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ケータイ音痴・・・・・ その2  自分の電話に自分で出た話 [<正統、明るいダメ母編>]

自分がかけた電話に自分が出るなんて、一昔前はありえないことだった。もしあったら、ミステリーである。でも今は違う!(のだそうだ。)ケータイを持ってる人は一度はやったことがあるはずだ。(のだそうだ。)九子の場合、ケータイの話には全てに「のだそうだ。」が付く。事ほどかように、九子はケータイ音痴なのである。

とにかく、どこに置いたかわからない自分のケータイを探すのに、固定電話から、あるいは誰かのケータイから自分の番号にかけて鳴らしてみる。そして、音の鳴る方を探せば、めでたくケータイが見つかる。(のだそうだ。)
しかし、その時「はあ~い、○○で~す。」と言って自分で出る人がはたしているのかどうかは定かではない。本日、その定かではないことをやってしまった人がいた。もちろん、九子である。(^^;

実は九子、本日の献立にクリームシチューを考えて、チキンの手羽の細っこい骨付き肉を買った。でも買ってしまってからはたと考えた。あの細っこい骨じゃ、煮込んでもスープなんか出ないだろうなあ。そしたらいっそのこと、あっちはから揚げにして、シチュー用にはひき肉でも買い足せばいいいか!でも、もう一回買い物に行くのはしんどいし・・・・。そうだ!M氏に頼んじゃおう。( ^-^)

そして、やおら使い慣れないケータイを取り出して・・・と思ったら、娘が「貸して!」と朝部活に持って行ったのが二階に置きっぱなしになってるそうであった。う~ん、取ってくるのは面倒だなあ。「M子、持って来て!」と言って素直に持ってくるような子だったら苦労しないんだけど・・・(^^; 

仕方なく固定電話からかけた。断るまでもないが、使い慣れないケータイからかけたかったのは、基本料金に含まれる通話料がいつも余裕で余ってもったいないからだ。仕方なく固定電話でかけたのは、料金が高くなることを予想して渋ったからだ。九子はかくも、いつも経済効率を考える主婦の鑑(かがみ)なのである。えっへん。(^^;

まあ、そんな事はどうでもいい。とにかくかけてみたら、あれれ?、すぐそばで電話の音がする。あら、こんなところにおあつらえむきにケータイが・・・。娘達の「パパのだ!バカだねえ。忘れていったんだよ。」という声がするような気はしたものの・・・。なぜか九子はいつもの思いこみにとらわれて行った。

人間思い込みと言うのは怖いもので、「そうだ!」と思った途端、違うものがそのものに見える。九子の場合、この思いこみというのがどうやら人一番強いようなのだ。九子の中でそのケータイは、娘が持っていった自分のケータイに思えた。自分のケータイに、M氏が、時あたかも九子がM氏に電話した時間に、タイミング良く電話をくれたものと思いこんでしまった。だから、自分の持っていた固定電話の受話器を置いて、すかさず「は~い、九子で~す。」と出た。電話はもちろん切れていた。それもそのはず、自分で受話器を置いたのだから・・・。

娘達がそばでクスクス笑っている。我に却ってすべてを理解した私は、バツの悪さをM氏のせいにした。「ドジだねえ、パパは・・・。ケータイ置いて行っちゃうなんて。」

娘が一言。「ドジだねえ、ママも・・・。自分の電話に自分で出るなんて・・。」
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