片付けられない症候群 [<正統、明るいダメ母編>]
それにしても見事に散らかってるよね、この部屋。(^^;
休みで大学生の息子達が帰ってくるともなれば、人数が増えた分だけ物の量もゴミの量も増える。
以前は片付け上手の母が、毎日文句を言いながらも片付けてくれた居間だが、その母も体調を崩して見て見ぬ振りを決め込んでいる。
・・・と言うか、気にはなってるに違いないのだが、身体が動かないからどうしようもない。
「九子、なんとかしなさいよ~。」と毎日のように言われるが、こちらは聞く耳とて持たない。
・・・と言うか、散らかっててもあんまり気にならないし、そんな暇あったらお昼寝する。(^^;
「片付けられない女たち」という本で有名になった掃除下手な女性たちがいると聞く。
そういえば九子も、テレビでゴミだらけの部屋に住む彼女達を何度も目にしている。
(いつでも黙々と片付けてくれる野生児濱口さんが、九子のそばにも居て欲しいと思いながら見てる。(^^;)
でも彼女達はADDというれっきとした病気なのだそうだ。
でも病気なら最後まで出来ないはずだと思うが、番組の終わり頃になると濱口さんと一緒に片付けていたりする。
う~ん、これは謎だ!
九子自身は「あれほどじゃあないよねえ。」と思っているのだが、M氏に言わせると
「きっとあれだ、間違い無い!」となる。(^^;
確かに九子の片付け能力には難がある。
出来すぎ母がいつもやってくれてたから、経験不足によるところの効率の悪さがいつも伴う。
その上体力ゼロ人間なので、片付ける労力を惜しむ。
たとえば次男Sは友達が多いのだが、ある時期までいつも友達のところへ遊びに行かせてもらっているばかりで、決して家に友達を連れてこようとしなかった。
理由は簡単明瞭。家が汚いから・・・・。(^^;
さすがにそう何度もお邪魔するのも悪いと思ってか、うちに連れて来ると言い出した。
友達が来るよ~と言われて、慌てて家を片付けるのでは大切な体力を使う。
ただでさえ少ない九子の体力を温存する唯一の方法は・・・。
「ごめんなさいねえ。おばちゃんち、汚いの。おばちゃん掃除嫌いだからさあ。だから、気にしないでね。どうぞ、ごゆっくり!
(そして、ありったけの笑顔)」
どうじゃ、この開き直り!
これぞ労せずして、子供達のお客人をあしらう極意!
もっとも、九子のお客様がいらっしゃる時は、朝から掃除機かけてるんだけどね・・・・(^^;
九子自身は、さすがにゴミの中には住みたくないが(ほこりの中ならOK(^^;)、物のあふれてる中に住むのは一向に気にならない。
なんか豊かな気分になるではないか( ^-^)
それに、捨てないんだから決して物が無くなる心配は無いわけだ。
(探すのはえっらい手間だが・・・(^^;)
まあM氏とて、長いものには巻かれる性格だから、心配無用だ。
(言い切るか!そこまで・・・(^^;)
それにさあ、せっかく綺麗にしたって、次の日にはまた元の木阿弥なんだから、やるだけ無駄じゃん。
だけど、こうも思う。
環境って大切だからなあ。一応女の子も二人いるし、彼女達がこの環境に慣れきって、掃除嫌いになるのもなあ。
ところが世の中うまく出来ていると感心したのが、父の入院騒ぎで寝台タクシーを呼んだ時のことだ。
父は歩けないわけだから、キャリアーを家の中に持ち込んでそれに乗せて運び出す。
ベッドほどの長さのあるキャリヤーだから、居間の障子を開けて回転させないと角を曲がれない事がわかった。
九子はいつもの調子で「すみませんねえ、散らかっていて・・・。」の一言で済ます予定であった。
ところが・・・・・・。
子供達が騒ぎ始めたのである。
「え~っ!ここの障子開けるの~?大変だあ~!悲惨だあ~!」
そしてそれこそあっという間に、とりあえず畳の上に散らかっていた衣服の類はハンガーパイプの上に投げ置かれ、
本やノートなどもコタツ板の上に居場所を見つけ、数分の間に、見た目普通のおうち風ににわか仕度が整った。
すべて子供達のなせる業であった。( ^-^)
内心の驚きをひた隠しにして、九子は何食わぬ顔で運転手さんに居間の障子を開けてあげ、もはや言う必要の無くなった「散らかってまして。」という言葉を飲み込みながら、いつもと同じく曖昧に微笑んだ。
九子は感激に浸っていた。
子供たちよ、立派に育ってくれたね! よくもこの九子を乗り越えたもんだ!
(それが感激するほど大層なことであるのかどうかはともかく・・・(^^;)
こんなこともあった。
朝起きたら、やけにこたつの周りがすっきりしている。
「ど、ど、どうしたの?この美しさ!」
みんなの視線は当然おばあちゃんに注がれる。
ところが!おばあちゃん、「わたしじゃないよ。」
一体誰が!
一人一人そうでないのを確かめた結果、なんと!犯人・・・ではなく(^^;、善意の主は、三男Yであったことがわかった。
探し物を求めた結果であったそうだ。
無論こんなことがしょっちゅう起きるわけではないから、たいていは散らかり放題になっているわけだが・・・(^^;
ここで九子の、恐れ多くも大胆な仮説の登場である。
「我が子を掃除好きにさせたかったら、親は掃除せずにお昼寝していればよい。」
・・・・・当然のことながら、結果に責任は持てません。(^^;
休みで大学生の息子達が帰ってくるともなれば、人数が増えた分だけ物の量もゴミの量も増える。
以前は片付け上手の母が、毎日文句を言いながらも片付けてくれた居間だが、その母も体調を崩して見て見ぬ振りを決め込んでいる。
・・・と言うか、気にはなってるに違いないのだが、身体が動かないからどうしようもない。
「九子、なんとかしなさいよ~。」と毎日のように言われるが、こちらは聞く耳とて持たない。
・・・と言うか、散らかっててもあんまり気にならないし、そんな暇あったらお昼寝する。(^^;
「片付けられない女たち」という本で有名になった掃除下手な女性たちがいると聞く。
そういえば九子も、テレビでゴミだらけの部屋に住む彼女達を何度も目にしている。
(いつでも黙々と片付けてくれる野生児濱口さんが、九子のそばにも居て欲しいと思いながら見てる。(^^;)
でも彼女達はADDというれっきとした病気なのだそうだ。
でも病気なら最後まで出来ないはずだと思うが、番組の終わり頃になると濱口さんと一緒に片付けていたりする。
う~ん、これは謎だ!
九子自身は「あれほどじゃあないよねえ。」と思っているのだが、M氏に言わせると
「きっとあれだ、間違い無い!」となる。(^^;
確かに九子の片付け能力には難がある。
出来すぎ母がいつもやってくれてたから、経験不足によるところの効率の悪さがいつも伴う。
その上体力ゼロ人間なので、片付ける労力を惜しむ。
たとえば次男Sは友達が多いのだが、ある時期までいつも友達のところへ遊びに行かせてもらっているばかりで、決して家に友達を連れてこようとしなかった。
理由は簡単明瞭。家が汚いから・・・・。(^^;
さすがにそう何度もお邪魔するのも悪いと思ってか、うちに連れて来ると言い出した。
友達が来るよ~と言われて、慌てて家を片付けるのでは大切な体力を使う。
ただでさえ少ない九子の体力を温存する唯一の方法は・・・。
「ごめんなさいねえ。おばちゃんち、汚いの。おばちゃん掃除嫌いだからさあ。だから、気にしないでね。どうぞ、ごゆっくり!
(そして、ありったけの笑顔)」
どうじゃ、この開き直り!
これぞ労せずして、子供達のお客人をあしらう極意!
もっとも、九子のお客様がいらっしゃる時は、朝から掃除機かけてるんだけどね・・・・(^^;
九子自身は、さすがにゴミの中には住みたくないが(ほこりの中ならOK(^^;)、物のあふれてる中に住むのは一向に気にならない。
なんか豊かな気分になるではないか( ^-^)
それに、捨てないんだから決して物が無くなる心配は無いわけだ。
(探すのはえっらい手間だが・・・(^^;)
まあM氏とて、長いものには巻かれる性格だから、心配無用だ。
(言い切るか!そこまで・・・(^^;)
それにさあ、せっかく綺麗にしたって、次の日にはまた元の木阿弥なんだから、やるだけ無駄じゃん。
だけど、こうも思う。
環境って大切だからなあ。一応女の子も二人いるし、彼女達がこの環境に慣れきって、掃除嫌いになるのもなあ。
ところが世の中うまく出来ていると感心したのが、父の入院騒ぎで寝台タクシーを呼んだ時のことだ。
父は歩けないわけだから、キャリアーを家の中に持ち込んでそれに乗せて運び出す。
ベッドほどの長さのあるキャリヤーだから、居間の障子を開けて回転させないと角を曲がれない事がわかった。
九子はいつもの調子で「すみませんねえ、散らかっていて・・・。」の一言で済ます予定であった。
ところが・・・・・・。
子供達が騒ぎ始めたのである。
「え~っ!ここの障子開けるの~?大変だあ~!悲惨だあ~!」
そしてそれこそあっという間に、とりあえず畳の上に散らかっていた衣服の類はハンガーパイプの上に投げ置かれ、
本やノートなどもコタツ板の上に居場所を見つけ、数分の間に、見た目普通のおうち風ににわか仕度が整った。
すべて子供達のなせる業であった。( ^-^)
内心の驚きをひた隠しにして、九子は何食わぬ顔で運転手さんに居間の障子を開けてあげ、もはや言う必要の無くなった「散らかってまして。」という言葉を飲み込みながら、いつもと同じく曖昧に微笑んだ。
九子は感激に浸っていた。
子供たちよ、立派に育ってくれたね! よくもこの九子を乗り越えたもんだ!
(それが感激するほど大層なことであるのかどうかはともかく・・・(^^;)
こんなこともあった。
朝起きたら、やけにこたつの周りがすっきりしている。
「ど、ど、どうしたの?この美しさ!」
みんなの視線は当然おばあちゃんに注がれる。
ところが!おばあちゃん、「わたしじゃないよ。」
一体誰が!
一人一人そうでないのを確かめた結果、なんと!犯人・・・ではなく(^^;、善意の主は、三男Yであったことがわかった。
探し物を求めた結果であったそうだ。
無論こんなことがしょっちゅう起きるわけではないから、たいていは散らかり放題になっているわけだが・・・(^^;
ここで九子の、恐れ多くも大胆な仮説の登場である。
「我が子を掃除好きにさせたかったら、親は掃除せずにお昼寝していればよい。」
・・・・・当然のことながら、結果に責任は持てません。(^^;
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