遅くなった年賀状2020とその言い訳 [<その他>]
2020年はパソコントラブルとともに明けた。
ある日突然windowsが立ち上がらなくなり、初期化せざるを得なくなったのだ。
思えば12月の半ば頃から予兆はあった。
バックアップとして使っているAOSBOXcoolが「バックアップに失敗しました。」を連発するようになったのだ。
ただ、バックアップ済みのファイル数だけは毎日毎日多くなっていた。
だから、とりあえずはバックアップされているのだろうと高を括っていた。
一番悲惨なことになったのは調剤ソフトだった。
バックアップファイル上には確かに昨年12月のフォルダが残っていた。
調剤ソフト屋さんは言った。「外付けのハードディスクではなくて、クラウドにバックアップされたのですね。心配です。すべて戻ると良いのですが・・。」
結局調剤ソフトは最悪の結果になっていた。
ここ2年間の資料はすべて使えず、最新ファイルは2017年!
他の薬局さんだったらAOXに怒鳴りこみたいところだろうが、わが笠原十兵衛薬局は事情が違う。
雲切目薬で食べている薬局だから、怖いのはむしろ住所録データと会計ソフト。
この二つはちゃんとクラウドがバックアップを取ってくれていて、何ら仕事に差し支えることはなかったのだ。
調剤ソフトの人によると、たぶんクラウドはバックアップするファイルを選ぶとき、例えば1KB以下のファイルを無視してしまうのではないか。
だから本来300無ければいけないファイルが100しか見つからず、結局復元は不可能となってしまった。
外付けハードディスクに保存する場合は、すべてがファイルに忠実に保存されるから、正しい形で復元出来る。
どうやらこういうことらしい。
それではもうAOSBOXcoolはやめて、他のバックアップソフトに変えるのか?
実は会計ソフトのバックアップファイルを必死に探していた時にはそれを真っ先に考えた。こちらもバックアップしてみたら、2年前のものだったのだ!
でも、結局昨年12月のファイルを探し出すことに成功した!現在ではこの時点までしっかりと戻っている。それ以降のものは紙で残っているから、順次入力してやればよい。
AOSBOXcoolは月額500円で一生使っても使いきれないほどの160万テラバイトものファイルを保存できる。
面倒なのは、どんな小さなファイルでも5時間立たないと復元出来ないことだ。
でもまあ失ったファイルの大きさを思えば、5時間くらいいくらでも我慢する。
朝9時に開始すれば、午後2時には復元できる。それならば一日の業務になんとか間に合う。
そのうえ、デュアルバックアップという便利な機能がついていて、クラウド上だけではなくて外付けハードディスクにも同時にバックアップしてくれるはずなのだ。
今回九子はその機能をよく理解できずに、外付けディスク上にもファイルが残らなかった。
今回のトラブルでそれぞれの会社はとても親切だった。
windowsが起動できなくなったとき、Dellは何度も相談に乗ってくれ、向こうから電話もくれた。(どうやら購入時こういうサポートに入っていたらしい。)
結果ハードディスクには何の問題もなく、これからもずっと使えるとお墨付きをもらった。
調剤ソフトの会社が親切なのは、月々高いお金をっ払ってるから当たり前か。
会計ソフトも、住所録ソフトも、サポートは万全!・・と言いたいが、筆まめのサポートだけは問題があった。
筆まめのトップからサポートタブを開けばたぶん問題はなかったと思う。いろいろなタイプのサポートプログラムが載っていたから。
慌てた九子は「筆まめ サポート」と検索した。すると最初にあったのが有料の最低500円のティケットを買うタイプのサポートだった。
困っていたから500円を払った。
ところがこれはチャットであって、答えがすぐに来るわけではなかった。
結局待ちきれずに新しいバージョンを買った。買った直後に「このバージョンでは読み込めません。」と答えが来た。
なんだかなあ。
AOSBOXcool。個人商店にはありがたいバックアップツールだ。一か月ワンコインでバックアップが残せる。それもクラウド上に。それもほぼ無限に。
ただ、調剤ソフトのように特殊なソフトには向かないらしい。
特殊なソフトを使っていらっしゃる方は、ぜひ外付けのハードディスクもしくはUSB媒体に記録を残しておきましょう!
人生には「まさか!」という坂がある。パソコンが壊れるくらいは「まさか」のうちには入らないと思うけれど、しっかり備えておきましょうね。(^-^)
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