をお持ちなんですね。
すごい!

>そして、やっぱりコミュニケーションって面白いなぁって思って。
それで、なんだか元気が出てくるんです、わたし(単純)

そういう前向きな方向に元気が出るって、それ、ねこまにあさんの素晴らしい特性だと思います。( ^-^)

そういうねこまにあさんみたいな大和なでしこが日本を世界に紹介する役割をになって活躍されるんですね。最高!( ^-^)

私はかつてドイツ語もわずかかじりましたが、結局まがりなりにもなんとかなるのは英語だけなので、具合が悪くなる直前に買ったマイケルジャクソンのミーハー本でも読み始めてみようかなと思っています。

心配かけてごめんね。私は大丈夫そうです。
ねこまにあさんも元気がなくなる時があったら、ねこまにあさんの持ってる才能は自分が思ってるよりもずっと凄いんだよって気が付いてね。( ^-^)

ここで書くのもなんですが、るるさんも元気にしてるかしら?

今はきっと普通の風邪もココロの風邪も引きやすい季節みたいだから、みんな元気にね。( ^-^)
by 九子 (2009-11-07 20:33) 

秋桜

[風邪でよかった]
気持ちの調子が落ちていても まだ出歩くパワーのある時は 私も本屋さんに行きます。そこで 気分転換が出来る本と巡り合うと たかが本とも言えないなぁと いつも思います。私も九子さんと同じく 2~3日風邪気味でしたが 今日は体が楽になりました。私はいつも冬は軽い↑なのですが、春から初めて気分安定薬を飲み始めたので、どうなるか?ですが、九子さんも 無理しないで下さいね。
by 秋桜 (2009-11-09 10:45) 

九子

[秋桜さん!( ^-^)]
こうやって来て下さって本当に嬉しいです。いつもコメントしてくださる訳ではなくてもたまに読んでて下さる方がいらっしゃると思うととても元気を頂けます。有り難うございます。m(_ _)m

秋桜さんも気分安定薬を飲み始めたのですね。
そんなに効いてるか効いてないかはっきりわかる訳じゃないけれど、しっかり良く効くいい薬ですよ。( ^-^)

もちろん先生のおっしゃるとおりに飲んでくださいね。私は一日2錠を続けてて症状が出たので、今は3錠になっています。2錠のときよりずっと安定感が増しました。勝手に4錠にしていて先生に「それはちょっと!」と注意され(^^;;、一生3錠のまま死ぬまで飲むんだと思います。
代わりに今回のように調子が悪いと感じた時は朝だけだった抗ウツ薬を夕方も飲むようにしています。それでここのところなんとかかわしながらやっています。

風邪の方はしつこくまだ居座ってるみたいです。いつも怠けているので体力がついてかなくて年寄りみたいな風邪の引き方で情けないです。

何が情けないかといって薬局のお客様に「お大事に~!」と逆に言われちゃうことです。(^^;;

秋桜さんもこの時期まだまだ油断できないから気を抜かないで無理しないように注意して下さいね。( ^-^)

お互いねえ。(^^;;
by 九子 (2009-11-09 12:52) 

あずーる

[長野オリンピックの通訳ボランティアされたんですね~]
九子さん、楽しかったでしょう?
私は若かりし頃、そういうの大好きでした!

でも、いろいろ多くの外国の人と接してくると人間ってどこの国もいい人、嫌な人がいて、単に外国人だから話たいとは全然おもわなくなっています。

昔、アメリカでホームスティしたときなんか、言葉も話せなかったから嫌な思いしたこと沢山あります。オーストラリアでも滞在が長くなると嫌な思いも多かったし・・・。でも、楽しいこともいっぱいあったから、差別って一言ではかたづけられないですね。外国なんだから差別されてあたりまえだと思うのです。旅行者でいくのと、生活する人への対応は違ってあたりまえだと思います。

でも、海外で暮らすと日本のいいところも悪いところもよおく見えるんですね。で、日本人っていう意識がでるから愛国心が強くなります。
by あずーる (2009-11-09 22:51) 

九子

[あずーるさん!( ^-^)]
そうなんですよ。長野オリンピックのボランティアは我が人生最高のハイライトだったかもしれません。( ^-^)

>でも、いろいろ多くの外国の人と接してくると人間ってどこの国もいい人、嫌な人がいて、単に外国人だから話たいとは全然おもわなくなっています。

あずーるさんみたいに外国暮らしが長いと特にそうかもしれませんね。お国がらの違いも含めて、自分に合う人合わない人が居るというのは極めて当たり前のことですもんね。

私、認めたくないけど、年取ったなあと思うことのひとつに、昔だったら毛色の違う人には必ず話しかけて会話を試みていたのが、このごろもうどうでもいいんですよね。面倒くさくて・・。

その意味でもオリンピックが12年前だったというのは九子にとってラッキーでした。( ^-^)

>でも、海外で暮らすと日本のいいところも悪いところもよおく見えるんですね。で、日本人っていう意識がでるから愛国心が強くなります。

たしかにそれはそうなんでしょうね。
みんな一度は外国暮らしをしてみるべきなのかも・・。
お山の大将になったり、必要以上に自分を卑下したりしなくなるかもしれませんね。( ^-^)
by 九子 (2009-11-10 23:14) 

轟 拳一狼

[外国暮らしってのは・・・]
「>でも、海外で暮らすと日本のいいところも悪いところもよおく見えるんですね。で、日本人っていう意識がでるから愛国心が強くなります。

たしかにそれはそうなんでしょうね。
みんな一度は外国暮らしをしてみるべきなのかも・・。
お山の大将になったり、必要以上に自分を卑下したりしなくなるかもしれませんね。」

 前の方のコメントと、それに対する九子さんのコメントを引用するのは、あまりうまい手ではありませんが、私の印象としては、海外で暮らされた方というのは、「お山の大将になったり、必要以上に自分を卑下したり」する方が多いように思えます。それはつまり、必要以上に「日本人である」ことを意識してしまうからなのでしょう。

 私自身、過去に海外に出たことはたった二度しかありません。学生時代にモンゴルで1ヶ月暮らしたのと、結婚後に妻とウズベキスタンに1週間だけ旅行したのです。だからあまり海外経験が豊富だとはいえません。妻は仕事などでアメリカとかカナダとか中国に行ったこともありますけど。高校時代にはタイに一年間留学していますし。

 私も妻もそうですが、根が貧乏性からなのか、自分が「日本人である」という意識を、あまり持っていないんですね。
 大体「日本人」というのが、為政者によって政治的に作られた概念でして、実際に「日本人とは何か」、または「日本文化とは何か」などと突き詰めて考えてみると、実はすべてが溶けてなくなってしまうような、曖昧でいい加減なものです。

 そこら辺は、歴史を真剣に学んだ私たち夫婦には当たり前のことなんですけど。「歴史学」の素養のない人が海外に出て暮らすと、やはりどうしても、「お山の大将になったり、必要以上に自分を卑下したり」ということになってしまうのでしょうね。
 日本人はもともと、「歴史」というのを持たず、「歴史」は中国人から与えられたものでした。明治維新以後は、ヨーロッパから与えられたものでした。
 「国民国家」という考えも、ヨーロッパから与えられたもので、それによっかかっている限り、日本人の真の自立はありえません。これは日本に限ったことではないのですが。
 「国家」単位で争われているオリンピックがもてはやされている限り、この「ヨーロッパの呪縛」から世界が解放されることはなさそうです。

 私はあまり「日本」というのを意識しないようにしています。そのほうが、元気が出ます。無理やり自分に「日本」の虚像をかぶらされるほうが、へこみます。
 だから「日本」という虚像に負けないような自分を確立することに、言い換えれば、「自分」という人間を描き出すことに、執念を燃やしています。
 それは本当は「人間」として、当然のことなのですけどね。なかなか人間は安きに流れがちで、どうしても「国家」というものにしがみついてしまいます。実はその方がもっと苦しいのだということに、なかなか気づかないものなのですけど。

 オリンピックの「呪縛」は、当分解けそうにないですね。
by 轟 拳一狼 (2009-11-13 04:24) 

九子

[轟 拳一狼さん!( ^-^)]
> 日本人はもともと、「歴史」というのを持たず、「歴史」は中国人から与えられたものでした。明治維新以後は、ヨーロッパから与えられたものでした。

こういう視点は私にはかなり新鮮なものでした。確かに事実がそうであるならばその通りなのでしょうが、オリンピックで日の丸が揚がると嬉しいし、私などは天皇陛下を見ると自然に首を垂れてしまう年代でもあります。

「日本人」というバックボーンがあった方が生き易い気がするのですが、あえてそれをしない拳一狼さんの生き方は本当に逞しいと思います。

海外経験のある日本人がどういう生き方になるのかというのはそれぞれだとは思いますが、外から日本を見るという経験をすると考え方が違ってくるらしいというのはなんとなく本当なんじゃないかなと思っています。( ^-^) 
by 九子 (2009-11-14 15:46) 

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