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九子の万華鏡

何を隠そう、今回の軽いうつ状態の原因は、3日に一度きちんきちんと書いてきた「九子のダメ母の証(あかし)日記」にあった。

少しでも面白いと笑って頂ける日記を目指すあまり、魂を注ぎ込みすぎて、自分が抜け殻(ほどでもないが・・・)になってしまった・・と言えば、かっこ良すぎるかしら?(^^;

3日に一度、面白い日記を1年間続けようという目標自体が、そもそも身の程知らずの戯言(ざれごと)だったというわけである。

「うつ病人間は、いくら好きなことでもほどほどにして置くのが良い。」
およそ40日間、「正統 明るいダメ母編」を休ませて頂いて得た結論だ。

その間、よせばよいのに「番外 うつ病編」を書いて来た。
もちろん薬のおかげで軽く済んだので書けたのだが、書くことは根っから好きらしいというのがわかった。

前回でうつ病編は一応終止符を打ったが、さりとて、病み上がりの身で急に「正統 明るいダメ母編」を書く自信もない。これを書くには、それ相当のエネルギーが要るのだ。

そして考えたのが、新しいマイカテゴリー「九子の万華鏡」である。
言うまでも無く、九子が独断と偏見で、面白いと思うこと、いいなあと思うもの、あんまりじゃないですかと思うことを取り上げようと思う。

ダメ母にこだわると、素材が限られる。
1年間と言わず、細く長くを目指すつもりなら、こういうカテゴリーがあったほうが良い。ただそれだけのことである。

ただ、こんなこともちらと考えた。

休んでいる間、なんとなくマイぷれすが揺れているのを、遠いところから見続けて来た。
日記を書き始めて半年になるが、管理人日記やらフォーラムやらに関心が向いたのはつい最近のことだ。

立場や価値観が違う人間が分かり合うことの難しさ・・・。

「デプロメール25mg」やまねこさんが、マイぷれすを去って行った。
彼の文章は、なんとも言えない独特の味があり、読者も多かった。
マイアンテナを通じて、面白い日記もいろいろ教えてもらった。
彼の潔い分別(ふんべつ)も好きだった。

ただ、これで彼の日記が読めなくなるわけではない。

マイアンテナの届かないところで彼は居心地の良い場所を見つけ、新たな風を送ってくれる事になった。

ネットは、有難いことに「海」になぞらえるほど広い。そして、世界中の海がそうであるように、すべて繋がっている。

ネットの「海」と言って、ネットの「宇宙」と言わないのはなぜだろう?
それは、手の届くところにある「海」か、手の届かないところにある「宇宙」かの違いだろうか?

身近な「海」は、いつも透明で美しくあって欲しい。
それと同時に、一歩間違えたら危険が伴うことも肝に銘じたい。


話を万華鏡に戻そう。

「ねえ、ここすごく綺麗だから見てみて!」
九子が万華鏡をお友達のあなたに手渡す。

ご存知の通り不器用この上ない九子だから、そうっと、そうっと渡しているつもりでも、万華鏡の中身は、九子が見ているのとはたぶん少し違ってしまう。

それを見てお友達のあなたは、そうかなあ?これが綺麗なのかなあ?と戸惑いながら、「どこがあ?」と言うか、でも反論するのは九子に悪いと思って、「うん、綺麗だね。」と日本人の美徳で言ってくれるかは、ご自由だ。

そこへ九子の知らない誰かがやってきて、乱暴に万華鏡をもぎ取って「こんなもん、綺麗でもなんでもねえよ。」と言う。

この人はたぶん正直だ。

ただ問題になるのは、この人のぞんざいなやり方だ。
自分がもっと丁寧に万華鏡を扱っていたなら、きっと違う世界が見えていたかもしれないという想像力は働かせた方が良い。

友人同士なら、相手の言ってること、やってることの行間が読める。

いきなり割って入って来るなら、それなりの仁義がなければならない。

トラックバックの良し悪しがそこここで議論されているが、お互いを理解する時間と、理解しようとする心の余裕さえあれば、ひどい誤解を生むものではないと思う。

最初の一撃で、相手を理解しようとする気さえ失せてしまうことが問題なのだろう。

当事者同士はあくまで冷静に対応しているつもりでも、醒めた目で観察していると、文章のそこここに見えない地雷が埋まっているのがわかったりするものだ。

言われていることに対してよりも、言い方に傷つくのだろう。

いつどこでどんな人が読んでいてくれるのかわからないネットの上で、誤解を避けるために最低限必要なのは、感情を極力抑えた言葉使いではないだろうか。

投げかける時、言葉の棘(とげ)は、いつでも抜いておきたい。

もちろんこんなことは皆さんが口を揃えておっしゃっている。

管理人日記のザンドさんが、いろいろさざなみが立った後に、桑原武夫の「文章作法」をお薦め本に紹介されたのを見て「おお、余裕があるね。」と思わずニンマリしてしまった。

ネットでも、トラックバックでも、薬でも、使い方を誤ると人を傷つける。

サリドマイドなどは副作用のある怖い薬の代表みたいになったが、適正量を使う限り、切れ味の良い素晴らしい薬だったと言う。

道具にはいつも罪は無くて、悪いのは使い手なのだ。



・・・・結局九子は何を言いたいか?

管理人日記のBBSに『古い記事にトラックバックするには・・』って質問してる九子さんって人、能天気な人だね。場の空気が全然読めてないね・・・。(^^;

もともとそんな私ですし、病み上がりなので、この記事に限らず、万が一トラックバックして頂けるのなら、どうぞお手柔らかに・・・。(予防線張ってるって訳ね。)(^^;

そして今回からコメント機能を有効にしてみました。その代わり、掲示板はストップさせてます。(何しろ二つのことが一度にできないもので・・・)

これからもよろしくお願いします。m(_ _)m
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