SSブログ

鳩山由紀夫氏に期待する! [<九子の万華鏡>]


民主党が選挙で圧勝し、もうすぐ新しい鳩山内閣が出来る。



三百議席を誇った自民党が、ふたを開けてみたらわずか三分の一の百十数議席まで減ってしまった。

空席を埋めたのは、小沢チルドレンと呼ばれる若い民主党の議員たちだった。



まさに山が動いたという感じだ。



こちらのブログによると「山が動いた」という土井たか子さんが使って有名になったこの言葉は、「動かざる事山の如し」という風林火山の旗印から来ているわけではなくて、与謝野晶子氏の「山の動く日」という詩の題名から取られたものだと言う。

「すべて眠りし女 今ぞ目覚めて動くなる」で終るこの詩を引き合いに出したおタカさんの高揚感が伝わって来るようだ。



今回の選挙で動いた山は、何も女ばかりではなかった。

女も男も老いも若きもが、世の中いつまで経ってもよくならないし、ひとつこの辺りで民主党というのにやらしてみようじゃないかと、見えない明日の夢を若い民主党に託した結果だった。



九子が住んでる長野県は田舎だから、自民党が割りと強かった。

(羽田孜氏の居る長野三区はずっと民主党が強かったけれど・・・。)

それが今回の選挙で長野県に五人居たはずの自民党の衆議院議員は一人も居なくなってしまった。



九子の住んでる長野市のある長野一区では、五代百二十年も続いた小坂一族の小坂憲次さんが落選した。

鳩山一族の四代をもしのぐ長さだが、途中で憲次さんの父善太郎氏の叔父さんの武男氏(信濃毎日新聞社社長)が一期つとめている関係で五代になった。

選挙前には「文芸春秋」に、そして選挙後はテレビでよく取り上げられた世襲議員の代表格だった。



父17代笠原十兵衛が生きていたならこの結果にびっくりしただろうなあ。自分も保守系無所属の長野市会議員として、「小坂」以外の名前を書いたことの無い父だった。



ただ父は、日本を良くするには「二大政党制」じゃなくちゃ駄目だと言い続けていて、小坂憲次さんが新進党を作った羽田孜氏と共に自民党を飛び出した時には拍手喝采していた。



残念ながら小坂氏は、長野一区に自民党の空白区が出来てしまった事で随分悩まれたのだろう、支持者からの要望に屈する形で再び自民党に戻った。



あれからもう15年。

今回の事は、時代の「風」がそうさせたんで仕方が無い。



キレ者の石破さんや強面の笹川さんにも一目置かれている真面目でやる気のある小坂憲次さんみたいな政治家を、埋もれさせておくのはもったいないと九子は心底思っている。

政策よりも人柄、友情で投票する、九子も日本人の一人である。(^^;;)





あれっ?あっ、鳩山さんの話ね。(^^;;





鳩山由紀夫氏と鳩山邦夫氏が本当に血を分けた兄弟だったのだとわかったのはつい最近の事である。だってあんまり似ていないから、てっきり、たぶん邦夫氏がお妾さんの子供なんだろうとずっとずっと思っていた。(^^;;



民主党が勝って俄然テレビの露出度が増えた鳩山由紀夫氏だが、九子が彼にことさら注目したのは、テレビ番組で記者に追われて「奥さんと弟さんのお嫁さんとの仲はいいですか?」と問われた時だ。

鳩山氏は「悪いよ。」とぶっきらぼうに答えて車に乗り込んだ。



事の真偽はわからないが、この瞬間なんだなあ、まさしく九子が鳩山氏に期待を持ち始めたのは・・。(^^;;



一人っ子で兄弟の味を知らない九子が、ましてや男ではない九子が、嫁同士の仲の事などわかるはずも無いのであるが、まあ世間一般を見る限り嫁同士が実の兄弟姉妹よりも仲がいいというのはあんまり聞かない気がする。



「この人、案外正直だわ。」



テレビというのは怖いもんだ。特にお気楽主婦は政策うんぬんなどよりもこんなところに聞き耳を立ててるわけだからして・・・。(^^;;





鳩山由紀夫氏は日本の政治家の中では大変珍しい東大工学部卒。アメリカのスタンフォード大学でも学んだ生粋の理系人間だ。



数式は解が求められないと綺麗じゃないし、解の出た数式は整然として大変美しいと数学好きはよく言う。

鳩山氏は理系らしく、政治に対しても常に解を求めて来たのだそうだ。



正しくないと解ではない。だからその正しい美しさを知ってる鳩山由紀夫は嘘をつかないのではあるまいか?



まあ嘘をつかないばかりが政治家の長所でもあるまいが、とりあえず鳩山由起夫氏に期待しておこう。( ^-^)

(と言っても九子の場合、麻生太郎氏にも多大な期待をした前歴があるので、あんまりあてにならないのだけれど。(^^;;)





鳩山家のことはテレビだけ見ていてもたくさんの情報が得られるけれど、この際九子は家に転がっていて誰も読む人の無い「文芸春秋」7月8月9月号を読んでみることにした。特に7月号8月号には鳩山由紀夫氏、鳩山邦夫氏それぞれの手記やインタビュー記事が載っていた。



ちなみに由紀夫氏は手記で、邦夫氏はインタビューだ。それぞれそういう形態を取る事が自分の有利になると思っているのだろう。



読んで面白いのは邦夫氏の方だ。兄貴の事をクソミソに書いていても、どこかに温かみがある。

ちなみに邦夫氏、「友達の友達はアルカイダ」発言ばかりが有名になったが、「死刑が無人で出来るようになればよい。」とも発言して物議をかもしたのだそうだ。



なんで唐突にアルカイダなんだとみんな思ったけれど、彼によると「アルカイダを日本に入れるようなゆるい警備が問題だ。」と言いたかったのだそうだ。



死刑の方は法務大臣の時のそのまんまの気持ちだろうが、確かに死刑執行人やらなにやら、苦悩する現場の人々を見、またハンコを押す大臣の気持ちにもなれば、そういう発想が出てきてもおかしくはないのかもしれない。



鳩山由紀夫が「宇宙人」で幸夫人は金星へ行ったと海外のメディアでも大きく取り上げられたが、どうやら鳩山由紀夫宇宙人説を唱え出したのは弟の邦夫氏であるらしい。



邦夫氏曰く、「兄は努力家だが、信念の人ではまったくない。政界をすいすい泳ぎ回る日本一のスイマーで、最後に自分がうまく昇りつめられるようにすべて計算して生きてきた。だから見事といえば見事だが、私のような自分の信念や正義感を大切にする人間からは考えられない世界に生きている。」



信念の無いのが宇宙人ということなのか。



またこうも言う。「祖父一郎にはしたたかな面が無いから地球人。私も地球人だし、麻生太郎も地球人だけど、兄貴の宇宙人ぶりはかなり際立っている気がする。代表質問で今の政権や自民党をこきおろす演説を平気でしているが、一方で自分自身は自民党でどのように生きてきたのかという反省は聞かれない。自民党に居た頃は公共事業を引っ張ってきて橋を作るのに懸命だったのに、立場が変われば言う事が全く変わる。国会で僕、ずいぶん兄を野次りましたよ。『自分はどうだったんだ』と。」



由紀夫氏の手記の方が早く出てしまっているから、由紀夫氏の弟に対する反論が聞けないのが残念だ。



宇宙人と言えば、女性からブーイングが出ること必至の宇宙人話もある。



由紀夫氏の不倫騒動というのが持ち上がった時、彼は「北海道の冬がいけない」と述べた。

「一日中挨拶回りしてくたくたになる。氷点下の寒さがいっそう身にしみる。しかも外は吹雪だ。」



こんな時ふっとバーのネオンが温かい暖炉のように見え、鳩山氏は吸い寄せられるように店の中へ。中に居たのは美人のママさんで、彼女にお酒をつくってもらい、優しい言葉をかけてもらった結果、ついつい・・・と言う事らしい。



これだけならまあありがちな話だが、由紀夫氏は続けて「それを告白すると、妻は大きな心で許してくれました。」と今度は幸夫人ののろけ話を始めるのだそうだ。



そして話は菅直人氏の不倫疑惑にまで及び、「自分は妻にすぐ謝ったが、君は事実関係をうやむやにした。」と”同志”を責めるのだという。



う~ん。ここまで来ると・・・。(^^;;



ここで誉むべきは幸夫人の器の大きさだ。



そういえば海の向こうでも夫の不倫スキャンダルを大きな心で許し、耐え忍んだ人が、今はワシントンどころか世界を牛耳ってるよね。( ^-^)

幸夫人も同じ事して官房長官にでもなったら?

あっ、夫から妻に譲るのってやっぱり世襲なのかなあ?

だって世代は同じだよ。(^^;;





とまあこう見てみると、鳩山由紀夫氏は正直者というより他に取り得の無い人みたい。(^^;;



そこで、本日仕入れたばかりの究極の鳩山由紀夫よいしょ!の話をしようと思う。 (例によって情報源はテレビだが。)



まず彼が理系であるという事実。



彼はスタンフォード大学を卒業後、専修大学で教鞭をとった。

彼の講義を聞いた当時の学生で、現在同大学準教授の人は、「大変わかりやすい講義で、文系の学生にもわかりやすいと評判だった。私は彼の講義で聞いた同じ話を今も学生にしている。」と述べている。



話がわかりやすいという事は、政治家としての長所である。



自分を科学者と捉えている鳩山由紀夫氏は、有名になった「政治を科学する」という言葉以外にも、科学者としての視点を常に忘れない。



科学するという事は、真実を極めるという事だ。

官僚達の常套句「前例がないから出来ません。」ではなくて、「前例がない事こそやってみるに値する。」と考えるのが科学者の姿勢なんである。

そういう人が総理大臣になったのだから、日本も少しは変わってくれるんじゃないかという期待も湧こうというものだ。



前例が無いと言えば、不倫結婚で4歳年上の幸夫人と結ばれるというのも当時はかなり大胆な事だったと思う。

何しろ今と違ってバツイチ女性に対する風当たりは当時相当厳しかったはずだから。

ましてや由紀夫氏は御大層な鳩山家の長男である。



こう見てくると、ブリジストンタイヤの石橋家から嫁がれたという母安子さんがよっぽど器の大きい人だったのだろう。

(父威一郎氏は、不倫ばかりして安子さんを苦しめていたというから問題外だ!)



ところで鳩山氏は専修大学時代に、10人の相手と見合いした時に何番目の相手と結ばれる確立が高いかという論文を超難解な数式とともに提出しているらしい。

自分の場合は見合いじゃなくて一目惚れだったから、想定外だったんだね。(^^;;



ちなみに幸夫人は、まわりに居る女性陣によると「一緒に居るのが疲れちゃうくらい明るい人」なのだそうだ。

ともあれ今みたいに世知辛い世の中、首相夫人にエネルギーがあるってことはいいことです。( ^-^)





日本人は長い間、変化に臆病な国民と思われていた節があるし、事実そうだった。

ところが今回の結果を見るとどうだ!

選んだのは日本人、地球人を通り越して、一挙に宇宙人だ!(^^;;



民主党はなかなかどうしてうまく組織された政党のように見える。

16年間の学習を雄弁に物語る語り口の議員が次々とテレビに出てきて期待をもたせる。



組閣も自民党みたいに派閥に囚われる事のない適材適所のオールスター人事だ。

彼らはこの組閣を4年間変えるつもりはないらしいし、誰が考えてもその方が諸外国にも受け入れられやすい。

毎年交渉相手が違って名前と顔を覚えるだけでも大変というんじゃあ、交渉のし甲斐が無いもんね。





まだまだ未知数だけれども、期待してるよ、鳩山内閣!

くれぐれも、しでかした不始末の結果を、宇宙人がやった事だから民主党に責任は無いという理由でうやむやにする事だけはやめて下さいね!(^^;;



nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 4

智草庵

[頑張っておられますか]
お元気ですか、九子さん。兵庫県に住む智草庵です。そんなに、仕事は忙しくないのですが、会社で嫌というほど、パソコンを使い、家ではさすがに、座ることが少なくなってきています。娘さんが、兵庫県の大学に在学中なのですね。もし、来られることが有ったら、お会いできるかもしれません。その時には、連絡をください。同じ兵庫県でも、ぼくは、随分と北部になるので、娘さんの在学中の市とは、高速で2時間は、掛かります。長野は、海に接していませんが、兵庫県は、日本海と瀬戸内海の両方に接していますので、娘さんも、違った感動が有るかもしれません。お会い出来る日を楽しみにしています。それでは・・・。
by 智草庵 (2009-09-16 03:50) 

九子

[智草庵さんへ。]
大変申し訳無いのですが、「智草庵」さんというお名前に心当たりがないのです。兵庫県北部にお住まいとすれば、東井先生の教え子でいらっしゃるTさんでしょうか?

そうなんです。娘が甲子園球場の近くに住んでいますが(^^;;、関西は何しろ家族誰もが地理感がないので最初は戸惑ったのですが、娘はお陰様で、言葉はまるっきり関西弁になり、関西に溶け込んで生活しています。( ^-^)
私も行くたびにいい街だなあと嬉しくなります。

もしよければ
kasahara@mx1.avis.ne.jp
宛、メールを頂けませんか?
お名前がわからないままだと大変失礼してしまいますので・・。
よろしくお願い申し上げます。m(_ _)m
by 九子 (2009-09-16 20:19) 

あずーる

[するどいつっこみなどしませんよ^ー^]
九子さん、民主党を応援しておられるなんて驚きです♪
忠実な自民党支持者かとおもっていました。

麻生さんに期待していておられたとは・・・
選挙前の世論調査で、まだ麻生さんの支持者も多いようでなんか理解不能です。

鳩ちゃんは、正直そうなのと、なんか誠実なのが好感がもてます。それに、言っていることがわかりやすいし、有言実行タイプかと思います。幸夫人も明るくって自分をだされていて、それでもって控えめ。お二人は、今までにない総理のカップルタイプで、このずっと暗い閉塞感のある社会に少し希望をあたえてくれているような気がします。お二人でお芝居に参加したりいいですよね。でも、あんまり過度な期待はしないようにしていますけど。
by あずーる (2009-09-21 02:14) 

九子

[あずーるさん!( ^-^)]
>忠実な自民党支持者かとおもっていました。

あら?そう見えましたか?
とりあえずいい加減なので、風の向くままひらりひらりと・・。(^^;;

麻生さんの時はあの明るさに期待してしまいましたねえ。いつだって政策なんて難しいことは考えてないのです。(^^;;

>お二人は、今までにない総理のカップルタイプで、このずっと暗い閉塞感のある社会に少し希望をあたえてくれているような気がします。

あそこまで仲が良い事を見せ付けるカップルって、少なくともあの年代にはほかに居ないような気がします。見ていて気持ちがいいですよね。( ^-^)

いづれにしても鳩山さん、あずーるさんがおっしゃるとおり過度に期待しすぎなければ、そこそこ良いところをみせてくれるんじゃ無いかしらね。

みんなで少しずつ期待しましょうね。( ^-^)
by 九子 (2009-09-21 15:03) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。