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年賀状2012 [<薬のこと、ダメ薬剤師のこと、家のこと>]

明けましておめでとうございます。ことしもよろしくお願い申しあげます。m(_)m

新年早々更新をさせて頂くつもりが、ふだん居ない子供たちがぞろぞろ帰って来て急に「九子さんちの大家族」になるとふだんの3倍ほどの仕事量になり、精も魂も尽き果てて長時間のお昼寝が必要だったり致しましてこんなに遅れてしまいました。どうかご容赦を。

さて、まず新年恒例の年賀状のお披露目から・・。

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迎春

辛く悲しいことの多い一年でしたから、今年こそ明るい希望の年となりますように。
薬局の一番の収穫は、長年の謎であった元祖雲切目薬「一子相伝」の材料の中身がわかったことです。たまたま薬局にいらっしゃった薬科大学の先生が分析して下さいました。
また、雲切目薬が地元テレビで取り上げられ、今回は林家三平さんとお忍びで佐智子さんもおいで下さいました。
タウンページのCMに出てくる海老名香葉子さんが丹精込めて
整えられたおうちの中で、ムーミン一家のように仲睦まじく暮らしていらっしゃる様子が目に見えるようで、少なくとも「蛯老名さん家のちゃぶ台」返しは有り得ないと思います。
還暦を迎えたM氏は、娘二人の薬大の学費が肩にのしかかり、
夢に描いていたリタイアもままならず意気消沈しております。
息子3人もそれぞれの道を可も無く不可もなく歩んでおります。
今日も昨日と同じように生きていられる幸せをかみしめたいと思います。             平成24年 元旦


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「一子相伝(いっしそうでん)の石」というのは、薬局の古い薬箪笥に入れられた得体の知れない石のことです。
古い安物の茶封筒に「一子相伝 シンジュ」と書かれて長いこと入っていましたが、それが代々の店主にしか伝えられなかった元祖雲切目薬の秘密の原料であったこと以外、まったくの謎でした。

その石は青みがかった灰色をしており、直径1cmくらいの小ぶりな石で、砂利みたいにたくさん入っています。触ると白い粉が指につく、チョークと石の合いの子みたいなたぶんもろい石です。

それが旧式の(B4)茶封筒の三分の二ほどあったのですが、九子が勝手に偉い学者さんと間違って、その上その人が「もっと入れろ、もっと入れろ。」と言っているのだと勝手に解釈して、その人の連絡先も訪ねずに100グラム以上を渡してしまったため、現在は茶封筒の半分くらいになってしまっています。

それでもすぐその後に偶然薬局においでになった帝京平成大学薬学部の鈴木重紀先生が、わずか5グラムほどをお持ちになったきりで長年の秘密を現代の精巧な分析の機器により解明して下さいました。心より御礼申しあげます。
m(_)m

石の中身はほとんどが亜鉛で、ごくごくわずか水銀が入っていました。

亜鉛というのは元祖雲切目薬の成分中に多量にふくまれています。たとえば硫酸亜鉛、たとえば酸化亜鉛、それらは雲切目薬の主要成分の一部です。

実は「ごくごくわずかの水銀」というのがミソなのです。

当時善光寺の近辺には郭(くるわ=遊郭)がたくさんあって、善光寺参りのお客さんや近隣の郭の無い地域からお客さんがたくさん来ていたそうです。(たとえば松本は武士の町なので郭などは無くて、松本からのお客さんも多かったとか・・。)

当然性病が蔓延するのですが、水銀は抗菌作用があるので性病、特に梅毒に良く効いたそうです。梅毒は目にも症状が出るため、目薬の中にごくわずかの水銀を入れた雲切目薬は目の梅毒の特効薬として珍重されたのではないでしょうか? 石のほとんどを占める亜鉛のほうはもともとの原料に混じってしまい問題ありません。 だからそれが、代々店主にしか伝えられてこなかった「一子相伝」の秘伝の石という訳です。

水銀は今ではその毒性のために医薬品に入れられることはなくなってしまいました。もしかしたら祖母は入れていたかもしれませんが、母は入れていなかったと思います。 考えてみると茶封筒の一子相伝の後に書いてあった「シンジュ」という言葉は水銀化合物を意味する「シンシャ辰砂」のことだったのかもしれません。

地元SBCテレビ(信越放送)では雲切目薬を特に良く取り上げて下さいます。
今回は長野市と松本市それぞれの名店を林家三平さんが訪ね歩くという企画で、長野市では笠原十兵衛薬局も取り上げて頂きました。テレビ局の方が「長野(市)といったら雲切目薬を取り上げないわけにはいかないでしょう。」と言ってくださったのが嬉しかった!
何しろ10年前は誰も知る人の居ない売れない目薬で、会計士さんからは「薬局閉めちゃったほうがいいんじゃないですか?」と言われる有様でしたから・・・。(^^;;


実は九子にとって三平さんはそんなに憧れる人でもないし(ごめん!三平さん!)、これがキムタクが来るとかだったら別だけど(^^;;、礼儀正しいまじめな青年が来て下さったという印象で平常心でおりましたが、最後のほうで大きなマスクで顔の大部分を隠しても唯一出ている目の美しさだけで只者でなさをすぐに感じるその人が来て下さった方がずっと心踊りました!

そう。当時週刊誌ではもう別れたとも報じられていた国分佐智子さんです。その日は東北大震災から一週間後。まだ東京でも余震がたびたびあった頃だったので、佐智子さんが不安がって急遽おしのびで取材に付いていらしたそうなのです。

佐智子さんとはほとんどお話しする暇もありませんでしたが、とにかく目だけで「すっ、すごい美人!」とわかるというのは並大抵ではありません。女優オーラというのでしょうね。

それから半年ほどして、実は実は安住紳一郎さんの「ぴったんこカンカン」のスタッフの方も来店して下さったのです。好感触だったのですが、小川村のおやきの取材で手一杯になって「今回はすみません。」という電話が来ました。残念!


林家三平さんの色紙を見て雲切目薬を買ってくださる方もいらっしゃるし、そんなお礼も込めてお手紙やら地元の果物やらをお送りするとそのたびにご丁寧なお心遣い頂いてびっくりします。

地元のぶどうを差し上げた時は、ご婚礼の引き出物のおすそ分けに預かりましたし、リンゴの時は三平さん直々にお礼のお電話を頂戴しました。 賢婦人で名高い母上様から乱れ一つない達筆でお手紙を頂戴したこともあります。

芸能界に詳しい方の口から、「林家一門は芸能界でも特別に義理堅い。」と伺ったことがありますが、こうやって直々に人と人とのつながりを大事にする姿勢を学ばせて頂けるのは光栄だったと思います。
来て下さったのがキムタクじゃなくて、安住さんじゃなくて、林家三平さんだったこと、感謝しています。
( ^-^)

賀状の通り、息子三人は三人三様の道を歩いております。
娘たちは試験に追われて大変です。

「この次いつ全員で会えるかわからないから、みんなで写真でも撮ろうか。」
と言いながら、結局いつも撮れずじまいです。

こうしてみると、子供たちと一緒に居られる間というのはわずか18年だけです。(都会だと22年でしょうか。)
最初からそれを考えて子育てが出来たら良かったけれど、後から気づいても遅いよって話です。
子供たちとはいつでも話が出来るという考え方は甘いのかもしれません。
今からまだ間に合うお父様お母様がた、どうかお子様が手元においでのうちにじっくりお話しておいてくださいね。( ^-^)


では皆様、今年もよろしくお願い申しあげます。 m(_)m

★長野県にお住まいの方々にお知らせです。1月 6日(金)SBCテレビ「3時はららら」で雲切目薬が放映されます。今回は芸人さんのX-GUN 西尾さんが来て下さいます。よかったらご覧下さい。


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コメント 12

伊閣蝶

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
今年もご健康には十分にご留意の上、ますますのご発展をお祈り致します。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

by 伊閣蝶 (2012-01-04 00:15) 

よぽぽ

あけましておめでとうございます。

我が家も、年末年始を過ごす為に
東京から帰郷していた息子が
本日、東京へと戻っていきました。

>こうしてみると、子供たちと一緒に居られる間というのは
>わずか18年だけです。(都会だと22年でしょうか。)
>最初からそれを考えて子育てが出来たら良かったけれど、
>後から気づいても遅いよって話です。
>子供たちとはいつでも話が出来るという考え方は
>甘いのかもしれません。
>今からまだ間に合うお父様お母様がた、
>どうかお子様が手元においでのうちにじっくり
>お話しておいてくださいね。( ^-^)

本当にその通りだと実感しています。
幸い!?というか
家の子はLDだったこともあり
他の親子より、より濃密に子供にかかわりあえたことが
今となっては幸福であったと思っています。

こんな時代なので
仕事があったらどこでもいいから行きなさい。
と家から送り出したので
親のほうも覚悟をきめて老後を迎えられるよう
今から準備しなくては… (^_^;

まぁ、何はともあれ
今ある幸せに感謝しながら
今年も元気に頑張りたいと思います。

九子さんもお体に気をつけて…

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

P.S
マイプレスのほうでコメントしたのですが
うまく送信できなかったようなので
こちらに再度コメントさせていただきました。
コメント2重になってしまったらごめんなさい。
by よぽぽ (2012-01-04 17:59) 

ダイナ

九子さん、明けましておめでとうございます!
昨年はお世話になりました。

とにかく健康は何よりも宝です。
健康であればなんとかなる!
今年もどうぞよろしくお願いします<(_ _)>
by ダイナ (2012-01-05 16:04) 

九子

伊閣蝶さん、そう早々に年賀コメント頂戴しながらお返事が遅れてすみません。m(_)m

伊閣蝶さん、ceciliaさんはじめ、音楽をやっていらっしゃる方々はとても誠実な方々が多いと思いました。そしてきちんとした生活を送っていらっしゃる。私はこういうはみ出し者ですが(^^;;、お仲間に加えていただいて嬉しいです。

ことしもよろしくお願い申しあげます。m(_)m

それとメールの件、わかりやすく左欄上にメルアドを貼り付けましたのでぜひよろしくお願いします。( ^-^)
by 九子 (2012-01-05 16:54) 

九子

よぽぽさん、明けましておめでとうございます。( ^-^)
毎度のご無沙汰、申し訳ありません。m(_)m

>こんな時代なので
仕事があったらどこでもいいから行きなさい。
と家から送り出したので
親のほうも覚悟をきめて老後を迎えられるよう
今から準備しなくては… (^_^;

本当にその通りですね。発達障害はまだまだ世の中に認められておらず、
いろんな差別とかで苦しめられることも多いから、なんとかへこたれない性格だけは養って欲しいと思っていましたが、たぶんター坊くんもうちのYもその点だけは合格点みたいですね。( ^-^)

よぽぽさん!老後はまだ早いでしょう。(^^;;

何はともあれよぽぽさんのところもお幸せそうで何よりです。
これからも末永くよろしくね。( ^-^)

マイぷれす、私も書き直したいところがあって更新したいんだけどどうしてもつながりません。以降こちらにどうぞ!
by 九子 (2012-01-05 17:03) 

九子

ダイナさん、明けましておめでとうございます!
お年賀コメント有難うございました。

ダイナさんとこでマイケルの曲たくさん聴かせてもらって、その音楽性の高さに感激しました!一曲くらいイマイチな曲ってありそうなものなのに見当たらない。さすがですね!本当に彼が亡くなってしまったのは惜しいです。

ダイナさんも是非メール頂戴ね!
左側上の「メール&お知らせ」欄にoutlookのメーラーが立ち上がりますし、うまくいかなければ書いてあるアドレスを貼り付けてください。

今年もよろしくお願いします。m(_)m
by 九子 (2012-01-05 17:10) 

浅葱

あけましておめでとうございます。
お正月、ご家族が揃って賑やかな様子が何よりです。
今年もよろしくお願いいたします。
by 浅葱 (2012-01-07 00:04) 

九子

浅葱さん、明けましておめでとうございます。( ^-^)
こちらこそ、今年もよろしくお願いします。m(_)m

情けないことに子育ての一番忙しい時は母に頼りっぱなし。頼みの綱の母親が居なくなってしまった現在、たまに子供たちが帰ってくるとてんやわんやの大騒ぎをしています。そしてその後二日三日寝込む。(^^;;

浅葱さんも左欄上のメルアドにメールを書いて下さいね。
お待ちしています。( ^-^)
by 九子 (2012-01-07 12:57) 

Muran

九子さま
あけましておめでとうございます。
薬の話から、昔母方の先祖に中村屋与平という薬屋がいたのを
思い出しました。
大阪でやっていたようですが。
テレビへのご出演、関心の高さはすごいものですね。
雲を切るという意味、どこかにご説明されていれば
読んでみたいと思います。
雲霧仁左衛門とはまた別ですよね。。。
素敵な一年となりますように。
by Muran (2012-01-07 22:34) 

九子

あっ、Muranさん!
ごめんなさい。年賀状をお書きしてご挨拶が済んだような気になってしまってました。改めて明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。m(_)m

>昔母方の先祖に中村屋与平という薬屋がいたのを
思い出しました

ご先祖が、薬屋さん!それは奇遇です。
うちは製造販売ですからそうではありませんが、特に薬問屋さんなどは高価な薬なども扱われるので、財を成されたご先祖様なのでしょう。

「雲を切る」は字のまんまです。雲が切れるように目がはっきりと良く見えるという意味で、昔は白内障の手術療法などありませんから、うちの元祖雲切目薬が白内障の特効薬でした。

今は手術が出来るので安心ですが、現在の雲切目薬αをかすみ目に使ってくださる方結構多いです。

はい。雲霧仁左衛門とは別です。
「雲霧目薬」希望とメールで注文される方はいらっしゃいますが・・。(^^;;

幸多い年になりますように・・。
by 九子 (2012-01-08 14:10) 

いっぷく

重さに耐えてnice!とコメント、ありがとうございます。

林家のねぎし事務所からは、毎年旧暦の正月に
赤い縁取りの「新年のご挨拶」が届きます。
縁があり、泰葉さん以外はお世話になったことがありますが
いろいろ言われますけど、礼儀もちゃんとしていて
みなさん、いい人たちだと思います。
五児ってすごいですね。私は二児の父ですが
40過ぎてからの子どもなので、子育ての適齢期を思い知らされています。
今後ともよろしくお願いします。
by いっぷく (2012-01-12 22:32) 

九子

いっぷくさん、こんばんわ。

>重さに耐えてnice!とコメント、ありがとうございます。

はい。重さに耐えてよく頑張りました。(^^;;

いっぷくさんは林家家の古いお友達でいらっしゃったのですね。( ^-^)

三平さんはたぶんお義兄さんの峰竜太さんがらみでいらっしゃったのだと思います。峰さんは長野県人で、この頃退職後の備えか、長野の放送局に良く出ていらっしゃいますから・・。

香葉子夫人が育てたお子さんなら、皆さんきちんとしていらして当然と思います。

私は5人も育ててません!出来すぎ母が4人で、私は1人くらいなもんです。(^^;;

確かに息子さんだとお父さんが相手をしてやることを思うと肉体的にきついかもしれませんね。

私の場合は孫の世話が出来るかどうかが死活問題です。(^^;;

今年もどうぞよろしくお願いします。

そしていっぷくさん、ブログ左欄上のお知らせ欄にメルアドがありますので、メールを一通いただけないでしょうか?
よろしくお願いします。m(_)m
by 九子 (2012-01-13 23:06) 

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