想像力・・・・・話の継ぎ穂 [<正統、明るいダメ母編>]
M氏がおしゃべり・・・いやいや(^^;、話上手であることは以前にも書いた。
その内容が高尚であるか否かは別として(^^;、とにかく話を途絶えさせずに長く続けさせることが出来る。
それに引き換え九子は、昔から話べただった。要するに、無口、もっとかっこ良く言えば、寡黙だったわけだ。
今の九子を知る人には、たぶん信じられない話かもしれない。
でも本当だ。
それに、今もあい変わらず、九子は基本的には話し下手だ。
そもそも九子に徹底的に足りないもの、それは想像力である。
これはひとえに、遊ぶべき時に外で友達と遊ぶ経験が足りなかったためではないかと思っている。
だから、絶対に小説は書けない。日記に書くのは、本当にあった事のみだ。
つまり、ドキュメンタリーね、ドキュメンタリー。(^^;
その点M氏は、たっぷり遊んでいたと見え(^^;、すごい想像力だ。
彼の想像力にびっくりしたのは、子供たちの小さい頃、ベッドで絵本を読む代わりに、お話をしてくれた時だ。
桃太郎の話も彼が話すと、おばあさんが山へ芝かりに行き、おじいさんが川で洗濯をする話になっていて、桃太郎の代わりに、Sを寝かす時はS太郎、N子ならばN太郎、M子ならばM太郎が桃の中から誕生する。そして、それぞれに成長する。
子供たちはいつもと違う展開に、耳を赤頭巾のオオカミみたいにして聞いている。
まあそれが、毎日続いていたならば、今頃子供たちの一人くらいは国語の達人だったかも・・・。
実はそもそもそうならなかった原因は、読み聞かせなど面倒で、これまたたまあにしかしてやらなかった九子にあるんだけれど・・・。(^^;
昔なにかの本で、おかあさんは友達の事を聞くとき、本当に大事な事、たとえばどんな髪の毛や目の色で、どんな遊びが好きで、何をするのが得意で・・という事を聞かないで、その子のお父さんは何をやってる人?とか、お金持ち?とかそんなことばかり聞いている・・というのを読んで、自分はそうならないようにしようと思ったことを思い出す。
想像力ばかりでなく、記憶力の方も当てにならない九子ゆえ、そう書いてあったのは「星の王子さま」か、そうでなければ「あしながおじさん」か、どっちかのような気がするのだが・・・。(^^;
ところが今、九子が子供たちに尋ねているのは・・・・。
「その友達って、兄弟何人?」
「兄弟の一番上?下?」
「どこの学校行った子?何学部?」
本当は一番下の質問が一番聞きたかったりして・・・。(^^;
それらを聞き終わると、もう聞く事がない。
我ながら貧しいなあ、想像力・・・。
こういう親だから、子供が学校から帰るなり矢継ぎ早に「今日学校で何があったの?」と畳みかけて聞くような事はない。
聞きたくても、聞く質問が思い当たらない。(^^;
その結果、学校の情報には極度に疎い九子であった。
帰ってくるなり勝手にひとり、「今日学校であったこと」をしゃべっていたM子の小学校時代を除いて・・・。
この間、次男Sが友達と日本海へ遊びに行ったとき、九子が聞いたのは例によって、「誰と行ったの?誰の車で?海へ何時ごろ着いたの?海で何時間くらい泳いだの?」
・・・・・自分でも、情けなくなってきたよ。「それがどうした!」ってもんだ。
みんな1秒で答えられる。(^^;
そこいくとM氏はさすがだ。
「おっ!海行ったのか!クラゲいなかったか?どこへ車止めたんだ?えっ、浜?じゃあ、海の家借りたのか?えっ?借りなかったのか!じゃあ、シャワーどうした?そのまま上がったのか。それじゃあ気持ち悪いだろう。ふ~ん。帰りに湯っ蔵んど寄って来たのか。みんな、慣れたもんだなあ。」
こうやって、話が広がって行くんだよね。( ^-^)
軽井沢行きの日、例によって長男Rが、みんなを仕切ってこう言った。
「(新しい我が家の中古車)フ○○トの運転はS!ママは助手席で良く運転を見ていること!後ろに乗るのは、なんと言ってもスポンサーのおばあちゃんとおじいちゃん!」
「ひょえ~!」九子は心の中で叫んだ。
よりによって、Sの隣ィ~?
大学に入ってからだいぶ丸くなったとは言え、正直、Sの隣は苦手だ。
何しろ彼は我が家一の必殺遊び人!(^^;
ゲームやスポーツや歌やアニメの話が大好きな彼と、そういうものにあんまり縁が無く、こう言ってはなんだが、要するに硬い話が多い(^^;九子との会話が、途切れがちになるだろうと言うことは、火を見るより明らかである。
あ~あ、2時間の上だよ~。どうしよう!
ところが、案ずるより生むが安しとは良く言ったもので、2時間はあっという間に経った。
まあ、走る車の中である。景色は動くし、じっとしているよりは話題は湧いてくると言うものだ。
結局軽井沢まで、怖れていた沈黙はついにやってこなかった。
なんだ!やれば出来るじゃん!( ^-^)
その代わり、極度の緊張のためか、九子得意の助手席での心地よい眠りもやってこなかった。(^^;
結婚を夢見ているうら若いお嬢さん!
あなたがもし話の継ぎ穂を探すのが苦手で、沈黙が怖い人ならば、どうかおしゃべりな人を選んで結婚なさいましな!
少々頭軽そうに思えても、長い人生、楽に暮らせるのが一番ですよ。( ^-^)
うんっ?(^^;(^^;
その内容が高尚であるか否かは別として(^^;、とにかく話を途絶えさせずに長く続けさせることが出来る。
それに引き換え九子は、昔から話べただった。要するに、無口、もっとかっこ良く言えば、寡黙だったわけだ。
今の九子を知る人には、たぶん信じられない話かもしれない。
でも本当だ。
それに、今もあい変わらず、九子は基本的には話し下手だ。
そもそも九子に徹底的に足りないもの、それは想像力である。
これはひとえに、遊ぶべき時に外で友達と遊ぶ経験が足りなかったためではないかと思っている。
だから、絶対に小説は書けない。日記に書くのは、本当にあった事のみだ。
つまり、ドキュメンタリーね、ドキュメンタリー。(^^;
その点M氏は、たっぷり遊んでいたと見え(^^;、すごい想像力だ。
彼の想像力にびっくりしたのは、子供たちの小さい頃、ベッドで絵本を読む代わりに、お話をしてくれた時だ。
桃太郎の話も彼が話すと、おばあさんが山へ芝かりに行き、おじいさんが川で洗濯をする話になっていて、桃太郎の代わりに、Sを寝かす時はS太郎、N子ならばN太郎、M子ならばM太郎が桃の中から誕生する。そして、それぞれに成長する。
子供たちはいつもと違う展開に、耳を赤頭巾のオオカミみたいにして聞いている。
まあそれが、毎日続いていたならば、今頃子供たちの一人くらいは国語の達人だったかも・・・。
実はそもそもそうならなかった原因は、読み聞かせなど面倒で、これまたたまあにしかしてやらなかった九子にあるんだけれど・・・。(^^;
昔なにかの本で、おかあさんは友達の事を聞くとき、本当に大事な事、たとえばどんな髪の毛や目の色で、どんな遊びが好きで、何をするのが得意で・・という事を聞かないで、その子のお父さんは何をやってる人?とか、お金持ち?とかそんなことばかり聞いている・・というのを読んで、自分はそうならないようにしようと思ったことを思い出す。
想像力ばかりでなく、記憶力の方も当てにならない九子ゆえ、そう書いてあったのは「星の王子さま」か、そうでなければ「あしながおじさん」か、どっちかのような気がするのだが・・・。(^^;
ところが今、九子が子供たちに尋ねているのは・・・・。
「その友達って、兄弟何人?」
「兄弟の一番上?下?」
「どこの学校行った子?何学部?」
本当は一番下の質問が一番聞きたかったりして・・・。(^^;
それらを聞き終わると、もう聞く事がない。
我ながら貧しいなあ、想像力・・・。
こういう親だから、子供が学校から帰るなり矢継ぎ早に「今日学校で何があったの?」と畳みかけて聞くような事はない。
聞きたくても、聞く質問が思い当たらない。(^^;
その結果、学校の情報には極度に疎い九子であった。
帰ってくるなり勝手にひとり、「今日学校であったこと」をしゃべっていたM子の小学校時代を除いて・・・。
この間、次男Sが友達と日本海へ遊びに行ったとき、九子が聞いたのは例によって、「誰と行ったの?誰の車で?海へ何時ごろ着いたの?海で何時間くらい泳いだの?」
・・・・・自分でも、情けなくなってきたよ。「それがどうした!」ってもんだ。
みんな1秒で答えられる。(^^;
そこいくとM氏はさすがだ。
「おっ!海行ったのか!クラゲいなかったか?どこへ車止めたんだ?えっ、浜?じゃあ、海の家借りたのか?えっ?借りなかったのか!じゃあ、シャワーどうした?そのまま上がったのか。それじゃあ気持ち悪いだろう。ふ~ん。帰りに湯っ蔵んど寄って来たのか。みんな、慣れたもんだなあ。」
こうやって、話が広がって行くんだよね。( ^-^)
軽井沢行きの日、例によって長男Rが、みんなを仕切ってこう言った。
「(新しい我が家の中古車)フ○○トの運転はS!ママは助手席で良く運転を見ていること!後ろに乗るのは、なんと言ってもスポンサーのおばあちゃんとおじいちゃん!」
「ひょえ~!」九子は心の中で叫んだ。
よりによって、Sの隣ィ~?
大学に入ってからだいぶ丸くなったとは言え、正直、Sの隣は苦手だ。
何しろ彼は我が家一の必殺遊び人!(^^;
ゲームやスポーツや歌やアニメの話が大好きな彼と、そういうものにあんまり縁が無く、こう言ってはなんだが、要するに硬い話が多い(^^;九子との会話が、途切れがちになるだろうと言うことは、火を見るより明らかである。
あ~あ、2時間の上だよ~。どうしよう!
ところが、案ずるより生むが安しとは良く言ったもので、2時間はあっという間に経った。
まあ、走る車の中である。景色は動くし、じっとしているよりは話題は湧いてくると言うものだ。
結局軽井沢まで、怖れていた沈黙はついにやってこなかった。
なんだ!やれば出来るじゃん!( ^-^)
その代わり、極度の緊張のためか、九子得意の助手席での心地よい眠りもやってこなかった。(^^;
結婚を夢見ているうら若いお嬢さん!
あなたがもし話の継ぎ穂を探すのが苦手で、沈黙が怖い人ならば、どうかおしゃべりな人を選んで結婚なさいましな!
少々頭軽そうに思えても、長い人生、楽に暮らせるのが一番ですよ。( ^-^)
うんっ?(^^;(^^;
タグ:結婚
コメント 0