番外編・・・うつ病あれこれ・・・その11 うつ病患者の家族の方へ [<番外 うつ病編>]
お陰様でここのところ、大分普通に戻りつつあると実感する。
ただ、治ったと思って油断していると、がくんと落ちる日もたまにあったりするので、自分なりに用心している。
薬を飲んでいて本当に良かったと思う。
飲み出してから2回うつが来たが、どちらも軽かった。その上期間も短かった。
薬がない時はいつもほとんど5ヶ月続いていたものが、1~2ヶ月で済む。
これは有難い。
だからもし、うつ病を数回以上やっている人は、薬は予防のために死ぬまで飲むくらいな気持ちで居た方が良いかもしれない。
飲んでいないでひどくなることを思えば、長い間薬を飲み続ける弊害なんて、たかが知れている。
うつ病の時私の場合、人に会いたくなくなる気持が最初から最後まで残りやすいのだが、不思議なもので、特に会いたくない人、特に行きたくない場所というのがあるのだ。
例えば薬局の店頭に立つこと。これは、薬がなかった頃は大変辛かったが、薬を飲んでいる今はそうでもない。
来るものは拒まず・・・とでも言う心境か、割に薬局で人に会うのは平気になった。
不特定多数の人が集まるスーパー等へ買い物に行くのも、別に辛くはない。
うつ病の症状として、「判断力が落ちて、買う物が決まらない」という、主婦にとっては大変困った症状があるが、今はお陰でこれに悩まされることもない。
会いたくない人、行きたくない場所とは、皮肉なことに実は、いつも自分を受け入れて親切にしてくれる人であったり、親しい人が集まる場所であったりする。
例えば、遠くの知らないスーパーには平気で買い物に行けても、小さい頃から私を知っていておまけをしてくれる隣りの八百屋さんに行けない。
知り合いがたくさんいる活禅寺(←ここ)には、当然行けない。
学校の参観日や懇親会・・。やっぱり行きたくない。
今回、若干の行き難さを押して出かけて、症状を悪くした。
こうやって考えてみると、この会いたくない気持の根底には「いつもと違う自分を見透かされる不安」があるような気がする。
「微笑みうつ病」と言われる軽症うつ病がある。
名前の通り、うつ状態で苦しんでいるのに、顔には笑みを浮かべている症状だ。
この心理は、自分もかつてそうであったからよくわかる。
普段と違う自分の様子を、回りの人に悟られたくないのだ。
でも考えてみると、他人はそんなに自分のことに敏感であるはずはないのだ。
家族にもわからない自分のうつ状態が、他人にわかるはずはないのである。
そんなこといくら言われても、頭でどんなにわかっていても、それでも行けない。
うつ病とは、そんなへんてこな病気である。
しかし、こういうことを家族にすらわかってもらうのは難しい。
今まで自分で行っていた隣りの八百屋さんへの買い物を、極力子供達に頼んでいたのだが、そのうち母までが効かない身体を押して行くようになった。
「なんで行くの嫌なの?」と聞かれるが、残念ながらわかってもらえる答えは見つからない。
それから、うつ病患者のイライラも、意外に理解されていないような気がする。
自分の気持を押しこめて押しこめている訳だから、気持の中に暗い負のエネルギーがかなり蓄積されるのだ。
その結果、キレて大声を出して怒鳴ったりする。
そうした自分を患者は内心また責めているものだから、どうか追い討ちをかけて責めるようなことをしないで欲しい。
でも、キレることすら出来なくなったら、これは重篤だ。
だから、うつ病患者の家族の方は、申し訳ないがしばらくの間だけ我慢して頂きたい。
患者本人も、イライラして怒鳴ったからと言って自分を責めずに、「これもうつ病の症状なんだから、そのうち治るから・・。」と思えたら、ずいぶん気分が楽になるかもしれない。
こうして書き連ねてみると、うつ病患者の回りの家族はずいぶん我慢を強いられるものである。本当に大変だが、期間限定の症状なのでご理解頂きたい。
さて、これはあくまでも本来のうつ病患者の場合である。
そうでない場合。例えば、Dr.林のこころと脳の相談室の「擬態うつ病」に当てはまるような場合は、断固とした態度が必要とされる。
見分けは精神科の先生にしかつけられないと思うが、「うつ病」と言いながら、趣味や遊びは楽しんでいるなどという場合などは、「擬態うつ病」が疑われる。
精神科に行く暇がないとお嘆きの方は、参考までに是非こちらを御覧になることをお勧めします。
カテゴリー健康・メンタルヘルスから始めていらっしゃたお客様、どうもお越し頂き有難うございました。
いつも明るい「九子のダメ母の証(あかし)日記」を書いております九子ですが、体調不良のためお休みさせて頂いて、しばらくの間このカテゴリーで書かせて頂くつもりです。
以前の日記はほとんど全て、もしかしたらウツ状態にあるあなたがお読みになるには、明る過ぎて不適当だと思います。
本当に元気になられて、明るい話題が欲しくなった時に、覚えておいて読んで頂けたら嬉しいです。
尚、右側マイカテゴリーのアーカイブより「番外 うつ病編」や、「ちょっ暗 ダメ母編」を探していただくと、あなたの今の気分で受け入れ易い日記を読んで頂けると思います。
あなたが一日も早く元気を取り戻されますように・・・・。
ただ、治ったと思って油断していると、がくんと落ちる日もたまにあったりするので、自分なりに用心している。
薬を飲んでいて本当に良かったと思う。
飲み出してから2回うつが来たが、どちらも軽かった。その上期間も短かった。
薬がない時はいつもほとんど5ヶ月続いていたものが、1~2ヶ月で済む。
これは有難い。
だからもし、うつ病を数回以上やっている人は、薬は予防のために死ぬまで飲むくらいな気持ちで居た方が良いかもしれない。
飲んでいないでひどくなることを思えば、長い間薬を飲み続ける弊害なんて、たかが知れている。
うつ病の時私の場合、人に会いたくなくなる気持が最初から最後まで残りやすいのだが、不思議なもので、特に会いたくない人、特に行きたくない場所というのがあるのだ。
例えば薬局の店頭に立つこと。これは、薬がなかった頃は大変辛かったが、薬を飲んでいる今はそうでもない。
来るものは拒まず・・・とでも言う心境か、割に薬局で人に会うのは平気になった。
不特定多数の人が集まるスーパー等へ買い物に行くのも、別に辛くはない。
うつ病の症状として、「判断力が落ちて、買う物が決まらない」という、主婦にとっては大変困った症状があるが、今はお陰でこれに悩まされることもない。
会いたくない人、行きたくない場所とは、皮肉なことに実は、いつも自分を受け入れて親切にしてくれる人であったり、親しい人が集まる場所であったりする。
例えば、遠くの知らないスーパーには平気で買い物に行けても、小さい頃から私を知っていておまけをしてくれる隣りの八百屋さんに行けない。
知り合いがたくさんいる活禅寺(←ここ)には、当然行けない。
学校の参観日や懇親会・・。やっぱり行きたくない。
今回、若干の行き難さを押して出かけて、症状を悪くした。
こうやって考えてみると、この会いたくない気持の根底には「いつもと違う自分を見透かされる不安」があるような気がする。
「微笑みうつ病」と言われる軽症うつ病がある。
名前の通り、うつ状態で苦しんでいるのに、顔には笑みを浮かべている症状だ。
この心理は、自分もかつてそうであったからよくわかる。
普段と違う自分の様子を、回りの人に悟られたくないのだ。
でも考えてみると、他人はそんなに自分のことに敏感であるはずはないのだ。
家族にもわからない自分のうつ状態が、他人にわかるはずはないのである。
そんなこといくら言われても、頭でどんなにわかっていても、それでも行けない。
うつ病とは、そんなへんてこな病気である。
しかし、こういうことを家族にすらわかってもらうのは難しい。
今まで自分で行っていた隣りの八百屋さんへの買い物を、極力子供達に頼んでいたのだが、そのうち母までが効かない身体を押して行くようになった。
「なんで行くの嫌なの?」と聞かれるが、残念ながらわかってもらえる答えは見つからない。
それから、うつ病患者のイライラも、意外に理解されていないような気がする。
自分の気持を押しこめて押しこめている訳だから、気持の中に暗い負のエネルギーがかなり蓄積されるのだ。
その結果、キレて大声を出して怒鳴ったりする。
そうした自分を患者は内心また責めているものだから、どうか追い討ちをかけて責めるようなことをしないで欲しい。
でも、キレることすら出来なくなったら、これは重篤だ。
だから、うつ病患者の家族の方は、申し訳ないがしばらくの間だけ我慢して頂きたい。
患者本人も、イライラして怒鳴ったからと言って自分を責めずに、「これもうつ病の症状なんだから、そのうち治るから・・。」と思えたら、ずいぶん気分が楽になるかもしれない。
こうして書き連ねてみると、うつ病患者の回りの家族はずいぶん我慢を強いられるものである。本当に大変だが、期間限定の症状なのでご理解頂きたい。
さて、これはあくまでも本来のうつ病患者の場合である。
そうでない場合。例えば、Dr.林のこころと脳の相談室の「擬態うつ病」に当てはまるような場合は、断固とした態度が必要とされる。
見分けは精神科の先生にしかつけられないと思うが、「うつ病」と言いながら、趣味や遊びは楽しんでいるなどという場合などは、「擬態うつ病」が疑われる。
精神科に行く暇がないとお嘆きの方は、参考までに是非こちらを御覧になることをお勧めします。
カテゴリー健康・メンタルヘルスから始めていらっしゃたお客様、どうもお越し頂き有難うございました。
いつも明るい「九子のダメ母の証(あかし)日記」を書いております九子ですが、体調不良のためお休みさせて頂いて、しばらくの間このカテゴリーで書かせて頂くつもりです。
以前の日記はほとんど全て、もしかしたらウツ状態にあるあなたがお読みになるには、明る過ぎて不適当だと思います。
本当に元気になられて、明るい話題が欲しくなった時に、覚えておいて読んで頂けたら嬉しいです。
尚、右側マイカテゴリーのアーカイブより「番外 うつ病編」や、「ちょっ暗 ダメ母編」を探していただくと、あなたの今の気分で受け入れ易い日記を読んで頂けると思います。
あなたが一日も早く元気を取り戻されますように・・・・。
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