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市橋達也の罪 [<九子の万華鏡>]


英国人の美貌の英語教師リンゼイ・アン・ホーカーさんの遺体を遺棄し、連行される直前に警察官をかわして逃げ去り、2年7ヶ月もの長きに亘り逃亡生活を続けた市橋達也容疑者が捕まった。そしていよいよ殺人事件での再逮捕が決定したという。



この事件には世間が注目する要素が満載だった。



まずは殺されたのが英国人の、もっと言えば白人の若い美しい女性であった事。そして容疑者とされているのが千葉大学という難関大学を卒業した両親が医者と歯医者という恵まれた家庭に育ったなかなか見た目も悪くない青年だった事。そして彼は就職もせずに両親の仕送りで生活するニートであったこと。

最終的に彼は屈強な男達を振り切って逃亡し、姿かたちを変えて2年半以上も社会の底辺に紛れて生活していたこと。



事件発生当初、九子はおぼろげに思ったものだ。

もしも我が家で、たとえば次男Sが市橋と同じことをしでかしてしまったならどうなるだろうか。



許せ、S!君が犯罪者になる可能性があるなどと言ってる訳では決してない。

この事件の最初の最初、市橋の顔がテレビに映った時、九子は反射的にSの顔を思い出してしまったのだ。

我が家一のイケメンS。どことなく市橋達也を思い浮かばせる顔なのだ。(^^;;



もっとずっと前に話すつもりだったのが諸事情により遅くなってしまったM氏の職業をここで明かす。

M氏は市橋の母親と同じく歯医者である。



九子がM氏と結婚した頃、それでも歯医者はまだ豊かだった。あっ、M氏以外の歯医者は・・と言い直そう。

(何しろM氏はビンボー神である。(^^;;)

それが昨今では歯医者の数は増え続け、今や「ワーキングプアー」と言われるまでになってしまった。

(もともとビンボー神のM氏はさしずめ「ワーキングビンボー神」。いや昨今では患者さんが減って、いつでも患者さんを待ってる「ウエイティングビンボー神」か!(^^;;)



それであっても世間の目には、以前と同じ歯医者なんだろう。



つまりもし我が家の子供達の誰かが犯罪に手を染めてマスコミに出るような事があれば、市橋の両親の「医者と歯医者」ほどのインパクトは無かろうが「親は歯医者と薬剤師」と言われてしまうのだ。



市橋のご両親の「医者と歯医者」には、「二人とも医療関係者」という意味の他に「金銭的に豊かな家庭」というイメージが含まれる。実際の事情もその通りだったのだろうと思う。



ところが我が家の場合「二人とも医療関係者」という意味すら怪しい。M氏は立派な歯科医師だが、九子の方は薬剤師とは名ばかりの「雲切目薬」の売り子にすぎない。(^^;;



何しろ数年前まで「笠原十兵衛薬局」は、父の市会議員の給料や年金に支えられて成り立ってきた。会計士さんには「もう薬局閉めちゃった方がいいんじゃないですか?」と言われ続けた。(^^;;

雲切目薬が幸運な事にマスコミに取り上げられる前の話だ。



頼みの綱の父は3年前に亡くなり、その上M氏は何度も言うがビンボー神(^^;;。子供は5人で、二人の娘は現在私立の薬学部在学中!

「金銭的に豊かな家庭」の訳が無い!



ところが「親が歯医者と薬剤師」と書き立てられれた途端、世間一般の皆様がイメージされるのは、きっと市橋の家庭に棒をふったようなもんなんだろう。いわく地元の旧家、お金持ち。



九子は真実が伝わらない事を何より嫌う人間である。(この性格が裏目に出る事も多々あるのだけれど。(^^;;)

だから、子供達よ!お願いだから事件の被害者にも加害者にもならずに、平穏に普通の生活を送っておくれ!



とまあ、ばかばかしい我が家の事情は置いといて。(^^;;



「両親は医者だが自分は医者になれなかった」と言ったと伝えられた市橋だが、これはむろん事実としてはその通りだろうがそのまま受け取る事は出来ないと思う。



彼が卒業したのは千葉大の園芸学部だ。センター試験で76%(現在の数字だが・・)取れないと入学できない難関大だ。この点数が取れるのなら、他に入れる私立医大はいくらでもあったはずだ。もちろん彼の両親が私立医大の授業料が払えないはずがない。



百歩譲って本当に私立医大に入れなかったのなら、歯科医師になるという手だってあったはずだ。彼の母親のように・・。



このあいだどこかの番組で西川史子さんが医者の家に生まれた子供の、医者にならなければならないというプレッシャーがいかに大きいかという話をしていたけれど、市橋の御両親は息子を何が何でも医者にさせたいと望んだ風は見られない。最初はもちろんそのつもりだったかもしれないが、浪人した息子を最後は好きなようにさせたのだ。

市橋はむしろ自分の意志で、医者になる道を閉ざしたのではなかったか。



これはまったくの想像だが、例えば彼の父親が千葉大、あるいは国立大の医学部を卒業していて、彼にとって医者になるという事は国立大の医学部に入学する事だったとしたら・・・。

私立大を出て医者になるのは彼のプライドが許さなかった。ましてや歯医者などとんでもない!



国立大医学部の受験に失敗した彼は、私大医学部など目もくれずに一説には横浜国大の夜間部に入る。そして翌年千葉大の園芸学部に入り直す。



プライドの高い彼の事だから千葉大に入ることが大事で、園芸学部はさしたる興味もなかったのではないだろうか。もちろん卒業して何になるという当ても無い。だから卒業後は親からの仕送りでぶらぶらする。



そう考えると、彼がいかに誇り高き人間なのか理解出来る気がする。

医者になれずに挫折したのではなく、自らが望んで医者にならなかったという事実によって、自分の中に少なくても私立医大出の医者をバカにするくらいの更なる優越感を増長させ、自分はそんじょそこらの医者をもしのぐエリートであるという強烈な気持ちを膨らませて行ったのではなかろうか。



それと同時に、現実の彼は親の庇護の下に定職にもつかずぶらぶらしている人間である。頭でっかちの優越感の陰に、地に足を着けて生活してはいない居心地の悪さ(たぶんこれを彼自身は劣等感とは認めたくなかったはずだが)も充分に感じていたに違いない。



その彼が白人の見目麗しいリンゼイ・アン・ホーカーさんと出会う。日本人としての強烈なエリート意識をもつ彼が、彼女と恋人関係になれたとしたらいかに素晴らしいか、いや、いかに彼女が自分にとってふさわしい相手かと思ったとしても不思議は無い。



びっくりした事にはイギリスのwikipediaにはリンゼイさん事件の項目があって、市橋が描いたリンゼイさんの似顔絵が出てくる。とても達者な絵で、器用だった市橋はもしかしたら本当に園芸家としての才能もあったのかも知れないと思わせる。



更に大学で市橋の空手の師であった本山直樹教授がご自身のサイトの中で、「市橋達也君に告ぐ」という文章を掲げていらっしゃる。まだ彼が捕まる前に「是非連絡を・・。」と切々と語りかけていらっしゃるが、回りの愛情が彼に響いていたかどうかは甚だ疑問だ。



図らずも本山教授が書いていらっしゃるのだが、「彼女との間でよほど君の尊厳が傷つけられるような何かがあったのだろう。」という件。教授が書かれた「君の尊厳」というのを、市橋の「尊大な優越感」と置き換える事も出来ようが、とにかく二人の間にそれにまつわるいさかいが起こったのではないかと想像する事は容易だ。

そしてキレやすい一面を持っていたという市橋がキレて犯行が行われた。まあ、そんなところではなかろうか。



逮捕されてから殊更両親を拒否しているのも、彼の中で少なくともエリートの象徴である両親には、元通り医者として歯医者としてずっと高みに居て欲しいという切なる願いなのではあるまいか。犯罪者に成り下がった俺なんかに関わるな!と言う彼のせめてもの親に対する愛情と言うべきか・・。



それにしてもご両親は、特に大病院の外科部長をしていられるという父上は、息子が事件を起こして以来きっとお仕事に多大な影響がおありだったと思う。たまたま逮捕直後にご両親が顔を出されて会見された時テレビを見ていたので、市橋達也がとてもお父さん似であることがわかった。



市橋の情報を警察に伝えた建設会社が風評被害を受けるような「狭い」ニッポンである。

ましてや犯人の父親であるなら、言われも無い中傷を受けて辛い思いもされただろう。

息子の逮捕を受けてご両親揃って出ていらっしゃったのも頭が下がる思いがする。





世の中で毎日、これでもかこれでもかという位殺人事件が起こる。

その中にはもちろん殺人鬼と呼ばれる殺人マニアの犯行もあろうが、ほとんどの事件は「まさかあの人が!」というごく普通の市民生活を送っていた人々による犯罪だ。

そういうごく普通の人々がキレて、あるいは魔が差して、要するに我を忘れて重大な犯罪を起こしてしまう。だからミステリードラマに良く出てくるように、我に返った途端に自分の犯してしまった罪の大きさに呆然とする。





「子供らを被害者に 加害者にもせずに この街で暮らすため まず何をすべきだろう?」と歌ったのはMr.childrenだが、「タガタメ」には、ありふれた日常の中で、ある日突然犯罪に巻き込まれる怖さが歌われているように思う。



被害者にならない方は、何の落ち度も無いのに襲われてしまう事だってあるのでちょっと難しい。



せめて子供らを加害者にしないためにはどうすればよいだろうか。



この御時勢、キレない子供を育てようと思ってもなかなかうまくいかないかもしれない。

キレてもいいから、他人を害する程度を最小限に出来るだけの理性が欲しい。



まず、人に当たる前に物に当たる。手近にある物を投げるのが手っ取り早い。

気弱な草食系男子がやりそうな手段だが、これでキレたエネルギーの何割かが放出されればしめたものだ。



特に男の子は、自分が本気を出せば女性を絞め殺してしまうだけの力を持っていることを自覚して欲しい。つまり、自分の手が、腕が、凶器に成り得るのだ。

昨今女性が肉食化して来て強い女性もたくさん現れているそうだが、そういう人でも男性を道具を使わずに素手で絞め殺す(扼殺)は難しいのではあるまいか。



男性と女性にはそれだけ腕力の差があることをお互いに理解して、力の強い男性は女性に対していつも手心を加える。女性は女性で万が一の時のため、隙なく身構える。(^^;;



もしかしたら狩猟民族のヨーロッパ社会から発生したレイディズファースト(Ladies first)、つまりレディーファーストの習慣は、狩で鍛えた屈強な男達が弱い女性達を守るためのマナーだったかもしれない。





いつも気持ちをゆったりと幸せな気持ちに保ってキレることを防ごうとするなら、九子お薦めの坐禅が一番だと思う。( ^-^)

かつての九子のようにびくびくおどおど人の顔色ばかり見て暮らしながら不安や不満を溜め込んでいく人生を送っている人々には是非試して欲しい!

ただ坐禅はお寺に行って習わないとすぐには出来ないし、うまく坐れない事だってある。

それでも一度やり方を覚えておく価値は絶対にあると思う。(あくまで参考にするだけなら、九子が書いた坐禅の仕方がこちらにあります。)





市橋達也の御両親は、リンゼイさんが亡くなって以来英国のリンゼイさんのご両親から送られたリンゼイさんの写真に毎日手を合わせ続けておられるのだと言う。



大切な一人息子が殺人事件の加害者になってしまった時、彼らには「涙を流し 瞼を腫らし」て被害者と、そしてこっそりと息子のために祈ること、そして罪人になった息子であっても「相変わらず 性懲りも無く愛す事」しか出来ないのかもしれない。



そしてそれは、決して他人事ではないのだ。

 

  ★ブログ「ママ、時々うつ。坐禅でしあわせ」 頑張って更新中です。

    能天気そのものの九子も、坐禅を知る前はこんなでした!


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ハヤセビンゴ

[家業の業は自力で克服しないとですよね。]
こんにちは。LDの件で検索をかけていたら偶然流れ着きました。
過去記事、拝見させて頂き、とても参考になりました。
感謝しております^^

>医者の家に生まれた子供の、医者にならなければならないというプレッシャーがいかに大きいかという話

私の以前お付き合いしていた彼(今も友人ですが)も、家族から
家業を必ず継げ!と言われて相当なプレッシャーをかけられて
育ったようです。医者ではありませんが、もっと閉鎖的な…。
鬱も発症してしまい、今ではその後遺症なのか、LDなのかの疑い
があり、なかなか上手く仕事もできないので悩んでいるようです。

性格はひたすら優しく、他人の気持ちばかり思うがあまり、
全てのストレスを内へ放出するタイプなのですが、もしかしたら
一つ間違えるだけで市橋容疑者のようになってしまっていたかも
しれないと思うと、すごく残酷な話と改めて思いました。
他人を傷つけるのは最悪ですが、自分を傷つけるのも周囲には
辛いです。なかなか生きづらい世の中ですよね。

また、未拝見の過去記事も拝見させて頂きます。
by ハヤセビンゴ (2009-12-03 17:09) 

九子

[ハヤセビンゴさん!( ^-^)]
いらっしゃいませ。お出で頂いて有り難うございました。m(_ _)m

御友人がもしかしたらLDかもしれないし、ウツも発症されたんですね。親がそんなに意識していないのに真面目な子供ほど親の無言の期待を読んで、親の仕事を継ごうとすることありますよね。

そしてそれがうまく行かなかった時、親も子供もとても悩みます。
うちだって他人事ではありません。

ご友人がもしもLDをお持ちだったら、そしておうちの職業が器用さを要求される職業だったりしたら、きっとご友人は苦労していらっしゃる事でしょう。

うちのYも就職はしましたが、毎日毎日叱られてばかりでとても苦労しています。社会は厳しいです。LDだなんていう言い訳はききませんから。

>性格はひたすら優しく、他人の気持ちばかり思うがあまり、
全てのストレスを内へ放出するタイプなのですが

そうなんですよね。人のせいにするとか、人が悪いと思えたら救われるのですが、自分ばかりを攻めていると自分を傷つける方に行っちゃうのも怖いですよね。

うち、長男がストレスにめちゃ弱くて嫌な事があるとすぐに休んじゃう子なんです。よく学校卒業してくれたと思います。

その子にはもちろん真っ先に坐禅を勧めましたが、なかなかうまくいきません。

つくづく誰かに何かを進めるって難しいなあと思います。

でも彼にはハヤセビンゴさんのようなしっかり者のご友人が居て幸せなのではないでしょうか。( ^-^)
もしよかったら彼にも「近くのお寺で坐禅でもしてみたら?」と言ってあげてみてください。( ^-^)

もしよければkasahara@mx1.avis.ne.jpまでメール頂けませんか?
お待ちしています。m(_ _)m
by 九子 (2009-12-03 22:00) 

お夕

[人は人、あっしはあっしということに……]
九子さま、お邪魔いたします。

親の仕事を、子どもはどのように見ているのでしょうか?
私もつれあいも教師です。両親が教師ということでのプレッシャーは、うちの子にはないようで良かったと思っています。
結構、教師の子どもが教師を目指したりするのですが、我が家は絶対になりたくないと言っていました。私たちも絶対、勧めたりしませんでした。グータラ教師の姿を見て、ああはなりたくない、と思ったのかもしれませんが、適性から見ても無理ですし正解だったと思っています。
教師はすばらしい仕事だとは思いますが、「子どもが好き」と言うだけではなれませんし、私自身も「子どもが好きか?」と訊かれたら「好き!」と即答はできません。そんな単純なものではないように思います。
こんなところで、紋次郎の台詞を出すのもどうかと思いますが、まさに
「人は人、あっしはあっしということにしておいておくんさい」と言ったところです。
プライドというものは、職業には関係ないと思います。自身の確固たる生き様だと思うんですね。人にも、世間にも左右されない、覚悟にも似た品格……。そういうものを持ちたいのですが、なかなか修行が足りない我が身です。
長々とすみませんでした。
by お夕 (2009-12-04 18:59) 

九子

[わっ、お夕さん!( ^-^)]
律儀にコメント頂き、有り難うございます。m(_ _)m

>結構、教師の子どもが教師を目指したりするのですが
あっ、結構私の周りにも居ましたね。子供の周りにも・・。
それに先生の子供さんってなぜかすごく出来る子が多かった!先生が勉強させていたんでしょうか、プライドかけて。(^^;;

でもそうさせないお夕さんとご主人様を私はとても尊敬します。
私の主治医の精神科の先生も、お子さん4人もいらっしゃいますが誰も医者にはさせてらっしゃいません。そういう方がいかにも子供達の個性を尊重しているというのがわかって、いい感じです。

>プライドというものは、職業には関係ないと思います。自身の確固たる生き様だと思うんですね。人にも、世間にも左右されない、覚悟にも似た品格……。

う~ん、深いですねえ。このまま書き留めておきたいようです。
確かにその通り!覚悟にも似た品格ですか・・。
そこまではなかなかたどりつけません。

私の場合、せめて薬剤師と見てもらえるだけの品格を・・。
レベル低くてすみません。(^^;;
by 九子 (2009-12-04 22:30) 

轟 拳一狼

[医者っていうのは・・・]
私、高校時代の同級生に、結構医者の息子がいたんですね。
その中に、そこそこ大きい病院の御曹司がいました。

私が大学を卒業してしばらくしてから、同窓会がありました。そこにその御曹司は出席していませんでしたが、みんなの話を聞くと、まだ浪人しているということでした。
こっちはすでに大学を卒業しているのに、医大か医学部に入るために、なんと6浪していたそうです。

そいつがそれからどうなったか、私は聞き及んでおりませんが、「医者ってのはそういう世界やったんや」と思ったのは、それが最初でした。その御曹司、もちろん私はよく知っておりましたが、とてもキャラクター的に医者に向いているとは思えなかったんですが・・・まあ医学部に入ってしまえば、将来は約束されたものなのでしょうが。

この事件については私も記事を書きましたが、トラックバックしないほうがいいかな・・・なんとなくそう思ってしまいました。

でも結局トラックバックしてしまいました。
by 轟 拳一狼 (2009-12-14 02:05) 

九子

[拳一狼さん!( ^-^)]
6浪ですか!そりゃ大変だ!
どうされたのか興味ありますね。

私の知ってるのは私がかかってた産婦人科の息子さんで、5浪してそれでも頑張って地元の国立大学に入り、奥さんもお医者さんで、今度二人で新しい診療所を始めるそうです。ちなみにお父さんは東大医学部でした。プレッシャーがあったんだろうと思います。

まあでもこれはうまく行った例ですよね。

どこで見るのかうちには子供が受験の近くになるとパンフレットが送られてきて、それは医者の学校に受かるためのセミナーのパンフレットでした。子供が大学へ入った次の年まで送られてくるのは、浪人を見越したものと思いますが、今年はたぶん最後なのでよく見てやったら、1日だけのお正月セミナーが15万とか、1月一ヶ月のが60万とか80万とか書いてありました。

それだけ出しても医者になってくれるなら安いものだと思うんでしょうね。

お医者さんはもっと増えていいと思うけど、良いお医者さんに増えて欲しいですよね。

それから適性というの、絶対にあると思うけど、医学部の学生時代は成績下のほうでも卒業してから活躍してる人も結構居るから、適性をどの時点で判断するのかは難しいかもしれません。
by 九子 (2009-12-15 21:55) 

満月

[市橋は、アスペじゃないでしょうか]
もうこのページはご覧にならないかもしれませんが、私は、市橋は、アスペだと思います。それか高機能自閉症。話しているところを見たことが無いのではっきりはわかりませんけど。

何かのきっかけで、リンゼイさんに執着してしまった。けれども、拒否されてしまった。自閉症のパニックになってしまったら、多分だれも止められないですし、その執着も激しい物ですから、不幸はおきてしまったのかな?と思います。

それに、もしかしたら、お父様の方もアスペの可能性があると思います。だとしたら、世間の言うことなど気にしませんから、普通にお仕事できるのではないでしょうか。

医者になるプレッシャーも理解できますが、私には彼の「執着感」の方が、この事件には要素として強いと思います。
by 満月 (2010-05-16 00:35) 

九子

[満月さん、はじめまして!( ^-^)]
満月さん、よくおいでくださいました。m(_ _)m
ありがとうございます。( ^-^)

市橋がアスペルガーか高度自閉症。なるほど、そういう見方もありますねえ。「執着心」とかパニックになり易さというのは発達障害の子供達の特徴ですものね。

ただ、お父様までどうかというのは、ちょっとわかりません。毎日診療していらしたお父様の心のうちまでは他人には理解できませんから・・。

いづれにせよ、事実はどうあれ、市橋が発達障害ではなかったことを祈ります。というのは、確か長崎で子供を連れまわして駐車場から突き落として殺してしまった高校生とか、たしか発達障害と言われましたよね。そうやって報道されると、発達障害の子供達に対する風当たりが強まりますから・・。

この日記の一番下に最近になって書き足しをしましたのでご覧下さい。発達障害の子の就職に関するお願いです。

それから、もしよろしければトップページの一番上に出ているようにして、九子にメールを頂けませんか?( ^-^)

よろしくお願い申し上げます。m(_ _)m
by 九子 (2010-05-16 21:34) 

Hirosuke

>[市橋は、アスペじゃないでしょうか]

アスペルガー症候群に対する重大な誤解・偏見かつ人種差別です。
スピルバーグ等の著名人にもアスペルガーは多い。
ならば、彼等も殺人者ですか?

by Hirosuke (2013-09-05 09:36) 

Hirosuke

>お父様の方もアスペの可能性があると思います。
>だとしたら、世間の言うことなど気にしませんから、

これも酷い言い様です。

by Hirosuke (2013-09-05 09:39) 

九子

Hirosukeさん、こんにちわ。
ご専門の立場からのアドバイス、有難うございます。

アスペルガーとかサヴァン症とか、少なくとも10年前は人々の会話にはほとんど出てこない言葉でしたよね。ドラマの影響もあると思いますが、それだけそういう障害があることが一般の人々に理解されたというのは、とりあえず良いことだと思います。

うちの三男もご存知のとおり学習障害で、ただ、彼の場合は回りに障害のことを伝えていないんです。自分の意思で・・。だから、いろんな失敗が多いのをいまだに理解されずにいます。

彼の場合は5人兄弟の3番目ですから、揉まれて精神的にはタフなので、とりあえず安心しています。

障害を持った子は教育の場では守られても、社会に出てからが難しいという感じがします。

もちろん市橋のお父さんは、何の障害も無い立派なお医者様だと思っています。
by 九子 (2013-09-06 11:01) 

Hirosuke

>社会に出てからが難しい

最近はハローワークで、アスペルガー症候群やLD・ADHDの求職者向けのチラシを良く見ます。

採用した企業側に助成金が出る制度があり、個別に相談に乗ってくれるとの事。

もう隠さなくても良い時代のようですよ。

by Hirosuke (2013-09-08 00:37) 

九子

Hirosukeさん、こんばんわ。( ^-^)

>最近はハローワークで、アスペルガー症候群やLD・ADHDの求職者向けのチラシを良く見ます。

ああ、そういう時代になったのですねえ。こういうことって、割合に進歩が早いのかもしれません。

息子はなぜか変なプライドがあって隠しておきたいみたいなんですよね。「障害を言い訳にしたくない。みんなと同じ土俵で戦いたい」・・みたいな。

そもそも最初の面接の時に言って置かなかったので、今更言えるか?って気持ちが強いようです。
でも、そうですよねえ。世の中変わっていますもんね。

ただ、息子がいる会社は、いろんな意味で「まだまだ」の会社みたいな気がします。

いろいろご教授有難うございました。( ^-^)
by 九子 (2013-09-09 22:00) 

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