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天才YoshikiとX-Japan [<九子の読書ドラマ映画音楽日記>]

金スマでX-JapanのYoshikiの特集をやっていた。

ほとんどテレビで自分のことを話さない彼が、中居正広の前で包み隠さず全部話すということだったので見始めたらやめられなくなった。


九子もX-Japanに熱い視線を注いだ一人だった。ビジュアル系って結局は、化粧しただけの目立ちたがり屋かと思っていたら、ドラムとピアノをこなすリーダーYoshikiが作詞作曲した楽曲があまりにも美しいので、ほほう!と思いながら聴いていた。


当時珍しかったレンタルCD屋で、おどろおどろしいジャケット?のCDを恥ずかしい気がして目を伏せながら借りた思い出もある。(^-^)


見てよかったと思った!Yoshikiのこと、当時の葛藤、去っていった仲間たちへの思い。

ずいぶん視聴率も高かったのだそうだ。


Yoshikiが10歳の時に自死した最愛の父親。彼の原点はすべて父親にあった。

何不自由ない大きな呉服屋の長男として父親に最大限の愛情を注がれて育ったこと。

クラシック音楽やタップダンス、ドラムが大好きだった父がピアノやドラムを買ってくれ、先生に褒められてのめりこんだこと。小学校のクラスでただ一人、ロックに興味を持つToshiと巡り会ってその後バンドを組んだこと。


その一方でわがままな金持ちの息子で、思い通りにならないとすぐキレル不良少年でもあったこと。バイクを乗り回しても、「あいつは不良だから成績が悪い。」と言われるのが悔しくて勉強したから、成績だけはよかったこと。そういうyoshikiの扱いを先生方も手をこまねいていたこと。


決まっていた音大を蹴ってロックバンド「X」一本で行くべく、退路を断ったこと。


良いプロデューサーに恵まれて、その才能を買われ、大ヒットを飛ばしたこと。


あと、ネットを探したら面白いエピソードも出てきた。

彼は中学の時、給食の食パンを焼いて食べたくなってトースターを学校へ持って行ったそうだ。わあ、凄い行動力!

でも案の定先生にこっぴどく叱られた。


でもその次だ。彼の本当に凄いところは!

昨日自分が怒られたのは、自分ばかりがトーストを食べようと思ったのがわがままだったからだ。だから今日はほかの人も食べられるように2台持って行こう!

その結果どうなったのか? まざまざと目に見えるようだ。(^^;;


昔の先生は理不尽だった。理由など何も言わずに叱られた。


でも次の日、2台のトースターを学校へ持ち込んだYoshikiには、先生の理不尽さなどまったく見えていない。むしろ、先生のモラルを信じ切っている幼稚園児のようにすら思える。


単純で人の好いお坊ちゃん育ちのYoshikiは、先生に裏切られる体験を何度も積み重ねて、不良と呼ばれる問題児になっていく。誰か一人でも生のyoshikiの純粋な心をすくい取ってくれていたら、彼はもっと生き易かったに違いない。

でもそうしたらX-JapanのYoshikiは生まれなかったのか?

悩ましいところだ。


彼と仲間内では、殴り合うことはごく普通のことだったという。

Toshiが洗脳されて脱退する最後のコンサートでも、抱き合ってお互いを讃えあっていた二人だが、本当はToshiを殴るつもりだったとYoshikiが番組で答えていた。


あまりにもショッキングな出来事で後追い自殺するファンが何人も出たという有名なHideの自殺事件。でもほかにももう一人、解雇されたTaijiも自死していた。


殴り合うことが普通のことだったグループの関係と、自死に何か関連があるのか、無いのか。

頂点に立つどころか底辺の(^^;;、しかも男ですらない九子にはよくわからない。


アメリカでただ一人現在も音楽活動を続けるYoshikiはなるほど天才だと思った。

九子が今まで何人かの才能ある人たちに直接、間接に聞いたある法則を、彼もまた守っていたからだ。


どんなに疲れていようが、どんなに忙しかろうが、自分で決めたことは絶対に毎日やる。

例外は一切認めない。


不良少年だった彼の場合は、母親が口を酸っぱくして言ったそうだ。

「どんなにやんちゃしてもいいから、勉強だけはしっかりやりなさい。」


それを守ったYoshikiは、常に学年最上位の成績だった。


ロックをするのにそれが役に立ったのか?

ちゃんと役に立った。


21歳でアメリカ進出する際に、「アメリカ人のロックが日本人にわかるわけがない。言葉もうまく出来ないのに。」と言われた際、流ちょうな英語で「ロックの魂を伝えるのに、言葉.なんか関係ない。」と言い放った。



天才になるには、一つのことを毎日継続する、継続できる忍耐力が必要だ。

九子みたいに続かない人間は、すぐ言い訳を作って今日もやらない、明日もやらない。

そのうち結局何もできなかったということになる。(^^;;



この頃思う。天才は決して生まれつきではない!と。もちろん要素として何割かはDNAが重要になるのだろうが、結局本人がどれだけのめり込んだか。努力を努力と思わず、嬉々として人のやれない量の練習を積めるかが勝負になる。


昨今野球の世界で二刀流を操る若き天才がもてはやされている。太谷翔平23才。そしてまたしても彼が受けた家庭教育が騒がれている。


そんな時いつも九子は思う。

騒いだって無駄! だって毎日地味な努力を続けられる忍耐力がないと天才にはなれないんだよ。

努力の片鱗もない九子の子供たちが親の背中みて育ったら、どう考えても平々凡々で上等ってとこなのよ。(^^;


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