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藤圭子の花 [<番外 うつ病編>]

♪♪赤く咲くのはけしの花 白く咲くのは百合の花
どう咲きゃいいのさ、この私
夢は夜開く♪♪

 

日本人形のような美貌とかすれた声で一時代を築いた藤圭子が亡くなった。

九子はあまり演歌が好きではなかったが、あの美しい顔のお姉さんが、酒でつぶしたような声を喉から搾り出すようにして歌うギャップは凄いと思ったし、北海道の貧しい村で育ち、物乞いのように家々の門に立っては歌を歌う生活を幼い頃から続けていたと聞くと、痛々しい気もした。

自死だったという。
藤圭子は本当に自分の咲き方を忘れてしまったのだろうか?

3年前のインタビューに答える彼女がテレビに映し出されたが、「藤圭子」と呼ばれて「あの頃のことはもういいです。人が作った歌をただただ歌わされていただけですから・・。」と言っていたのが忘れられない。

まるで人が作った歌をただ歌っていただけなのだから、自分なんか歌手でもなんでもないのだと言わんばかりに聞こえた。

だから宇多田ヒカルが育ちあがったのか?
母親のコンプレックスが、日本語と英語の作詞、作曲が出来、その上母譲りのかすれた声で「自分の歌」が歌える天才歌手を育てたというのだろうか?

昨今よく言われることだが、たとえ現地で生まれ、現地で育った子供だとしても、よほどの親の努力がないとバイリンガルには育たないのだという。必ずどちらか一方の言語が、時には両言語とも標準レベル以下の子供が出来上がってしまうのだそうだ。

詳しいことは知らないけれど、とりあえず宇多田ヒカルは凄い!
彼女のような日本語の詞は、日本で生まれ育った誰であったとしてもとても書けそうにない。その上、英語だ!その上、曲だ!


「人が作った歌をただただ歌わされていただけ」だった母親が生んだ一人娘は、母親の後を継いで歌手の道に進み、作詞、作曲もこなす a singer/song-writerとして、押しも押されもしない存在になった。
母親にとってこれ以上の喜びはなかったはずだった。

事実藤圭子は、宇多田ヒカルの成功を何よりも喜び、「うちの娘は天才なのよ。」と周囲に吹聴していたという。

それならばなぜ?という疑問は、さらに深まる。

娘が稼ぎ出すお金は何百億円にも膨れ上がり、当然宇多田事務所の役員であろう母親の藤のところにも億単位で入って来たはずだ。

そのお金で藤圭子はギャンブルにのめり込んで行く。何千万円という札束をスーツケースに詰めて、世界中の賭博場を渡り歩く。

後から宇多田ヒカルのコメントが発表され、母親の長年にわたる精神疾患に触れられた時、九子は瞬間的に「ああ、躁鬱病だったのか・・。」と思った。
九子がそう思っただけで、真偽のほどは定かではない。

ただ、想像を超えた多額のギャンブルだとか、死の直前まで一緒だった30歳の男性の存在だとか、感情の起伏の激しさだとか、元気な時と落ち込んでいる時の落差とか、投身自殺だとか言うキーワードをつなげてみると、躁鬱病が一番ぴったりするような気がした。

その後もいろいろな情報が小出しに出されて、一緒にいた男性は恋人ではなくて、元夫が世話をした彼女の身の回りの事をするための男性であったことが判明する。

ここでひとつ、躁鬱病独特の、「多情多感で恋愛に溺れる」と言うキーワードは外れた。だが、やっぱり躁鬱病の疑いは拭えない。


宇多田ヒカルのコメントだけではわからなかったことを、元夫の宇多田照實氏が補う。

それによると、藤圭子は、再三の家族の薦めも聞かず、頑として治療を拒み続けたこと、その結果として、病状は悪化の一途をたどってしまったこと。

ある時期から藤は人間不信に陥り、家族さえも遠ざけて生きていたこと。
ギャンブルにのめり込む生活は、それと時を同じくするようにして始まったこと。
これに関しては、まったく反対のことを言う人もいる。曰く、藤圭子はヒカルと一緒に暮らしたがったが、ヒカルのほうが拒絶した・・と。


こういう話を聞くたびに、九子は大本山活禅寺の無形大師の言葉を思い出す。
曰く、「信は万法の母(しんはばんぽうのはは)」。

すなわち、すべては信じることから生まれるという事。だから、何より大切なことは「信じる」ことで、信じることが出来なければ何も始まらないのだと。

もちろん禅寺の老師の言葉であるからして、「仏教を信じること」が前提にはなるが、この言葉はありとあらゆることに通じると思う。

もしもあなたが大病になり、適切な医療を受けて完治したとしよう。あなたは薬や、名医や、医療スタッフのおかげと心の底から感謝する。

でもあなたは、すべての根底にあるもの、つまりあなたが、その薬を、その医者を、その病院を信じて、その医療に身をゆだねようとしなければ、その結果は得られなかったということを忘れてはいないだろうか?

もしもこの世の中の誰をも信じられない人間が居たら、どんな名医だって激しい拒絶にあって、指一本触れられないのだ。

ご存知のごとく偽薬(プラセボー、プラシーボ)という物がある。薬の成分は皆無であっても、薬だと信じ込んで飲めば、心理的効果である程度は効く。
これが機械ではない生身の人間の不思議さだ。
つまりこれが、信じることの魔力である。

家族の間に、あるいは藤圭子とその周りの環境に何があったかは知らない。
ただ、誰も信じられなくなってしまった人間に、誰であろうと何かを薦めたり、提案したりするのは容易なことではなかったろうという推測は出来る。

藤圭子は、ギャンブルの対象として株でも競馬でもパチンコでも無く、賭博場を選んだ。これもなんだか象徴的だ。

当時まだネットで株をする人はいなかっただろう。株好きな出来すぎ母のところにはちょくちょく”株やさん”と呼ばれる証券会社の営業マンが出入りしていたが、当時はまだそういう時代だった。

競馬でも競輪でもパチンコでも、見渡せばまわり中人間の群れだ。
人間嫌いの彼女にとってはそういうことが煩わしかったのではないか?

賭博場は、それに反して、スロットマシンにしろルーレットにしろ、カードにしろ、相手は物言わぬ道具だ。
外国の言葉は多少飛び交っても、日本語ほど生々しくはない。
それに、なんてったって、元芸能人のプライドをくすぐるほどお洒落な世界だ。

この世の中で誰一人信じるに足る人間が居ない人生は本当に不幸だ。だが、そういう人間と付き合うのは、周りにとってもどんなにか骨が折れる事だろう。

だから、家族が藤圭子を無理やりでも医者に診せなかったことをなじるつもりは無い。

それでももう少し、何とかならなかったものかと無念極まりない。

精神の病が死因になることは無い。うつ病だからと言って、勝手に心臓は止まらない。怖いのは自殺ただ一つだから、それをコントロール出来さえすればよかった。でもそれは、言うほど楽ではない。

再び。藤圭子は自分の咲き方を忘れてしまったのだろうか?

あれからもう40年近い年月が流れて、世の中もずいぶん変わった。
花の世界だって、赤い花でも白い花でもなく、「大きな花に小さな花 一人一人違う種を持つ ナンバーワンにならなくてもいい もともと特別なオンリーワン」という世界がやって来たんである。

SMAPのこの歌が流行った頃、彼女はもう病気のために自分の殻を硬く硬く閉ざしてしまっていたのだろうか?自分の花は、自分らしく咲かせれば、赤かろうと白かろうとそれでいいのだと、彼女は気づくことさえ出来なかったのだろうか?

藤圭子の命を懸けた投身が、たかだか一週間か十日の、物見高い人々の饒舌で終わりになってしまうのはあまりにも悲しい。

 


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Hirosuke

他に考えられる病状は、【統合失調症】です。

一昔前は【精神分裂病】と言われていた病気です。

【母】の場合、激烈な症状が発現しました。

浪費、妄想、虚言、徘徊、罵詈雑言、刃傷沙汰・・・。

さすがに家族も閉口します。

近所の目どころか、命の危険性があるからです。

今は緩快状態ですが、直接の家族は誰も会いたがりません。

そういう病気です。

by Hirosuke (2013-08-30 07:23) 

いっぷく

今回の自殺についてはマスコミの報道は全て断片的なので
それをつなぎあわせて推理してもバイアスがかかって
しまうかもしれません。今慌てて答えを出さなくても
いずれ明らかになるでしょう。
ただ当時からいわれてきた間違いのない事実は
藤圭子は、親の愛情に恵まれなかったということです。
親の愛情に恵まれない人は、自分が親になっても
良い親になれないし、自分自身もまた幸せになれないというのが
私の持論ですが、藤圭子も例外ではなかったのかなあという
思いがあります。
by いっぷく (2013-08-30 08:43) 

九子

Hirosukeさん、こんばんわ。
そうでしたか・・。統合失調症というのはそんな症状も出るのですね。浪費というのは知りませんでした。
結局自分や自分の周りの誰かの症状に重ねてわかったような気になりますが、同じ病気でも一人一人違うのでしょうね。

誰も近づきたがらない病気。ご本人にはお気の毒ですが、仕方ありませんよね。認知症なんかも一緒でしょうね。

せめて早いうちに薬をきちんと飲む。飲み出したら死ぬまで飲む。それが一番、みんなが幸せになる道です。

私もこれ以上ひどくしないうちに、毎日飲んでます。
by 九子 (2013-08-30 22:15) 

九子

いっぷくさん、こんばんわ。
藤圭子の病気については、確かに早計にいろいろ言うべきではなかったかもしれません。

>藤圭子は、親の愛情に恵まれなかったということです。
親の愛情に恵まれない人は、自分が親になっても
良い親になれないし、自分自身もまた幸せになれない

これについては私もまったく同感です。
親の愛情を知らない子供は、自分の子供を愛する術を知りませんから、子供を愛せない。
それが永遠に連鎖して行くと考えたら、本当に恐ろしいですね。

ただ、藤圭子の家族は貧しかったけれど仲が良かったと言っている人もあるようです。
情報が錯綜しているので何が本当かわかりませんが・・。

私も愛情不足にさせちゃった子が居ます。長い時間かかったものは、長い時間かけないと修復できないのが歯がゆいです。
by 九子 (2013-08-30 22:24) 

mu-ran

品格のある文体と、対象となる方への、憐憫ではない優しさに満ち溢れた内容は、多くの方に読んで頂きたいと思いました。
by mu-ran (2013-08-31 23:12) 

ぼんぼちぼちぼち

昨日、喫茶店でこの旨の記事を読みやした。
なるほど、躁鬱病であったならつじつまがあうと思いやした。
合掌でやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2013-09-01 11:19) 

九子

mu-ranさん、こんにちわ。
あらまあ、そんなに褒めないでくださいまし。
舞い上がると、何をしでかすかわからない人間ですので・・。(^^;;(^^;;

ところでmu-ranさんは以前、美空ひばりが天才だとおっしゃっていらっしゃいましたが、藤圭子についてはどう思われますか?

今回何十年ぶりに彼女の歌を聴いてみて、こんなに力強く歌う人だったんだとちょっとびっくりしました。

これなら宇多田ヒカルが尊敬するのもわかるような気がしましたが・・。
by 九子 (2013-09-01 12:24) 

九子

ぼんぼちさん、こんにちわ。

あっ、これについてですが、他の方もおっしゃっていらっしゃるように「統合失調症」という可能性もかなりあるようです。だからまだ、躁鬱と決められる段階ではないようですので、どうぞ誤解の無いように・・。

母と娘の競演・・なんてことが実現していたら凄い事だったのに、本当にもったいないですね。
才能というものは、持ってるものの大きさだけではなくて、それをいかにして持続させていくかというのも大事なことなんですね。
by 九子 (2013-09-01 12:31) 

伊閣蝶

藤圭子の生涯をこうして見ると、自身の幼少の頃の境遇がそのまま尾を引いているような気がしてなりません。
こういう言い方は不謹慎のそしりを免れませんが、不幸は親子のつながりの中で宿命のように引継がれていってしまうのでしょうか。
この母と娘の、類い稀なる才能に想いを馳せると、何ともやりきれない気持ちにさせられます。
残念でなりません。
by 伊閣蝶 (2013-09-08 22:57) 

九子

伊閣蝶さん、こんばんわ。( ^-^)

>こういう言い方は不謹慎のそしりを免れませんが、不幸は親子のつながりの中で宿命のように引継がれていってしまうのでしょうか。

本当にそうですよね。ただ、テレビのワイドショーで(九子お得意の(^^;;)藤圭子さんが「小さい頃は貧しかったけれど、家族は皆仲が良くて楽しかった。」とも話しておられたのが救いです。

宇多田familyの中でも、少なくともヒカルさんがデビューする頃までは、楽しい時間が続いていたのではないかと思います。

そういう風に考えてあげないと、悲しすぎますよね!
by 九子 (2013-09-09 21:51) 

サード・アイ

 私たちは、いつも世間的な常識で物事を判断して、精神病という言葉ですべてを納得してしまいますが、それではその精神病を生み出す本当の原因については、理解していないと思います。

  今回の出来事について、信じられないような出来事もネットでは流されていますが、
たとえば、ツィート・テレビなどの情報など世間的に非難をされていますが、もし、これを仮に肯定した場合に、その個人の内面の中でどのようなことが起きてくるのか。考えてみると、反対にそれが思い精神の病、だれにも世間的には共有化されない、深い問題に発展してゆくことが十分に推測できるのです。
by サード・アイ (2013-10-20 20:52) 

サード・アイ

 そのようなことで、様々な情報をいろいろと組み合わせて、非常識な情報も否定せずそれを反対に肯定した場合には、どうなるのか、肯定したらそこに何が見えてくるのか考察してみることによって、想像を絶する悲しい出来事、現在のアメリカの植民地である日本の本当の姿、本当の正体が見えてくるかもしれません。それは、娘のレコードジャケットに、メーソンのシンボルが書き込まれている以上、この問題はとてつもない深い闇があると思われてなりません。
by サード・アイ (2013-10-20 21:00) 

ロック

初めまして。
ぼくは、池田晶子さんのわたくしことNO bodyの会員で、毎年3月3日の彼女の名を冠した賞の授賞式には出席しています。

某SNSで映画の日記などを書いております。子供の頃からアラン・ドロンファンで彼のの作品はほとんど見ています。

藤圭子に関しては、軽々しく統失などの病名をつけられないのではないでしょうか?

ずっと以前,「徹子の部屋」に出演した彼女は、まだデビュー前の一三歳の愛娘のことを愛情豊かに語る普通の母親の顔を見せました。


ブラウン管で見せる表情とは裏腹に、彼女は性格的に、強く男っぽい女性だったと思います。

頭も良かった。



直情的な性格なので、世間の見る目と実際の自分との間に、

あまりに大きなギャップを感じたことでしょうね。

だから、世間のウソの見方に、耐えられず、

引退と復帰を繰り返し、

藤圭似子という名前も使っている。

ポキッと折れ・・・また立ち上がり・・・

またポキッと折れ・・・また立ち上がる・・・

そんな人生。


翻って、ZARDの坂井泉が亡くなった時は、彼女はまだ、誰かに助けてもらいたくて自ら死を選ぶ踏ん切りはついていなかったでしょう・・。

病院のベランダの、高さわずか3mの位置から頭から落ちて亡くなったことが如実にそれを物語っているのでは。
病苦からは逃れて楽になりたいけれど、3mなら絶対に死ぬとは限らない。
そんな悲しい彼女の逡巡が聞こえてくるようです。

藤圭子は、今は、おそらく「失敗したな」、と自死を後悔している気がしてなりません。

乱筆、失礼いたしました。

ロック










by ロック (2013-12-19 16:34) 

九子

サード・アイさん、こんばんわ。
ロックさんのコメントにお返事しようとして、2ヶ月も前のあなたのコメントを発見しました。しかも、2回もコメントして下さっていらしたのですね。本当に申し訳ありません。
実は当時、so-netブログにはスパムコメントが来まくっていて、一日に100通以上来ていたこともありました。
ですから、本来のコメントも見逃してしまっていたのだと思います。
本当にごめんなさい。

サード・アイさんがまだ見てくださることを願ってお返事させていただきます。
facebookでも英語でお名前見つけましたが、ご本人かわからなかったのでメッセージを遠慮させて頂きました。

精神病を生み出す本当の原因。わあ、難しいですねえ。
遺伝とか体質とか、気質とか環境とか、それらが複雑に絡まったものなのでしょう。

>ツィート・テレビなどの情報など世間的に非難をされていますが、もし、これを仮に肯定した場合に、その個人の内面の中でどのようなことが起きてくるのか。

具体的にどんなひどいことが書いてあるのかわかりませんが、精神に病を発しさせるというところまで行くためには、その心的衝撃の強さは図り知れないものがあったのだろうと思います。

そうですね。闇を考えるとそうなのですが、私、自分が病気を薬でかなり助けられているし、一応薬剤師なので(^^;;、精神の病気は脳の病気という見方が好きで、それに対する適切な薬を飲むことで治るという風に単純に考えたいです。( ^-^)

>娘のレコードジャケットに、メーソンのシンボルが書き込まれている以上・・
ああ、そうなんですか?

ただ何もわからないで・・という可能性もあるかも・・。
(って、甘すぎるかな?(^^;;)

そうそう。サード・アイさんにお願いがあります。
表紙ページ左側欄の上の方にメールアドレスがありますので、どうか九子にメールを下さい。
こんなにお待たせしてしまいましたし、すごく申し訳なかったので是非ともメールをお待ちしております。
よろしくどうぞ。
by 九子 (2013-12-19 23:17) 

九子

ロックさん、こんばんわ。
九子日記をたくさん読んで下さって、本当にどうも有り難う!

>池田晶子さんのわたくしことNO bodyの会員
素晴らしいですね!それに授賞式に出席されたということは、何か受賞されたのでしょうか?
きっと聡明な方なのでしょう。

アランドロンの映画をほとんど!
私、自分が何かを好きでも、その人の作ったものをすべて読んだとか、観たとか言う経験が無いので、そういうことをなさる人を尊敬してしまいます。

私が一番熱を入れて読んだのは、巨人の星の漫画くらいでしょうか・・。それでも全巻ではなかったような・・。(^^;;

確かに藤圭子の病気に関しては軽々なこと言えないと思います。
ただ、彼女が家族とも離れて一人で根無し草のように住んでいたり、お金の管理を彼女がしていたことは、彼女の精神の健康に決して良くはなかったのではないかと思うばかりです。

>直情的な性格なので、世間の見る目と実際の自分との間に、
あまりに大きなギャップを感じたことでしょうね。

ああ、これは私でも良くわかります。
自分は世間が見ているような人間じゃないんだと思いはじめると、とても辛くなりますから。

坂井泉さんは3メートルでしたか?そんな死ぬ高さじゃないですよね。運が悪かったとしか言いようが無い。彼女もきっと残念だったでしょうね。

藤圭子もそうです。みんな今となれば残念がっていると思います。
こういう事故があるたびに、最愛の誰かがそばに居て、もう一言言ってあげていたら・・と思いますが、たとえ誰かが居てくれても、その目をくぐって死んでしまうのだから、切ないですよね。

そこに至る前に何か出来なかったかといつも思いますが・・・。

ロックさんも、もし良かったら、表紙ページ左欄の上部にあるメールアドレスへメールを一通下さい。 お待ちしています。( ^-^)
by 九子 (2013-12-19 23:35) 

サード・アイ

  すみません。コメントありがとうごさいました。今年もあと少しで終わりますが、やはり藤圭子さんの出来事は、長く記憶に残るような気がします。私は、今回の自殺の報道があってから、始めてこの人のことを調べ始めました。それ以前には意識にはありませんでした。関心はなかったのです。
 
 この人には、日本的な側面とアメリカ的な側面があると思いますが、どのような見ても、日本の古い古層から続いたている芸能の民の流れを感性で受け継ぐ巫女のように見えてしまうのです。そしてこの人を通して日本の古い巫女の神話の形が顕わされているようでなりません。

  ある人はブログの中で、この人の歌唱力は、この人の業の力が何かを憑依させて訴えいるようだと述べていましたが、藤圭子を古代の巫女の末裔と感じている人は、潜在的に多くいると思っています。ですから、このことは何かの象徴というか予兆のような感じを受けるのです。

 現在の多くの日本人は、過去の古い古層の日本文化の世界から切断されています。ですから、あまり深く考える人は少ないと思いますが、私はこのことが、これからの日本人の運命というか、そのような形を顕わしてゆく予兆とみているのです。何故なら、日本の巫女の末裔が、このような形となってしまったのですから、この人を巫女と感じることができる人であれば、何かの予兆の前触れと見るのではないでしょうか。

 かなりオカルト的で根拠のない盲説となりますが、来年はいよいよ、日本の社会が過去の過ちを繰り返す時代となるかもしれません。日本人全体がそのような方向に進むような気がしますが、その時になって始めて感覚で始めて少し気付くことになるのかもしれません。過去の古代にあった事件は繰り返され、悲しみを秘めた事件の真相を民は気付くことなく、同じ過ちを繰り返してゆくと・・・私たちの日本という国はそんな国とそんな国民なのではないてしょうか・・・
by サード・アイ (2013-12-27 21:25) 

九子

ああ、良かった!
サード・アイさん、見てくださってありがとうございました。

サード・アイさんもきわめて律儀な日本人の最たる方ですね。(^^;;
最初の「すみません。」は必要ありません。「すみません。」と申し上げなければならないのは、こちらの方ですので・・。(^^;;

> この人には、日本的な側面とアメリカ的な側面があると思いますが、どのような見ても、日本の古い古層から続いたている芸能の民の流れを感性で受け継ぐ巫女のように見えてしまうのです。

すごく面白い見方ですね!!
確かに雰囲気はそんな感じです。

>来年はいよいよ、日本の社会が過去の過ちを繰り返す時代となるかもしれません。

こちらの方は、そうあってはならないという予測ですね。

安倍さんは、期待されて首相になられましたが、だんだんと危うい方向へ流れて行ってしまわれましたね。

現在は、巫女の声よりも民の声で国が変わる時代だと信じたいです。

サード・アイさん、再びメールのお願いです。
お待ちしています。よろしくお願いします・( ^-^)
by 九子 (2013-12-28 23:56) 

夢物語

こんばんは♪有る1つの週刊誌さんの記事を
読みました。先程。流石解って要ると言うか!理解をして居ますのでビックリしました。藤圭子さんにお逢いするのは!3月2日が
初めてです。勿論!夢の中でですが!黒い服
を着て居ました。僕が両手にケルプを持ち戻ると1人の女性がお帰りと笑顔で!迎えてくれました。勿論!最初は知らない女性だったので!僕も黙って居ました。圭子です。と自己紹介をして自分の歌を歌い出しました。海の側で!でも僕は解りませんでした。その時聴いた事が有る歌を3曲程歌い初めました。1曲は新曲でした。その歌を歌い終わる頃に涙を浮かべて圭子は寂しかったんです。と言われました。出来れば供養をして挙げたいけども
リクエストの花は時期的には!まだ無さそうだ。 藤圭子さんご冥福を祈ります。
by 夢物語 (2014-03-03 02:36) 

九子

夢物語さん、こんばんわ。
雑用に追われてお返事が遅れてすみませんでした。

藤圭子さん、ファンでいらっしゃったのでしょうか?夢に出てくるなんて凄いですね。
夢物語さんは霊感もおありなのでしょうか。

彼女には最初から「不幸な女」というイメージが付き纏いますが、でも本当のところは幸せだったというか、幸せな時代もたくさんあった人なのではないかと思います。
何よりあんな天才の娘に恵まれたわけですから・・。

私なんか5人も子供がいても、みんな凡才ばかりで、天才の親になってみたかったと思うばかりですが・・。遺伝ですよね。(^^;;

夢物語さん、よろしければ左欄上部に書いたように、九子にメール頂けませんか?コメントが遅れたお詫びもさせて頂きたいので・・。

では、メールお待ちしています。

有難う!( ^-^)
by 九子 (2014-03-05 23:00) 

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