番外編・・・・ウツ病あれこれ・・その１ るるさんへ

これを書こうかどうしようか、しばらく迷っていた。
でもこうする以外に、るるさんに連絡する方法が無い。

現在私は、たぶん何十回目かのウツ病歴の中で、１番軽いウツ状態にある。

症状といえば、朝いつもより早く目覚めて、以降眠りが浅い。
身体がいつもより疲れる。ごろんと横になって居たい事がいつもに増して多い。
積極的にどこかヘ行く気にならない。

その程度だろうか・・・。

本当に普通にしている。

音楽も聴ける。テレビも見られる。本も読める。メールも書ける。
調剤も出来る。食事の献立を思いつけずに困ることも無い。

自分が５年来一日も欠かさずルボックス５０ｍｇとリーマス６００ｍｇを飲み続けている身でなければ、不調と考えるのさえおかしいような状態だ。
（ルボックスは、やめていた時期もあった。）

たぶん薬が無かったら、もっとひどいことになっていたに違いない。
そういう意味では、Ｔ先生にとても感謝している。

ただ、そのための弊害もある。

うつ病の辛さを、忘れかけている。

８年前、自分がうつ病だと気づかず、自分の症状が何に当てはまるのか調べようとネットを開くのに、どんなにエネルギーを使ったことか。

それはいつも少し調子の良い時。　
いつもは決して座れないコンピュータの前で、せっかく開いたネットで、普通の人が普通に書いてある明るさ１００％の文章を読むのがどんなに辛かったことか。

うつ病と言いながら、明るく冗談交じりに書かれた投稿を見ると、すぐに目をそむけた。

同じように嫌だったのが、病気に負けずに頑張ってる人の文章・・。

読むと打ちのめされたような気持ちになった。
「あなたはいいわね。強いから・・。どうせあたしは弱虫・・。」

そんなこと、わかりきってたはずだったのに・・・。

ごめんね、るるさん。
あなたの気持ちの深いところまで考えられなかった。

ただ私からすると、彼女の明るさも、言ってしまえば「病的な明るさ」みたいな気がする。
ウツと躁が混合している状態で、躁が勝っていればああいう調子でしか書けないんだと思う。

自分の今の気分でしか文章が書けないってこと、そういう意味では、結局彼女も私たちと同じなのかもしれない。

良かれと思ってやったこと。
そこのところはちゃんとわかっててくれている優しいるるさんだけど、せっかく開きかけてたるるさんちの窓を、また閉めさせてしまったことを本当に申し訳無く思います。


るるさん、道は長いけど、たまにこんなヘマやるから、全然当てにならないけど・・・
友達でいてね。


それと、読んで下さるかわからないけど、やまねこさん。

私はお返事が来ないとすぐに不安になる小心者なので、他の人もそうなのかなあと考えて、ついつい余計なことを書き過ぎる癖があるようです。

黙っていることが優しい事だってあるはずなのに・・・。


いつもいつも、配慮が足りずにごめんなさい。


この時期は、やっぱり心の病のためにはあんまり良くない時期みたいです。

今ウツ状態で苦しんでいる仲間たちに、一日も早く健やかな日々が訪れますように・・・。

カテゴリー健康・メンタルヘルスから始めていらっしゃたお客様、どうもお越し頂き有難うございました。 いつも明るい「九子のダメ母の証（あかし）日記」を書いております九子ですが、体調不良のためお休みさせて頂いて、しばらくの間このカテゴリーで書かせて頂くつもりです。 以前の日記はほとんど全て、もしかしたらうつ状態にあるあなたがお読みになるには、明る過ぎて不適当だと思います。 本当に元気になられて、明るい話題が欲しくなった時に、覚えておいて読んで頂けたら嬉しいです。 あなたが一日も早く元気を取り戻されますように・・・・。

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