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それでも日本の英語教育を何とかしてほしい! [<英語の話>]

例によって引きこもりの6月と夏バテの7月を過ごしていて、それでも今年のウツはごく軽かったため、テレビを見ながら多々妄想の翼を広げることは出来た。

したがって若干古びてしまったニュースだけれど、しばしお付き合い願います。<(_ _)>



日本人の英語のあまりのお粗末さに、絶対に教育が間違っている!と思う人は多いと思う。

東大に留学する中国人留学生に、(東大生ですら)日本人の英語は幼稚園並みと言われて、悔しい思いはしても返す言葉が見当たらない。


数学者の藤原正彦氏や同時通訳者の鳥飼玖美子氏などから、「英語教育は大人になってからでも十分間に合うし(実際彼らはそうしてきたし)一番大事な英語で何を伝えるかという中身の問題は小さいころに日本語を十分に叩き込まれなければ育まれないのだから、英語の早期教育は時期尚早」と言われれば、専門家が言うならそんなものかと今までずっと思ってきた。

だけどもう限界だ!

ここへ来て憂慮すべき問題が持ち上がった。


下記の記事(すみません、もう見られなくなってます。)によると、例の世界的にも注目を集めた米朝首脳会談の記者会見において、トランプさんは「拉致問題をちゃんと伝えたよ。」と安倍さんに言ったそうだが、本当にはどんな言葉でどんなふうに伝えてくれたのかがよくわからない。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180629-00056322-gendaibiz-int&p=2


そういう時こそ記者の出番だ。

せっかくの記者会見の場なのだからたくさん(NHKだけでも100人!だそうだ)行っていた記者の中から英語で(当たり前だ!)質問する人間が最低一人や二人居てもよかったはずだ。


ところが彼らはみんな押し黙っていた。

なんで?だってここがトランプさんに、彼の言葉で答えを聞ける最後のチャンスの場だよ!


記事を見て分かった。出席した記者たちは英語が話せなかったのだ!!

要するに幹部クラスが、米朝記者会見というビッグイベントの場に居合わせたというそのことが自分の出世の勲章になるっていうんで、我も我もと手を挙げた。結果英語など全然出来ない幹部の記者ばかりが世紀の記者会見の場に陣取った。その挙句英語の得意な階級が下の、たぶん女性記者が多いと思うが、出番はなくなる。


大枚はたいてシンガポールまで行って、一言も質問しなかった挙句に、真実がまったく伝わらなかった。


これって日本にとって大きな損失でしょう。

そりゃあ何日か遅れでアメリカから情報は来るかもしれないけど、あくまでも人を介した情報であって、トランプさんから直々に聞くのとは情報の価値が違う!


もしも、いつも間違い英語で堂々と渡り合ってる恥を知らない九子なら、きっとあの場で手を挙げていたと思う。

いや、ホント。こう見えて大勢の中で発言するのは割かし得意なのだ。何しろ市会議員の娘だから(^^;;


相手が答える英語がわからなかったなんてことも往々にしてある。そんなこと気にしちゃいられない。答えを引き出せた時点でなんぼだと思う。

答えは理解できませんとすごすご引き上げて、あとは専門家にお任せしますと言っとけばよい。(^^;;


ところで記者会見の場には大手の放送局の他にも小さい新聞社の特派員とかも出ることが出来たのだろうか?そういう人たちなら、望むべきはそれが女性であったなら、大会社のような階級社会の影響は少なめだと思うから、すくっと手を挙げて英語で質問するのは可能だったのではないだろうか?


いや、結局誰も質問しなかったという結果がすべてを物語っている。


要するに核心は 「トランプ大統領が金正恩委員長に日本人拉致問題をどう伝えたのか?」 という一言なのだ。この簡単な一文を英語で言えないような記者を何百人も連れて行って、一体なんのための記者会見か!

一体日本はお金の使い方がそもそも間違っている!




そこ行くと記者会見の先陣を切ったアメリカの女性記者はカッコよかった!

「あなたは金正恩を優秀な大統領だと持ち上げたが、肉親を殺し、民を飢えさせている金正恩になぜそんなことが言えるのか?」


自国の大統領相手に良くそこまで言えるものだと感心した。

もちろんこの記者にとって英語は母国語なのだから、言語の壁ではなくて、ハートの問題だ。


この瞬間、日本人の行動を縛り付けている呪縛のようなものも感じた。


まず「上の人が最初」の序列意識。

誰かが先に口火を切るまでは黙っていようという意識。

真っ先に意見を言うと目立つから、目立ちたくない意識。

つまりはこれすべて「遠慮のかたまり!」


英語うんぬんの前に、こんな様々な圧力で縛り付けられているのが日本人だ。

その上、英語も完ぺきに話さなければいけないというプレッシャー。


さあ、そこで女性の出番だ!女性は一般に語学が強い!だからこういう公の場で英語で発言出来る女性記者を育むべきなのだ!


いや、育む必要はないのかもしれない。かれらはもうそれなりの力を持って、英語出来ない上司にかしずいて待機しているのかもしれない。



女性の社会進出が遅れていると言われて日本はよく叩かれる。

これに関して九子もいつか何か物申したいと思っている。


まずは得意な分野から、女性の能力を示していこう。英語なんか最適分野だ。

そしてその場合、英語できない上司は積極的に英語できる部下に席を譲るべき!


世紀の米朝会談の記者会見に居合わせたというそのことが偉いんじゃない!

その場で何を発言したのかが一番大切なのだという、そんな簡単なこと一つ分からない

いい大学出ただけのエリート上司には、顔を洗って出直してもらいたい!


そして、日本人の英語教育。

本当になんとかできないものだろうか?-



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不安遺伝子とテンション民族 [<英語の話>]

不安遺伝子を抑えて心がす~っとラクになる本

不安遺伝子を抑えて心がす~っとラクになる本

  • 作者: 山本潤一
  • 出版社/メーカー: 秀和システム
  • 発売日: 2016/09/17
  • メディア: 単行本

不安遺伝子を抑えて心がすーっとラクになる本

不安遺伝子を抑えて心がすーっとラクになる本

  • 出版社/メーカー: 秀和システム
  • 発売日: 2016/09/20
  • メディア: Kindle版

雲切目薬のお客様の中に山本潤一先生というカウンセラーの先生がいらっしゃって、「日本人には他の民族よりも遺伝子の中に不安遺伝子が多い」ということを自著に書かれていらっしゃる。不安遺伝子を抑えて心がす~っとラクになる本 単行本 – 2016/9/17
山本潤一 (著)


不安遺伝子が多いと言われると、日本人なら皆なんだか納得する。

確かにそうだよねえ。

他の国の人に比べて、いつもおどおどびくびくしてる印象だもの。

どこか自信がなくて、他人の言動ばかりを見ている感じ。


島国って意識があるのかなあ。

たとえば中国ならば、悪いことをしてもなんとか逃げおおせて、まったく違う人間としてどこかまったく違う場所で何度でも生きなおすことだって可能な気がする。

ところが日本ではそうはいかない。


山の端まで追い詰められたらもうそこまで。そこをうまく逃れたって、周り中海では海の藻屑に消えていくしかない。


だから、皆まじめで悪いことは出来ない。それはもうすごく素晴らしい日本人の美徳。

まあひどい悪人は出ない代わりに、どんぐりの背くらべみたいな似たり寄ったりの人間であふれている。


だけどこの国で一度悪い人って烙印押されたら、二度と立ち上がれない。この国ではもう生きていかれない・・みたいなところって無い?

なんだか新陳代謝の悪さ感じるよね。

 

昔、父が現役の市会議員バリバリだったころ日本は「テンション民族」と呼ばれていたそうで、当時父がそれを口にするたびに「テンションが高い」って意味にとらえていたけど、今になってみるとテンション=緊張状態が強いっていうそのまんまの意味だったんだなあと思い至る。


いつも何かに緊張してるから、小さな音にびくびくする。

心配の種をたくさん作って、あることないこと心配するから、楽しんでる余裕などない。



坐禅(座禅)を日本に持ち込んだ道元禅師も、もしかしたらこの国の人々のそんな長所も短所も知り抜いたうえで、この国を救うのはこれしかないと命がけで持ち込んでくれたものなのかもしれない。




九子の座禅の本出版計画はまだ遅々として進まない。

そんな中、このところ自分には無縁のものと思ってたInstagramが、新しい見え方で輝き始めた。


そもそも不器用な九子に写真は苦手だ。良い一枚を手にするためには無駄に一日を費やしそうな気がする。だから写真が中心のコミュニケーションなんて、とってもじゃないけれど入っていけないわよと考えた。


ところが、Instagramはもしかしたらfacebook以上に書きやすいんじゃないの?って突然思えた。


九子の書きたいことはたいていブログで事足りる。

わざわざfacebook取り出して書こうという気は起らない。

よって九子のfacebookは、長いこと休眠状態だ。

一体facebookって何を書けばいいの?(^^;;

 

ころがある日ひらめいた!

九子が好きでもないInstagramに注目したのは、雲切目薬をInstagram上で発信してくださる方が思いのほか多かったからだ。お礼の一言が言いたくて、アカウントを作った。

Instagramに坐禅の良さを書けないかしら?

日本の人は、どうしても坐禅の持つ宗教臭が鼻について拒否反応があるみたい。

そんならむしろ外国の人たち向けに九子が体験した坐禅の話をするのはどうだろう?

 

なにしろこの英語力だから、難しいことは話せない。

だから一回2.3行の短い英語で、

日本人の怠け者女性が、ちんたら坐禅をしてみたら、人生がこんな風に変わったよ

みたいに書いてみたいと思ったのだ。


それならちゃんと目標がある!

あんまり英語で発信しない日本人だから、とりあえずはみんな珍しがってくれるんじゃないの?


これには過去の記憶も役立ってる。息子が昔トヨタ系列に勤めていて、トヨタが全米から叩かれたとき、何を血迷ったか,ワシントンポスト紙 に投稿を試みたことがある。


息子の会社が叩かれてるとき、何もしないで手をこまねいているなんて出来るわけないじゃん!

めくら蛇におじずというか、母は強しというか!(^^;;


もちろん載るはずはないが、10年近くたった今でも、ワシントンポスト紙からたまに投稿しませんかメールが届く。


その時痛切に思った!私より凄い英語の使い手など掃いて捨てるほど居るだろうけど、下手な英語で自分の意見を伝えようとする日本人はどうやら多くは無さそうだということを。


だから今回、またやりたくなった。Instagramは新聞投稿よりもずっと敷居が低いだろうから!


難関の写真にもちゃんと手があった!無料素材というのを借りればいいのだ!

 

#Zen#Japanese#Experience#Layperson

で、とりあえず発信してみるつもりだ。

一回目の投稿ができたらまたお知らせするつもりだ。

 

そういう時はfacebookを使うのかな?

 


そして何がいいたいか?

何しろ一度に二つのことが出来ない九子なので、ブログ途絶えがちになるかもしれませんが、ごめんなさい。

(^^;; <(_ _)>

 

 

★Instagram アカウント決まりました。

商売用  kumokirimegusuri18 坐禅用 zazenjapanese

 坐禅用のアカウント、今の時期にこんな単純なアカウントが取れるなんてびっくりしています。


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Expediaは返金に応じてくれなかった!・・でも悪いのはきっとExpediaじゃない・・ [<英語の話>]

Expediaは返金に応じてくれなかった!

こういう結果が待っていようとは夢にも思わなかった。結構多くの方が読んでくださる「Go to Gateが返金に応じてくれた!」同様に、良いお知らせが出来るとばかり思っていた。


ただ、自分の中で、アメリカの大手旅行会社Expediaに対する恨みつらみはおどろくほど無い。反対に絶望的に大きな障害として横たわったのは日本のシステムの何たる!内向きさ加減と、融通の利かなさだった。


それから九子の弱腰というか、すぐに諦める執着の少なさ。お金のためならどんなことでもするぞ!っていう中国人のバイタリティーは九子の中には皆無なのだ。
まあ、これでいい勉強させてもらったと思って、この程度のお金のことは諦めよう! 日本人がよく口にするこの言葉。世界中の人の中では少数派なのかもしれないと思う。


話は1年も前にさかのぼる。M氏とM子が当時オーストラリアにいた次男Sを訪ねた時の話だ。


何しろ時間の少ない駆け足ツアーのことだから、効率よく回ることは重要だ。
メルボルンのツアーで、一日で西海岸のグレートオーシャンロードとペンギンが夜よちよち海岸に上がってくるところを見に行けるという弾丸ツアーがあった。
迷わずこれに申し込んだのだが、このツアーが人数が少なくて不成立になり、行けない事になった。
キャンセル申請はすぐに受理され、お金は返金された。


でもどこかでまだ同じようなツアーはやっていないものか?
必死で探して見つけたのがExpediaがやっていたツアーだった。

お金も違う、ツアーの時間もわずか違っていたので、まさかこれが同じツアーだとは思いもしなかった。


Expediaに入金した。その次の日くらいか? キャンセルの通知が来た。
最初の会社のツアーとExpediaのツアーは同一のもので、最初の会社のがキャンセルになれば、自動的にこのツアーもキャンセルになりますと言われた。

それならそういうことサイトに一言書いてくれてもよかったのに・・。

その時はメールですべての手続きをしてくれた。


ただ、そこに落とし穴があった。最初払い込んで早々に返金してくれた会社も、言ってみれば大会社Expediaの子会社みたいなものだったのだ。

その辺の事情は何回もメールに書いたはずだったのだが、とにかくお金を返して欲しいのが2回目に払い込んだExpedia本社だというのがなかなか伝わらない。


そのうち、キャンセルに関してはメールではなく電話をかけて下さい!となった。

う~ん、困った。英語の聞き取りがいまいちの九子にとって、これはハードルが高い!
でも、それしかないとなれば、ドキドキしながら電話した。


サポートチームは皆、押しなべて優しくて協力的だ。こちらの幼稚園程度の英語でも(^^;;、ちゃんとわかろうとしてくれる。
この時は2度ほどの電話(アメリカ国内からは無料だが、日本からは国際電話料金だ!)で、返金の約束が取れた。


これで安心してしまった!Expediaが電話の後も、子会社の最初の会社が払っているのだからそれでいいと思い込んでいた証拠のメールが届いていたのに気づかなかった。


薬局のメールは毎日必ず開くが、個人的なGmailはなかなか開かないこっちの事情も手伝って、このメールに気づかなかったのは迂闊だった。
その上通帳のチェックもいい加減だった。その挙句、1年近くも経過してから気が付いて返金要求を再びすることになってしまった。


今回もメールから始めたが、やはりその件は是非とも電話でと言われる。
彼らはとにかくフレンドリーだが、やたら待たされる。一回の電話で20~30分はざらであるが、これは国際電話なのだ!

電話のやり取りは5回ほどして、彼らの主張は一貫していた。
とにかくExpeiaが返金していない証拠をクレジット会社または銀行で証明して欲しいというものだ。

最初は口頭で、次はクレジット会社からの請求書過去一年分再発行してもらってPDFにして送ったが、日本語だからわからないと言われる。
まあ、そりゃそうでしょうと九子も思う。
だってそれがもし中国語だったら、いくら数字とアルファベットが書いてあっても自分でも戸惑うだろうと思うから。


今回アメリカへ電話してみて、アメリカの企業は一本の電話は一本の電話が終了するまでの間に解決したがっているんだと初めてわかった。
その証拠がサポートの一人の「僕が日本の銀行に直接電話して話をするから、電話番号教えて!」という言葉だった。

九子はそれはたぶん無理だろうと言った。英語の達者な人が、そんなやたらに居るはずが無い。


彼らが欲しがっているのは証明だった。送られたこのPDFが正しいものだという、社名のある便箋に「Expediaから○○あての返金はまだされていません。」という一言と役職名と署名があったらすぐにでも返金してくれると言う。

ああ、良かった!簡単な話だ!

ところが、そう思ったのが間違いだった!!


ゆうちょ銀行からイオンクレジットに相手を変える。
イオンクレジットは例の昨年11月から一年分の請求書再発行をしてくれたところだ。

ところがこの件になると、頑として聞いてくれない。
こちらとしてはそういうことをした例が過去には一度もありません!の一点張りで、てこでも動かない頑固さだ。


「いや、あちらが要求しているのは単純にあなた方が出してくれた請求書が正しいという証明だけなんです。あなた方にExpediaと交渉をして欲しいとお願いしているわけではなくて、その段階はもう終わっていて、それがあれば返金してくれると言ってくれているのに、あなた方がどうしても出せないというなら、私は日本の企業に裏切られたことになります。そもそもそちらで出された請求書は正しくないってことなのですか?」


「そういうことではありません。とにかく今まで一度もそういう書類をお出ししたことはないので、それ以上のことは出来ません。」

この部署はクレジットの未払いなどに対応する部署なのだろう、理詰めでものを言う固い印象の女性が多い。


もしも、英語で「証明書」という書式を作っておけば、九子だけじゃなく、困っているたくさんの日本人を救えるかも知れない。
日本語の書類に、こういう英語の一枚をつけ加えるることによって相手が信用してくれるんだったら、それって作っておくべきじゃないの?

九子は対応してくれたどこの組織にもこの主張をし続けたが、誰一人として真剣に取り上げてくれる人は居なかった。


まだまだ九子は諦めない。

イオンの英語のwebsiteで、問い合わせ欄に英語で問い合わせる。
とりあえず英語の達人ばかりが居る部署だろうから、Expediaの誰かが直接電話して来ても上手に対応してくれるだろうから、そちらの電話番号を伺いたいと書いた。

ところが!!

日本語で返事が来て、あろうことか、これ以上の対応は例の固いお姉さまばかりの部署でして下さいというつれない返事!!
その部署でいくら言っても聞いてもらえなかったって書いたのに、読んでくれてないの?


イオンさんさあ、世界進出してるわけでしょ?旧態依然とした日本のやり方で大丈夫なの?

だけど世界の企業は、少なくともアメリカの企業は日本の何倍ものスピードで回っている。
日本だけが、英語はわかりません!前例がありません!で大丈夫なんだろうか?

あの英語ぺらぺら部署の人たちは、少なくとも世界標準で仕事しているんだよね?そうじゃなくちゃ世界のスピードに勝てないもの。


イオンクレジットの対応には本当にがっかりした。
だけど、まだまだ諦めないぞ!


九子は突然「銀行協会」という言葉を思い出した。たぶん銀行にはそれを束ねているおおもとの組織があるはずだ!そこに電話してみたら、「日本クレジット協会」というところもあるという。「そちらにかけられることをお勧めします。」と言われてかけてみる。


そこで消費者相談専用電話を教えられ、海外でのトラブルなら越境消費者センターに相談することを進められ、ここの入力フォームから相談してみた。


う~ん。確かに親切だった。
ただ、サイトにも謳っている通り、ここが九子に代わってExpediaと交渉してくれるわけではない。あくまでもアドバイスをしてくれるだけなのだ。


しかも政府の機関だから、「イオンクレジットの姿勢はおかしい!」と訴える九子に対し、「イオンクレジットの対応に問題はない。」という立場なのだ。


ここで言われたのは、Expediaに「払ったのなら払った証拠を出して欲しい!」と迫ること。
証拠になるから電話ではなくてメールなどの書面でのやり取りを要求する。
のふたつ。


言われた当初は再度戦おうと思っていたが、毎日のなんやかんやに囚われてるうちにだんだん気持ちが萎えてきた。
こういう時いつも九子の強気を阻むのが、自分にはうつ病の持病があるという事実。

もうすでに2万円強の電話代を払っているのに、更に国際電話して、不慣れな英語で要求して交渉するの?
無理は禁物だよ。うつでも来たらつまんないじゃない!
5万円なんかもうどうでもいいよ。

だんだんそういう声無き声が、九子の心の中で大きくなった。


そういうわけなのだ。もしもまだまだ交渉を続けたら、Expediaはお金を払ってくれたかもしれない。
あちらサイドからすれば、「珍しく日本人が幼稚園児みたいな英語で電話かけてきたけれど、結局あきらめたのかな?」というところだろうか。
そう。今回のことで、日本人がこういう要求をするケースは非常に少ないらしいということもおぼろげにわかった。


今回は、Expediaに負けた気がしない。むしろ彼らはよくやってくれた。
負けたのは、日本のシステムだ! 旧態依然とした何十年も変わらない頭の固いやり方だ。

確かに消費者を助けてくれる駆け込み場所はどこにでも作ってある。相談に丁寧に応じてもくれる。

日本人としては頼もしい。だけど最後の最後に足をすくわれる。そんな気がした。

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文友 [<英語の話>]

「文友」と書いて「ふみとも」と読む。
そんな言葉があるかどうかは知らないが、少なくともメル友ではなく、ましてやブログやLINE仲間でもない。

一年に一度だけの年賀状でつながっている。年賀状ひとつだけでつながっている。

友達少ない人間の九子には、実はこの文友が二百人は居る。驚くことはない。それだけ長く生きてるってことだ。(^^;;

何年か前にお世話になって、お世話になったお礼に雲切目薬をお送りしますからと、その時に住所を伺った。
その後一度年賀状をお出ししたらその方からも年賀状が返って来て、以来毎年年賀状を出す。

何十年か前の海外旅行で知り合った方々の何人かとも、いまだ文友である。
当時九子たちの親くらいの年代だった数人の方はもう亡くなられ、残りの方々とは万が一街でお会いしても絶対にわからない自信がある。(^^;;

年賀状ももうそろそろ出さなくてもいいかしらと思っていると、あちらから先に頂いたりして、結果、綿々とお出ししている。律儀に御丁寧なお返事も届く。

そういう方とは不思議なもので、「もうこれで」と思ったはずなのに更に一段お付き合いが深まったような気がして書くのを止められない。

たぶんあちらも同じ思いで出されているのだと思う。


でも九子は、こういうお付き合いが嫌いではない。

と言うか、そういうお付き合いの方が九子にとっては心地良い。

一人っ子のせいか一人で居ることが割合平気で、メールも、電話も、会って話をすることも、友人たちにはご無沙汰することが多い。
ふだんの他愛も無い話は、M氏や子供たちで十分こと足りる。

一年に一度、うず高く積まれる年賀状の束の中から、極まれに、「そちらに伺うつもりです。」とか、「「こちらにいらっしゃるならお会いしませんか?」という類の誘い誘われ文言が浮き出て、それが実現したりするととても嬉しい。
「袖摺りあうも他生の縁」と言うが、ほんのわずかの事からご縁が生まれることを実感するのだ。


そもそも「メル友」などという言葉が生まれるずっと前から、A君は九子の生まれてはじめての文通相手だった。当時の言葉で言うところの「ペンパル」だ。

A君を九子に紹介してくれたのは父だった。
父が始めてのヨーロッパ旅行でスイスのロープウエイに乗った時、そこに居合わせたドイツ人家族の長男がA君だった。

知ってるドイツ語など誰もが思いつく「ダンケシェーン」と「ビッテ」と挨拶のみ。ただひとつあまり一般的でない言葉「イッヒ・ビン・アポティーカ」(私は薬剤師です。)っきり知らない父が、今考えてもどうやってそこまで話を進められたかが謎であるのだが、A君のお母さんにあたる彼女が偶然にも薬剤師だった!
父が満面の笑顔で「オー・オー・イッヒ・ビン・アポティーカ」と言ったであろう事だけは察しがつく。

A君の父親に当たる彼はベンツの技術者で、休暇に家族を連れて、スイスアルプスを見にロープウエイに乗ったらしかった。

九子の父と言う人は、心配性の癖に底抜けに陽気で、外人さんが大好きな人だった。自分の語学力が無いのをまったくものともせずに”Where are you from?”ひとつで話しかけ、返事がまともに返って来ると意味がわからないので誰か英語に堪能な人を手招きする。

当時父は40代。長野オリンピックの時はもう80才だったが、なんとしてでも外国の人と仲良くなりたいという情熱は消えていなかった。

昔は父のように誰かが英語で話しているのを聞くと近寄って行って話しかけていた九子が、今ではさっぱりその気が失せてしまったのと比べると、父の人間好きは凄い事だと思うし、嬉しそうにはしゃぐ子どもみたいな笑顔が忘れられない。

そんな父のおかげで、九子は海外に文友が何人も出来た。

当時確かA君は13歳で、九子は15歳。その後高校生くらいになるとA君は190cmを越える長身になった。
九子は必死で辞書を引き引き、当時は年に何通も、短い英語の手紙を書いた。

A君とて英語は母国語ではなかった。
今になるとわかるが、ドイツ人という人種も、日本人と同じく、国境が地続きのヨーロッパにおいては語学が堪能では無い方に属するらしい。
A君にとってはフランス語の方が得意であるらしかったが、いずれにせよ尖った、癖のある文字で青インクの手紙が毎回来た。
節約家のドイツ人らしく、紙の裏表にびっしりと文字が書かれていた。

彼は大学院を出て、経済学だか経営学だかの博士号を取った。その後、とても大きな経理、会計会社を友人と二人で立ち上げていた。
当時ドイツのネットでA君が立ち上げた会社の立派な建物とホームページを見るとわくわくしたものだった。

A君などともう気楽に呼べないほど、彼はビッグになっていた。


結婚してからは、一年に一度クリスマスカードと年賀状を交換するだけの年月が続いた。
そうこうしているうちにもう40年以上が過ぎてしまったことになる。

お互いの結婚も、子供の誕生も、家族の訃報も、近況も、とりあえず一行くらいでさらっと伝え合っては来た。
だからA君のことは特別な友人と思ったし、「ドイツ」と聞くと、とても近しい国と言う気がした。

そのうち整理整頓まるでダメの九子が大事な住所録を無くし、仕方が無いからネットに彼の名前を入れて検索し、出てきた世界中の経営者が集うSNSを連絡の場としていた時期もある。
(そのおかげで、トンデモ経営者の九子は今でもそのSNSに在籍している。(^^;;)

このあいだ、人生は3万日というのを聞いた。そして、九子に残っているのは1万日を切っていることがわかった。
だから・・という訳ではないが、海外旅行をするなら今しかないんじゃないかと言う思いに駆られた。

何しろ怠け者である。運動嫌いが昂じて、足腰立たなくなる日がそう遠くないかもしれない。

そう思って、A君に突然メールをした。「近い将来、ドイツに行くつもりだ。」と。

彼はとても喜んでくれた。
もし訪ねてくれるなら、ホテルや乗り物の手配をしてくれると・・。

本当は一人で行くつもりだった九子だが(つまり経済的な理由である。(^^;;)、末娘のM子が急遽参加することになった。
まだ学生のうちの今年の10月ならば、彼女も何とか時間が取れるという。

M子の参加を後押ししたのはN子だった。
「ママ一人だと、何をしでかすか心配!。お目付け役にMちゃんを連れておいでよ。」(^^;;
そして今年10月渡独計画は密かに九子の中で動き出していた。

ところが、あちらでは予想外の出来事が起こっていた。

実はA君の奥さんとお子さんは癌にかかっている。
九子がドイツ行きを急いだ本当の理由はそれだった。

上の子の白血病は脊髄移植で完治したようなのだが、下の子の脳腫瘍と、奥さんの乳がんの両方の転移が更に大きくなっていて、予断を許さないのだという。

奥さんやお子さんのどちらかが・・という話ならたまに聞くこともあるけれど、4人のお子さんのうちの2人と、奥さんが癌で、しかもお子さんの脳腫瘍は手術しても取りきれずに後遺症が残り、奥さんの転移も深刻と言うのは彼にしてみればどんなにか心配だろう。

彼は敬虔なカトリック教徒だ。だから、あまり泣き言は言わない。
いつの日も、「僕は妻を誰よりも愛している。」と言い、どんな試練にも負けない厚い信仰がある。

こんな状態では、とても10月のドイツなんて無理だ!と思っていたら、彼からメールが来た。

「僕も妻もあなたたちの来訪をとても待ちわびている。だから、絶対にキャンセルなどしないで予定通り来て欲しい。
10月のドイツはもう寒い。月末にはもう雪も降る。だから、来るなら早めをお薦めする。」

家族の具合が悪い時に、他人を受け入れるなんて簡単に出来るだろうか?
九子ではまず無理だ。家族に心配事が起きると、自分の視野が狭くなり、それ以外のことが考えられなくなってしまう。

それなのに彼と彼女は、来て欲しいと言ってくれる。

これは単に彼らと九子の問題ではない。ドイツと日本の友好の問題だ!
この誘いを受けなかったとしたら、九子の女が廃(すた)る!
同時に、日本人としての九子が問われている!
ウツが来ようが、店が忙しかろうが、10月には絶対にドイツに行くぞ!

・・と、まあ、拡大解釈甚だしく、九子は武者震いをした。(^^;;


この続きは、本年10月以降に・・・。( ^-^)


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SPEAK! [<英語の話>]

自慢じゃあないが、うん十年の歳月と大枚うん十万円(ですむかなあ?(^^;)とを注ぎ込んだ結果がこれ??という空しい九子の英語力である。



軽く20年も続けたことになる毎月2回のジョン先生のレッスンも、ジョン先生の帰国と共に自然消滅。



唯一英語に接するチャンスだったはずのCNNも、長野ケーブテレビの番組編成会議につぶされてあえなくおじゃん!



これから一体どうしたらいいの?と九子が頭を抱えてるとこへ飛び込んで来た朗報が、ふだんあまり目に止めないメルマガの広告にあったSPEAK!というソフトだった。



「英語よみあげくん」と銘打って、魅力的な宣伝文句が並ぶ。



「パソコン上の英文テキストをなめらかに読みあげ、あなたの話す英語を瞬時に診断してくれる活気的な英会話トレーニングCD-ROMがアルクから新登場!」とあった。



九子が興味をそそられたのは、あくまでも最初の部分。えっ?ネット上の英語をみんな読み上げてくれるの?すごいじゃん!



長年の英語研究で九子が会得したわずかながらの真実。それは、英語学習の3要素、すなわちヒアリング・・もとい!リスニング(正しくはListning Comprehension聞き取る力),ライティング(Writing作文力)、スピーキング(Speaking会話力)の中で一番重要なのは聞き取る力であるという事だ。



日本人が出来ない出来ないと悩むスピーキングの力は、実は一番無くても事足りる。



とにかく相手の言った意味を正しく理解出来なければ会話は成立しない。

相手の言った事さえ分れば、小学生並、いや、もしかしたら幼稚園児並の語彙力で、立派に会話は成立してしまうのだ。



その聞き取りの力をつけるのに一役買うと言われているのが、英語をとにかく流しっぱなしにして、わからなくてもいいから聞き続けるという方法だと言う。



それを信じて九子はCNNを聞き続けた。



進歩はあったか?



???である。



まず、サンプルの抽出方法に再大の難点があった。任意に抽出されたのは、何事も飽きっぽい九子という標準的ではないサンプルであったという点だ。(^^;



ただ、最初聞き始めた時よりは、聞きやすくなったかなあという実感はある。

英語に耳が慣れた・・みたいな感じ。



ただ、それだけである。(^^;



結局思ったのは、わからない部分をそのままにしておいても、永久にわからないという事だった。



CNNを聞きながら、一応それらしい単語をメモすることもあった。それを正しくスペリングするのがまた難しい。日本の電子辞書では、かなり正確に近いスペルを入れてやらないと正解がひっかかって来ない。(この頃は大部進歩したようだが・・)



一応、これも大枚はたいて買ったアメリカの電子辞書ならその点、かなりいい加減なスペルを入力しても正しい単語に導いてくれるようだ。



しかし、いかんせん、アメリカの辞書だから説明も英文だ。これが難解で、説明文の更に説明を探しているうちに、最初のヤツがわからなくなる。(^^;



英語流しっぱなし勉強法が出来なくなって、おあつらえ向きにSPEAK!の広告が目に入ったというのは、九子にとって天の配剤かもしれなかった。



しかも値段は1万円を切っている。(九子の厳しい購入価格帯をクリアー。( ^-^)



広告上には書いてなかったwindows98SEでの作動もOKとのことで早速購入。



う~ん!なかなかいいわねえ。

テキストに使っているのはもっぱらMIYUさんの今日のNatureの英文だ。専門用語が多いので、発音がわからない単語が頻出する。



MIYUさんのサイトで原文になってる部分をクリックすると英語サイトに飛ぶから、必要な所をコピーしてテキスト文書を作り、デスクトップ上のフォルダ等に保存しておく。



SPEAK!を立ち上げてストーリーを開き、新しいストーリーを選択し、ファイルからさきほど作ったテキストを選ぶと画面に全文が表示される。



ここで不要な部分、例えば一緒にコピーされてしまう広告等(ADVERTISEMENTと表示されるので分りやすい)を削除しておくと良い。



あとは、挿入、作成とボタンを押せば、あなたが選んだテキストがあっという間にパソコン上に現れる。





さあ、コンピューターの声はどんなもんかな?



最初にタイトルが読み上げられ、そのあとに○○が作ったという意味で 「by○○」と自分の名前をコンピュータにフルネームで呼ばれる時の「はあ~っ??なんですか?それ!!」という違和感はたまらない。(^^;



もっとも、英語にした時違和感のない名前の人ならどうって事ないんだろうが・・・。



サポートのSさんの話では、現段階で最先端の音声を入れていますという事だった。考えてみればそりゃあそうだよね。この音声が模範となって発音を教えてくれるのだから・・・。



音声は4種類で、女性の声が1種類。設定でどれでも選べる。九子的には、女性の声が一番はっきりとして分りやすいと思う。



単語だけを発音してくれるのは電子辞書やCDーROM辞書に良くあるけれど、長文なんでもござれ!というのは確かに珍しい。



もちろんコンピューター独特の鼻にかかったような聞き取り難さはあるものの、読まれると同時に画面の原文上を動く赤いチェックマークを追って行くと、発音されている音が、なるほどこの単語なのかと確認できる。



この確認機能は素晴らしいと思う。

九子が長年CNNを聞き流していても、聞いてる言葉の確認が出来ずに結局はわからなかった部分を瞬時に補う。



日本人の英語理解にとって、書かれたものがあると言うことは最低限の命綱のようだ。

画面を見ずに聞きっぱなしに流している時よりも、画面で文字になったものを見た途端に、たとえそれがわからない単語だらけの画面であっても、なんだかわかるような気がしてくるというのはどういう事だろう?(^^;



作ったテキストは自分が読みたい興味のあるものだから、宿題を訳すよりはとっつき易いと思う。



音声だけで5回、文章を目で追いながら更に5回くらい聞いていると、大部わかったような気になってくる。(^^;



その上このソフト本来の使い方を目指す人は、自分の声を録音して、評価してもらうという楽しみがあろう。



(九子の場合、発音したり表現を覚えたりというのは二の次にしているので、最初に出てくる録音用マイクロフォンの設定も無視している。英語上手だと思われて、相手に更に早くしゃべられたら大変だからだ。(^^;)



読み上げスピードもゆっくりから、普通、早いまで20段階で設定できる。

あまり早くすると英語が英語に聞こえなくなるが、それはそれで、今度は赤いマークを目で追う事で、速読の練習になりそうである。(^^;



とにかくこのソフトひとつあれば、テキストが無尽蔵にできるのだ。そして、そのテキストの読み方は、コンピューターが教えてくれる。そして、それを何度も聞く事によって、聞き取りの力が各段に上がる。



そして、ソフトに附属している単語辞書で意味を確かめれば、更にあなたの理解力は増し、このソフトの一番の目的であるあなたの発音を録音して評価してもらえば、もうあなたは英語の達人だ。



う~ん、素晴らしい!

一万円でこの充実感である。



ただ、難点が一つある。

ソフトに附属の辞書が余りにも貧弱なのだ。1万3000語程度の辞書がひとつだけ・・と言っても過言ではないと思う。



サポートのSさんの話では、1万3000語の辞書で間に合わないときは、別のネット辞書に飛ぶのだそうだが、その別のネット辞書と言うのがあまりにも専門的過ぎて、これまた必要な頻出語がほとんど出てこないのだ。



その結果、今日のNatureから作った九子のテキストに出てくるような科学方面の単語はもちろん、普通のネットニュースや新聞で良く見る単語すら、「翻訳が見つかりませんでした」だらけになっている。



それでも、単語をコピー&ペーストして、アルクの英辞郎あたりで調べられればまったく問題なかったのだが、コピー&ペーストが効かない。



結果九子は、それを電子辞書やネット辞書でスペリングし直して調べているという訳だ。



ああ!本当にこれは惜しい!

なんとしても惜しい!



この辞書がせめて13万語であったら、まだしもだったと思う。

いや、コピーが効けば、全然問題無かったと思う。



すっかり仲良しになったサポートのSさんもこの欠点を良く認識されていて、近い将来に発売予定の次のバージョンでは、必ず改良しますと明言された。



そう。発売元は英語の大御所アルクなのだが、サポートはこのソフトを作った会社が担当している。そしてこの会社のサポートは、大変丁寧で信頼が置ける。



Sさんはなんと!九子の日記を早速お気に入りに入れて下さったのだそうだ。

えっ?そんなあ。まあどうしましょう!!( ^-^)



九子殺すにゃあ刃物は要らぬ。日記読んだと言えばよい。(^^;



あっ、念のため言っときますが、Sさんの一言がなくっても、すっばらしく良く出来たソフトでしたよ。( ^-^)






タグ:英語 辞書

電子辞書の話 [<英語の話>]

九子の英語との付きあいは長い。



薬大の実習は、手がのろくてそのうえ自分のやることすべてに自信の持てない九子にとっては、拷問以外の何物でもなかったので、何とか逃げ場が欲しくて英会話教室へ通った。



それまで自分が英語好きであるという意識はあまりなかったのだが、以来連綿とつきあっているところをみると、やっぱり好きなのだと思う。



もちろん、下手の横好きというやつで、とても人様に自慢出来るような代物ではない。とりあえず何とか通じるっていう程度である。(^^;



パソコンがお目見えした時、その豊富なソフトやら、ネット上の英語サイトやらの量にびっくりした。

「あ~あ、私の学生時代に、こんな英語環境があったとしたら、今ごろぺらぺらのぺらだったのに・・・。」



それから早や10年。いまだにぺらぺらのぺらになっていないところを見ると、学生時代にパソコンがあったとしても・・・・・・・、まあ五十歩百歩だったよね。(^^;



パソコンもさることながら、今、これぞ世界に冠たる日本の技術力!と九子が絶賛するのが、電子辞書という魔法の小箱だ。(九子に絶賛されてもどうってこと無いが・・・(^^;)



電子辞書がひとつも無いというお宅はないのではないか・・・と言う位、テレビショッピングなどでもお馴染みであるが、実はこれがまことに奥が深いのだ。



「Sekky’s Website」という電子辞書専門のホームページがある。管理者は、沖縄大学の法経学部専任講師の関山健治先生だ。とりわけ、電子辞書のよろず相談窓口でもある、「電子辞書掲示板」の存在が出色だ。



かく言う九子も去年の6~7月頃お世話になった。気恥ずかしいので、ハンドルネームはkyukoにした。



量販店にあふれるさまざまな電子辞書のなかで、いったい自分が使うのにぴったりの辞書はどれか?



ついつい値段だけで決めがちな(^^;九子にとって、膨大な知識をお持ちの上に、ほとんどの機種を実際に使われた上でアドバイスして下さるSekky先生の存在は、神様みたいであった。



もちろん先生を神様とあがめる人は数知れず、毎日たくさんの質問が舞いこむ。それにひとつひとつ丁寧に答えられる先生は、電子辞書の達人、言語学の達人のみならず、時間使いの達人でもいらっしゃる。



ああでもない、こうでもないと迷った挙句、九子が買ったのは、なんと!アメリカ製の電子辞書であった。今から思えば魔がさした!としか言いようがない。(^^;



実は善光寺の御開帳で、めずらしく雲切目薬が売れたので、自分にご褒美をあげるつもりで電子辞書を買った。



日本のよりもずいぶん安いはずであったが、送料や税金を払うと、かなりの出費になった。



使い始めた当初は、負け惜しみも手伝って(^^;「良い!、良い!」と言っていたが、やはり日本の電子辞書には見劣りする。



第一、ひとつの電子辞書には、搭載されてる辞書が一冊というのが建前だ。

(今日本の電子辞書の中には、一機種に五十冊の辞書が入っている!などというツワモノまである。)



そのうえ、説明は英語だ!(あたりまえだ!)

こまかいところがわからない!

・・・・どころか、肝心なところがわからない事もしばしば・・・(^^;



まあ利点といえば、人があんまり持ってないものを持ってるというささやかな優越感と、何種類も入っている単語ゲームが、日本人でも楽しめる・・・ってくらいかな?あっ、それと発音ボタンを押すと、機械的な声ながら、ちゃんと発音が聞ける。、これはなかなかいいかも・・・。



それから、当時(と言ってもたった7ヶ月前だけど)はまだ日本の電子辞書には珍しかった辞書カードを装着することにより、さまざまな辞書が使えるというのも売りではあったが、これとて、一応買ってみたドイツ語辞書カードは、英独単語対応表みたいなもので、日本の辞書にあるような懇切丁寧な説明を期待していた九子には、拍子抜けだった。



ところが!である。それからわずか7ヶ月の間に、日本の電子辞書は新たな進歩を遂げた。

7ヶ月前はまだはしりだった、辞書カードが使える機種を各社がこぞって出してきた。



その上!である。

なんとSekky先生の掲示板で、先生初め多くの方々が「これが載ったらいいな。」と称賛されていた「英語活用大辞典」という、英作文にはまことに便利な辞書を搭載した機種が実際に売りだされ、そして「こういう辞書の組み合わせの電子辞書が出たらすぐに買うのに・・・」と掲示板上が盛りあがったその組み合わせが、まさに現実のものとなったのである。



おそるべしは、Sekky先生の掲示板!

日本の電子辞書は、まさにSekky先生の掲示板から生まれる・・・と言っても過言ではない。( ^-^)



ところで、この電子辞書の一大進化を目のあたりにして、九子の電子辞書熱が再燃しつつある。

何しろとんだ気の迷いのせいで(^^;、買えなかった和製電子辞書に対する憧れが募りに募って、沸騰しそうな勢いである。



気が付くと、Sekky先生のところと、価格ドットコムの電子辞書欄を行きつ戻りつしながら、あら、もうこんなに時間がたっちゃったわ!なんていう毎日がまた始まっている。



九子さん、辞書とは本を読むための道具なのですぞ!

あなたが「よし!」と決心して講読し始めた英語雑誌は、今どこにどうしておりますか?

(はい、帯封かぶったまんま、たくさん積みあがってます。)

帯封付いてるからってそんなもん、古本屋で高く売れるってもんじゃないでしょうが。(^^;



せっかく買った米国製電子辞書は、日の目を見ているのでしょうか?

(はい、いつも机上にスタンバイはしてはおりますが、ことごとく無視されて、日の目じゃなくてひどい目にあっているかも・・・・(^^;)



九子さん、あなたもそろそろ年貢の納め時。

今まで砂漠に水を注ぐごとく、悪い頭にさんざん注ぎこんだ英語学習投資額に見あうだけの成果ってもんを、少しでも見せていただけると有り難いのですが・・・・・(^^;



 注! Sekky先生の掲示板に久しぶりに書きこみをしたついでに、図々しく日記の紹介まで書かせて頂いてしまいましたら、思いがけずたくさんの方々にお越し頂いて、本人びっくりしております。本当に有難うございました。



日記本文を読まれて、フランクリンの電子辞書がしょうもない辞書であるという印象をもたれるのは、私の本意ではありませんので、少しだけ補足させて頂きたいと思います。



フランクリンの辞書は、検索機能が本当に素晴らしいです。これは、日本の辞書が逆立ちしても決して及ばないところです。

だから、私のようなスペリング音痴人間には、とてつもない強い味方です。



例えば,セクシャルハラスメントのハラスメントってどう書いたっけ?と言う時、なんとローマ字で「harasumento」と打てば、「harassment」がトップに出ます。

イグゼクティヴも「igzekutiv」と打てばOKです。ただし、最後のvをbと打ってしまうとうまくいかないかもしれません。あと、有名な例ですが、ニューモニア(肺炎)のスペルはpで始まりますが「nyumonia」と打つだけで先頭に「pneumonia」が出てきます。

つまりカタカナをローマ字表記するだけで、ほとんどの英語が検索できてしまうという訳です。



これは多分、どんな日本の電子辞書でも敵わない最大のメリットです。

多分多民族国家であるアメリカで、異国言語を母国語にする人々が、正しいスペリングを覚えられるように開発された素晴らしい技術なのだと思います。



ですから、私はフランクリン電子辞書を購入したことを決して後悔しているわけではなく、いつかこの辞書をやすやすと使いこなせる日が来るように日々研鑽を積みたいと思っている・・・と言うことを皆様にご理解頂きたいと思った次第であります。



うん?日々研鑽・・・・・・そんな出来もしないこと言っちゃっていいの?(^^;





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